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Aug 27, 2004
ヴィスコンティ映画祭 前置き
ヴィスコンティ監督
好きな作家を問われれば、迷うことなく、現役という点からまずは“スティーブン・スピルバーグ”。もちろん、他にも素晴らしい作家、好きな作家はいるけど、1人挙げるならやっぱりスピルバーグ。そして子供時代、既に亡くなってはいたけど、最初に「好き」と言える存在になったのが“ルキーノ・ヴィスコンティ(1906~1976)。当時は「ルキノ・ヴィスコンティ」と表記)”でした。
1981年の確か2月、小雪舞う午後。岩波ホールで初公開されていた『ルードウィヒ/神々の黄昏』(『ルートヴィヒ』の初公開版。185分)を観て、子供心にだけど言葉にできない感動を覚え、震えました。スピルバーグにはまだ、単純に楽しむ以上の観方を発見ができなかった子供の頃。思えば、『ルードウィヒ/神々の黄昏』を観たのは背伸びのし過ぎだったかもしれません。でも、初めてのヴィスコンティは間違いなく、薄々感じ始めていた“映画の凄さ”を確信させてくれたはず。その時、「この感動をたくさんの人に伝えたい」と思ったのが、今の仕事を目指したきっかけになったのだから。そしてその後、大学で映画の勉強をして、「ヴィスコンティ論」を卒論に書いて卒業し、何とか今に至っているというわけです。
今回の《ヴィスコンティ映画祭》のことを聞いた時は、嬉しくて仕方ありませんでした。何しろそれは“未公開作品も含めた全作品の修復版上映”という凄すぎる内容。プログラムを確認した日には狂喜乱舞。編集部で1人、興奮してました。『疲れ切った魔女』を除く全作品が、ローマの国立映画学校/映画保存機関“チネテーカ・ナツィオナーレ”が15年間掛けて復元したプリントで上映される! 日本では、興行にも批評にもリアルタイムには理解されなかったヴィスコンティの全貌を一度に確認できる機会が、ようやく来たのです! 嬉しい!!
2004 08 27 | 固定リンク
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