PauseBLOG 記者会見・コラム

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Jul 29, 2004

『ボビー・フィッシャーを探して』が日本で〈完結〉した!

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★ 『シンドラーのリスト』(1993、スティーブン・スピルバーグ)の脚本家スティーブン・ザイリアンの初監督作品『ボビー・フィッシャーを探して』(1993)が話題になっている。

★タイトルロールで、アメリカ人初のチェス世界王座に就いたボビー・フィッシャーは〈失踪〉の名人。1972年に最初の王座を獲得してすぐに姿を消し、20年後に突然現れるや、2度目の世界王座に輝くが再び姿を消した。

★失踪癖のチャンプを多くのファンや、映画のジョシュ少年らが懸命に「探した」が見つけることはできなかった。

★ところが、その彼が7月15日、日本で発見されたのだ。成田空港からフィリピンへ出国する際、パスポートを所持していなかったとかで、“入国管理局に逮捕された"と新聞は報じた。

★何でも数年前から日本にいたそうだ。何ということだ。ジョシュ少年も、ザイリアン監督も、さぞや驚いたことだろう。秀作『ボビー・フィッシャーを探して』はこの日本であっけなく〈完結〉してしまった。

text by 田沼 雄一/Yuichi Tanuma(映画評論家)

2004 07 29 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Jul 22, 2004

“わがまま”マーロン・ブランドの伝説

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★『ゴッドファーザー』(1972、フランシス・フォード・コッポラ)が東京地区でリバイバル上映中に、ドン・コルレオーネ役のマーロン・ブランドが亡くなった。80歳だった。

★遅刻常習者、失踪癖に放浪癖……スタジオ関係者の多くが迷惑を被った。『ゴッドファーザー』の映画化に奔走した製作者ロバート・エヴァンスもその1人。

★『ゴッドファーザー』のニューヨーク・ロケ中、ブランドは週末のたびに西海岸サンタ・モニカの自宅へ帰る。次の出番まで10日ほど間があると、南太平洋タヒチの北の小さな島テティロアに引き篭もる。

★「ニューヨークと西海岸、ニューヨークとタヒチのファーストクラスの往復運賃、全部パラマウント映画に請求がきた。一回だけならまだしも、それが十数回だろ、彼のわがまま代で、新人監督のデビュー作がたぶん10本は撮れたと思うよ」と、エヴァンスは当時を振り返って大いにこぼす。今となってはいい思い出だろう。

text by 田沼 雄一/Yuichi Tanuma(映画評論

2004 07 22 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Jul 15, 2004

サム・ライミ監督が『スパイダーマン2』で果たしてくれた約束

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★『スパイダーマン』(2002、サム・ライミ)を観て疑問に思ったことがあった。主人公ピーター(トビー・マグワイア)が蜘蛛に刺されても病院へ行かなかったことだ。

★ライミ監督が来日した際、「あのように刺された場合、普通、病院で診てもらうんじゃないですか?」と訊いてみた。ライミ監督と隣にいた製作者スタン・リーは腹を抱えて笑い出した。

★「……でも考えてみれば、もっともな疑問。一理ある。次の作品で、自分なりに答えを見つけてみたいと思う。それにしても、よく気がつきましたね、最高の質問ですよ」とライミ監督は笑いを堪えながら、答えてくれた。

★『スパイダーマン2』(2004)を観て、思わずニンマリ。今度のピーター君、ちゃんと病院へ行くのだ! ライミ監督、2年前の約束を忘れず、きちんと「答え」を出してくれた。信用できる監督さんだ。応援し続けよう。

text by 田沼 雄一/Yuichi Tanuma(映画評論家)

2004 07 15 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Jul 08, 2004

『ハートブルー』の現場は〈ブルー〉だった……

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★キアヌ・リーブスの出世作『ハートブルー』(1991、キャサリン・ビグロー)が新たにDVDでリリースされている。

★思い出すのは撮影現場。物語以上に、大混乱の現場だった! L.A.市街に近いベニスビーチの外れ。波はさほど高くない。

★「……迫力ある映像を求めたい監督さんの気持ちは判りますよ、でも、こんな凪で、大波のような演技をしろって……ここはマウイ島じゃねぇんだよっ!」と怒鳴っていたのはパトリック・スウェイジ。

★当時無名のトム・サイズモアはロングボードで沖に出たまま戻ってきやしない。「何やってんだ、あのバ~カ」とスルどいツッ込みを放ったのは、スパンキーな魅力でウットリのロリー・ペティちゃん。

★キアヌやスウェイジよりも、ロリー・ペティの〈はすっぱ〉ぶりがジンジンにイイですなぁ。

text by 田沼 雄一/Yuichi Tanuma(映画評論家)

2004 07 08 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Jul 01, 2004

アンヌ・パリローの『ニキータ』主演秘話!

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★リュック・ベッソン監督の快作『ニキータ』(1990)が、〈DTS版〉のリニューアルDVDで再リリースされた。「えっこんなスゴい音になったのか!」と驚いた。

★主演のアンヌ・パリローのスパンキーな魅力にもクラクラする。「あの映画に出演したわけ? 実は……」と彼女に取材した時の思い出が甦った。

★「友達と一緒にアボリアッツ映画祭に遊びに行った時、リュックにナンパされたの。それであの映画に主演したわけ」と、ベッソンとの出会いをおどけながら話してくれた。

★ベッソンの〈ナンパ癖〉は有名。恋した女優のために主演作を創る。ベッソンにとっての映画は「愛のため」にある。『ニキータ』は、「2人が愛しあった時代のいい想い出」とパリローも振り返る。イイ話だなぁ。

text by 田沼 雄一/Yuichi Tanuma(映画評論家)

2004 07 01 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック