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Oct 26, 2004
『オールド・ボーイ』監督来日記者会見
オ・デス人形とパク・チャヌク。コ、怖い……。
9月15日/セルリアンタワー東急ホテル
「韓国語を学ぶならチョ・ナンカンさんの本がいいですよ」(by パク・チャヌク)
今年のカンヌ国際映画祭で見事グランプリを受賞し、審査委員長のクエンティン・タランティーノも「グレイト!」と絶賛した『オールド・ボーイ』(11月6日~シネマスクエアとうきゅうほか全国〈地方は順次〉)。その監督パク・チャヌクが急遽来日し、記者会見を開いた。
10回以上来日しているパクだが、「暑い時期に来たのは初めてでちょっと苦労しているんだ」だそう。「でも、さっき映画のポスターを扱っているお店で大好きな黒澤明監督の『天国と地獄』のポスターを購入したのでご機嫌です(笑)」と笑顔で挨拶した。
「漫画アクション」誌(双葉社)で連載されていた土屋ガロン・原作、嶺岸信明・画の「オールド・ボーイ」映画化のきっかけについて、「この映画を創ろうとした1年前にポ・ジュノ監督(『吠える犬は咬まない』『殺人の追憶』)から薦められたんだ。でもなかなか本を入手出来ず、ずっと読めない状態で、その1年後、プロデューサーから“映画化をしないか”って提案があったんだ。本当に運命的な出会いだと思ったよ」と語るパク。
原作の感想を聞くと、「2人の主人公が精神的に社会のアウトサイダーになっていくくだりや、2人が壮絶な戦いを続けていくうちに相手に愛情を持つようになるというところに注目したね」。
そんなパクは昨晩、原作者の土屋ガロンと会食したそう。その時のことについては、「1つの道を孤独に歩いてきた人という印象で、シンプルな言葉の中に深い考えや洞察力を持っていると思う。ある人に“どうしてそういう作品ができるのか?”と聞かれた彼が、“自分自身、書いていながら次がどうなるのか判らない。だから読者はますます判らないのでは?”と答えていたのを聞いて、私も全体のストーリーを決めてからシナリオを書くのではなく1シーンづつ書いていくので、とても似ていると感じた。だから今度プロデューサーに“物語を決めてから書いてくれ”と言われたら彼のように答えて言い返そうと思う(笑)」。「数年来知っている先輩に会っているようだった」とすっかり意気投合した様子だった。
「“もし15年監禁されるなら?”。そうだね……オ・デス(チェ・ミンシク)が解放された後に思い当たる犯人の名前を上げるシーンがあるけど、実は出てくる名前は今まで僕の助監督をしてくれた人なんだ。もしかしたら傷つけてしまったかもしれないと思って彼らの名前を使ったんだけど、復讐されるならその方面だと思うよ(笑)」。ささいなことで事件が起こる現代にピッタリ(!?)なテーマかも……。
