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May 13, 2004

2004年 カンヌ映画祭 5/12

まだまだレッド・カーペットは未完成だが、カンヌ映画祭開幕の時間は刻々と近づいてくる

 朝8時前に私は、今夜カンヌ映画祭のオープニングの会場になるパレ・デ・フェスティバルまで散歩に出かけた。なんと会場前にはすでに場所取りの人たちの姿があった。けれどまだレッドカーペットは出来上がっていない。さまざまな映画のポスターが目を引くが、特にその中でもユマ・サーマンの姿が強くて美しい今回の審査委員長クエンティン・タランティーノの最新作『KILL BILL Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー』だ。16日日曜日の22時半から上映されるが、フランス公開の宣伝文句は「キル・ビル、キ・エ・ビル」というもの。この駄洒落、キ・エ・ビル“QUI EST BILL”とはWHO IS BILL?のフランス語。ビルは誰?ということなので、いかにも・・・という感じだったので私も笑ってしまった。

 昨日の話になるが私は新幹線で無事、時間通りにカンヌ駅に到着。プレス・バッジをもらい、スケジュール表をもらった。見て驚いた。5月20日は今年は、フランスの休日だけど、日本DAYのような気がした。『2046』の記者会見が11時からあり、その後、『イノセンス』の記者会見が12時半から。公式上映も『2046』が19時で『イノセンス』が22時。会場に行くと世界各地からの知った顔に会える。昨年、一緒に国際批評家連盟の審査にあたったブラジルのカルロスは、コンペ作品の『モーターサイクル・ダイアリーズ』(公式上映19日)をすでに見てきたが、「名作だよ!」と太鼓判を押す。フランスのテレビ局映画事業部に勤めるパリジェンヌも忙しそうにしていた。今年は海辺に日本パビリオンも出来て、『誰も知らない』のパーティーはそこで13日夜に開かれる。

今夜のオープニングで審査員の一人フランスの女優エマニュエル・ベアールは、相当ゴージャスな装いになるらしい、という話を耳にした。すると同じく審査員のキャサリン・ターナーはどんなスタイルで登場するのだろう。

ところで今夜から金曜の朝まで国鉄はフランスにつきもののストライキだ。そういえば日本の空港で預けた荷物がまだ届かない、という人もいた。はたして今年のカンヌもどうなることやら・・・。

text by 小張アキコ(映画評論家)

2004 05 13 | 固定リンク

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