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Jan 28, 2005
『オーシャンズ12』スタッフ&キャスト来日記者会見
1月13日/グランドハイアット東京
「(彼らがイタズラして)今朝起きたら靴にチーズが入ってたよ(笑)」(by ジェリー・ワイントローブ)
豪華なキャストと痛快な物語で話題を呼んだ『オーシャンズ11』から3年、映画史上最強のドリーム・キャストが再び帰って来た! より豪華になったキャストが今度はアメリカを飛び出し、世界を舞台にとんでもない強盗計画を仕掛けた!! 果たして彼らの計画は成功するのか……!? 話題の『オーシャンズ12』(公開中~丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系)PRのため来日したプロデューサーのジェリー・ワイントローブと、ハリウッドきっての伊達男ジョージ・クルーニ&色男ブラッド・ピット、『ボーン・スプレマシー』のPRも兼ねて1日前に来日していたマット・デイモンが記者会見を開いた。
離婚問題が報道されたブラッド・ピットが公の場に立つということで、マスコミが殺到し、会見は異例の厳戒態勢下で行われた。そんな様子を察知したクルーニは、「皆が聞きたがっていることは判ってるよ。でも温かい質問をお願いね。もちろん僕の首のことだけど(笑)」と自分の椎間板ヘルニアを話題に出し、報道陣を牽制した。
会見は終始、“オーシャンズ”ペース。「ジュリア・ロバーツの妊娠は全く僕たちに関係ないからね」(クルーニ)「そう、僕たちと関係を持つ前に妊娠してたんだから!」(ピット)や、「“今回、役作りをしたか”って? 僕は『ボーン・スプレマシー』の撮影が終わってすぐにこの撮影現場に駆けつけたんだ。役作りするどころじゃなかったよ!」(デイモン)。更に、「“撮影中のエピソードはあるか”って? おいおい、僕たちは仕事熱心な俳優だよ。撮影が終わったら翌日の撮影の準備をしてたんだから!(笑)」(クルーニ)「僕たちは“仲が良さそう”って!? 違うよ。あまりに嫌いだからジョーク言ってなきゃやってらんない!!」(ピット)等、ジョークの連発。まとめ役のワイントローブも「この3人とつき合うことが大変だった(笑)」と語り、会場を爆笑させた。
「『パート3』は日本で撮影したいね」と日本のファンにリップサービスしたピット。『12』は監督のスティーヴン・ソダーバーグが“『11』のプロモーションで訪れたローマで思いついた”というから、もしかしたらそれも実現するかもしれない!!
2005 01 28 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
『堕天使のパスポート』オリジナル本革パスケース プレゼント!
オドレイ・トトゥ主演の《『堕天使のパスポート』》。
DVD&VHSで絶賛発売中!!

夢の実現に命を懸ける女とそれを優しく見守る男の関係を描いたサスペンスフルなヒューマンドラマ『堕天使のパスポート』のDVD(¥3,990。VHSは¥16,800)が、1月28日発売決定。『アメリ』でキュートな女性を演じたO・トトゥが苦悩に満ちた孤独な女性を熱演。新たな魅力を開花させた話題作だ。発売記念の“オリジナル本革パスケース”を5名様に!提供:アミューズソフトエンタテインメント
<応募方法>
ご希望の商品名とお名前、会員IDとご住所、最近観た映画もしくは当サイトの感想などをお書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
応募締め切り
2005年2月14日到着分まで
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。
2005 01 28 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jan 26, 2005
恥ずかしながら……“年末調整"(その2)
前回からの続き。2004年分はこれで全部です……。
10月27日
マスコミ試写で観逃した『砂と霧の家』(2003、ヴァディム・パールマン/ギャガ=ヒューマックス/11月6日~公開終了)をガスホールの一般試写で。結婚生活に失敗し、政府の些細なミスで想い出の家を差し押さえられ追い出された孤独な女(ジェニファー・コネリー)。政変で国を追われ逃げて来たアメリカで、もう一度、家族と幸せをつかもうと女の家を買った男(ベン・キングスレー)。家への確執が大きな悲劇を招く物語。家とは何なのか? 何のためにあるのか? それを見落としたが故の確執、そして悲劇。重たい物語だが悪戯にではなく、現代人の胸に迫る秀作だった。これを“たかが家のことで……”と言った人がいたそうだが、あまりといえばあまりの言い草だ。家は家族であり、更にここでは国家の存在が重なっている。国を追われ漂う男の哀しみ、それを理解しようとせず自分の幸せだけに拘った女の悲劇。その関係に浮かび上がるのは、紛争を繰り返す現代国際社会の哀しみだ。そこまで汲み取れなければ、この作品を語る意味がないと思う。
11月2日
丸の内ルーブルで『ポーラー・エクスプレス』(2004、ロバート・ゼメキス/WB/11月27日~一部劇場で続映中)完成披露試写会。最新技術“パフォーマンス・キャプチャー”を駆使した映像はそれなりにスリリング。まずは飽きさせない。良く出来ているのだと思う。ただ何かが引っ掛かった。“原作のテイストを再現するため”のパフォーマンス・キャプチャーだというが、全篇その必要があったのかどうか……。実写とCGの関係は、ますます複雑で微妙になっている気がする。その向かう先、功罪はもう少し経たないと判断出来ないかもしれない。ただ、最近では『サンダーバード』(2004、ジョナサン・フレイクス)で感じたような、何とも言えない違和感はなかったのだ……。
11月4日
丸の内ピカデリー2で『Mr.インクレディブル』(2004、ブラッド・バード/BV/12月4日~丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系で公開中)。あの素晴らしい『アイアン・ジャイアント』(1999)のバードの、満を持しての新作。“ヒーロー不在の時代”にヒーローの存在を問い直してみる。その笑いがいっぱいの手法が面白かった。ただ、笑いのためのサービス精神が過ぎたか、ちょっと長いような気も……。『アイアン・ジャイアント』、86分。もちろん“テーマに即した長さ”というはあるけど、この115分はもう少しコンパクトにできたような気もする……。とはいえ、十分に楽しめました。バード、さすがです。
11月10日
FOX試写室で『エイリアンVS.プレデター』(2004、ポール・W.S.アンダーソン/FOX/12月18日~日劇3ほか全国東宝洋画系で公開中)。う~ん、何と言ったらいいのか。ほとんどコメディだったのだ。エイリアンは判る。でも、あのプレデターたちは一体!? 試写室で思わず吹き出してしまったのだが、皆さん、あんまり反応がない。そういえば、先輩評論家が試写室で爆笑したら、終映後に隣の人に睨まれたらしい。でも、これはもう笑うしかないと思うのだけど。おかしいなぁ……。スタッフたちは確信犯でやったのか、それともマジだったのか。取り敢えず“確信犯”だったと信じたいけど……(苦笑)。
その後、お隣のギャガ試写室(黒)に移動して『ニュースの天才』(2003、ビリー・レイ/ギャガ/11月27日~一部劇場で続映中)。トム・クルーズが製作総指揮を執ったことでも話題になった実録新聞記者物語。94分という尺からも想像できるように、至ってシンプル、コンパクト。キチッとした造りの小品だ。報道における真実と嘘の関係を考えるためのきっかけを判り易く提示してくれるのが良い。
11月11日
メディアボックス試写室で『ベルリン・フィルと子どもたち』(2004、トマス・グルベ、エンリケ・サンチェス・ランチ/セテラ/12月4日~ユーロスペースほか全国〈地方は順次〉)。ヘルベルト・フォン・カラヤンと、彼に率いられたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を追いかけていた時代があった。日本での最後の公演を、大枚はたいて全て聴いたことも懐かしい思い出だ。カラヤンの死後、クラシックを熱心に聴くことからしばらく離れてしまったが、ここ数年はまたよく聴いている。そんなことから、この作品も、“サイモン・ラトル(現・芸術監督兼主席指揮者)とベルリン・フィルの「春の祭典」が聴ける(両者の組み合わせでのレコーディングはこの時点ではなかった)」という少々邪道な動機で観た。そういえば、『ディープ・ブルー』(2003、アラステア・フォーザギル、アンディ・パイヤット)も「ベルリン・フィルが初めて映画音楽を録音した」なんて浮かれて、いそいそと試写室へ出掛けて行ったっけ。で、『ベルリン・フィルと子供たち』。これは良い作品だ。素直に感動した。ラトルが発足した“教育プロジェクト”の一環である“ダンス・プロジェクト”。世界レベルの芸術家たちが、クラシックに馴染みがなければダンス経験もないに等しい子供たちと、一夜限りのイベントのためにストラヴィンスキーの「春の祭典」を創り上げていく。大地から湧き上がるようなストラヴィンスキーのリズム。そこから溢れ出す、創造の歓び、子供たちが自分を発見していく歓びが、本当に気持ちいい。そしてそこには、“子供たちをどう育てていったらいいか”“どう学ばせるべきか”という、今の日本でも深刻化している問題に対する答えがある。やはり芸術は必要だ。それをこの作品は強く感じさせてくれる。芸術科目を削った結果、子供たちが壊れつつあるどこかの国のお偉いさんたちはこの作品を観るべきだ。ここ最近の、ドキュメンタリーの商業的ブームに乗るようなスキャンダラスさはない。だがこれは間違いなく優れたドキュメンタリー、優れた作品だった。
11月15日
映画美学校第一試写室で『スーパーサイズ・ミー』(2004、モーガン・スパーロック/クロックワークス=ファントム・フィルム/12月25日~シネマライズほか全国〈地方は順次〉)。“ファーストフードを1日3食1ケ月間食べ続けると、人間どうなる? 監督自ら挑んだ人体実験(!)その驚愕の結果は…?”という、文字通り身体を張った恐るべきドキュメンタリー。ルールは、“某大手フーストフード店内に存在するものしかオーダーしてはならない(水も含む)”“スーパーサイズを勧められたら、断らない”“全てのメニューを必ず一度は食べる”“朝・昼・夜の3食全て残さず食べなくてはならない”の4つ。スパーロックは自分の身体を実験台にその変化を記録し、同時に実験中に思い当たった“学校給食等、子供の置かれた食文化への疑問”まで追求して行く。実験対象となったファーストフードは“マクドナルド”だが、スパーロックが作品中で語っているようにこれはマクドナルド単体を攻撃した作品ではない。狙いは“アメリカのファーストフード産業の43%をシェアするマクドナルドの意識を変える”こと。“そうすれば2番手以下もついてくる”と。スパーロックはこの作品で“現代の食生活”自体に警鐘を鳴らしているのだ。狙いが成功したとは残念ながら言えない。だが、十分に議論は巻き起こした。実験結果への興味だけで引っ張って行く、一発芸的なきわどさがないわけではないが、それはスパーロックが真摯に食問題に取り組んだ結果。いやらしさやあざとさは感じられない。笑いながら観ていても最後には凍りつく、スパーロック渾身の一作。これを観て、食生活をもう一度きっちり考え直さなければ。そう、食生活は子供の人格形成にも大きく影響するのだ。『ベルリン・フィルと子供たち』(2004、トマス・グルベ、エンリケ・サンチェス・ランチ)と併せて観てみよう。やはり子供は、大人がちゃんと導いてあげなければいけない。
11月20日
『地獄の黙示録』(1979、フランシス・フォード・コッポラ)のオリジナル版をDVD(ジェネオン=ヘラルド)で久しぶりに観る。昨年、ようやく導入したホームシアター・システムのおかげで快適な2時間30分だった。
11月23日
新宿武蔵野館3で『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』(2003、ジャック・コルタル/コムストック/11月6日~公開終了)。パリ・オペラ座のエトワール、マリー=クロード・ピトラガラが、不治の病で死にゆくエトワールの愛と苦悩を演じた作品。ということで、“妻が好きかも”と思って観たのだけど、申し訳ないけど酷い。妻も困ってた。演出が独りよがりなのか、ヒロインの苦悩が伝わってこない。愛の苦悩を振りかざして独り鬱に落ちてゆく、失敗したフランス映画の典型。ピエトラガラの踊りが楽しめればまだ良かったのだけど、それもない。本当にマイった……。
11月24日
WB試写室で『僕の彼女を紹介します』(2004、クァク・ジョエン/WB/12月11日~丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系で公開中)。ジョエン+チョン・ジヒョン、『猟奇的な彼女』の監督&主演女優による、いい意味での“究極のアイドル映画”。やり過ぎだと思っても、判っていても、ついつい泣かされる。ベタではあるけど、これはこれでいいんだろうと思う。それにしても、最近の韓国ブーム、何だか歪んできているような気がするのたげど、今後の方向性は大丈夫だろうか。ちょっと心配になる……。
11月25日
UIP試写室で『ターミナル』(2004、スティーブン・スピルバーグ/UIP/12月18日~日劇1ほか全国東宝洋画系で公開中)。アメリカの初日に観て以来、2回目。日本語字幕つきで観たら、ラストはより泣けた。スピルバーグの巧さには本当に舌を巻く。今、これだけ巧みに、豊かに物語を語れる作家はいないかもしれない。
夜、新宿ミラノ座で『シャーク・テイル』(2004、ヴィッキー・ジェンソン、ピボ・パージェロン、ロブ・レターマン/アスミック・エース/3月~丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系で公開)。ウィル・スミス、ロバート・デ・ニーロ、レニー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリー、ジャック・ブラック、マーティン・スコセッシという豪華で達者な声優陣、そしてリズム感あるアニメーションで描く、大きな野望を抱く小さな魚、オスカー(スミス)とベジタリアンの心優しいサメ、レニー(ブラック)が出会って海の底の大都会で巻き起こる大騒動。海の底を仕切るサメの大ボス、ドン・リノ(デ・ニーロ)と、彼に使われてる洗鯨場のオーナー、サイクス(スコセッシ)の掛け合いも笑えるし、観ている間は確かに楽しい。だけど終わった後、何とも言えない複雑な気分になった。原因はレニーだと思う。“ベジタリアンで心優しいサメ”という設定はいいと思う。ただ、公開前だから詳細には触れないけど、彼の描かれ方と周囲の反応に、社会に出た途端に凹む日本の若者たちを育てた変な過保護がダブってしまい……。それが気になって何だか笑いがしぼんじゃった。考え過ぎかなぁ……。
11月28日
『チャーリーズ・エンジェル』(2000、McG)をDVD(SPE)で久しぶりに。やっぱり楽しかった。映像特典は“GETTING G'd UP”(2000、Jonah Kaplan)、他。
11月29日
アスミック・エース試写室(新しくなってから初めて)で『ネオ・ファンタジア』(1976、ブルーノ・ボツェット/プチグラパブリッシング/1月2日~東京都写真美術館ほか全国〈地方は順次〉)。あのディズニーの『ファンタジア』(1940、ベン・シャープスティーン、サミュエル・アームストロング、ジェームズ・アルガー、ビル・ロバーツ、ポール・サターフィールド、ミルトン・ルスク、ジム・ハンドレー、フォード・ビーブ、T・ヒー、ノーマン・ファガーソン、ウィルフレッド・ジャクソン)を“超えるべく創られた”とされる作品。初見。使用されるクラシックが全て“ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団”ということで観ました。最近、このパターン多いなぁ。アメリカ人にはないダークさが魅力的。圧巻は、ラヴェルのボレロに乗せて展開させた、とある惑星で投げ捨てられたコーラの瓶から生命の誕生と進化が始まる“生命讃歌”とでも言うべきエピソード。お見事!
11月30日
シネカノン試写室で、“全米公開5度延期”という曰く付きの『戦争のはじめかた』(2001、グレゴリー・ジョーダン/シネカノン/12月11日~シネカノン有楽町ほか全国〈地方は順次〉)。2001年9月のトロント国際映画祭での反響の大きさからミラマックスが北米配給権を獲得したものの、翌日、“9.11”の衝撃がアメリカを直撃。ナショナリズムが高まる中、この作品への称讃は「不適切な作り事」「非国民的」という非難に変わり、以降、5度の公開延期を余儀なくされたという。だが、ブッシュ(父)の時代に西ドイツ駐屯陸軍基地で起こった事件に取材したこの作品が描くアメリカの迷走は、決して単なる「作り事」とは思えない。この久しぶりの“軍隊(ブラック)コメディ”は、同じ過ちを繰り返すアメリカの真実を、黒い黒い笑いの中で鋭く指摘している。ホアキン・フェニックス、エド・ハリス、スコット・グレンの演技の掛け合わせも見事。
12月8日
松竹試写室で『またの日の知華』(2004、原一男/ユーロスペース/1月15日~シネマスクエアとうきゅうほか全国〈地方は順次〉)。あのマイケル・ムーアも『ゆきゆきて、神軍』(1987)の前にはひれ伏したという世界的なドキュメンタリーの鬼才、原一男。そんな彼が初の劇映画で描いたのは、混沌の70年代、体操選手の夢を諦め体育教師になった知華の流転の人生だ。「男たちから見た知華は、それぞれ違って見えるはず」――原のその狙いと、年齢の異なる知華を演じた演技派女優4人(吉本多香美→渡辺真起子→金久美子〈遺作〉→桃井かおり)の見事なシンクロで実現した世界でも類を見ない4人1役=知華を通して描かれる、4人の男たちとの愛、時代。そこに漂うやり切れない喪失感、哀しみに強く胸を揺さぶられた。この作品、今を生きる全ての女性に観て欲しいと思う。
12月12日
『ザッツ・ロマンポルノ 女神たちの微笑み』(1988、児玉高志)をDVD(日活)で。試写で観て以来だ。
12月17日
『団鬼六監修 SM大全集』(1984、加藤文彦)をDVD(日活)で。初見。ま、こんなものでしょう。
12月18日
池袋HUMAXシネマズ4のシネマ1で『ハウルの動く城』(2004、宮崎駿/東宝/11月20日~日比谷スカラ座1ほか全国東宝洋画系)。一部で悪意に満ち満ちた否定評もあるみたいだけど、『天空の城ラピュタ』(1986)テイストのこの作品、これはどちらかと言えば好きな人が多いのでは? 無論、物語の強度、作画の緻密さといった完成度では『もののけ姫』(1997)や『千と千尋の神隠し』(2001)には及ばないけど、悪評高かったハウル=木村拓哉の声も決して酷くはなく、十分楽しめました。お気に入りのキャラは“かかしのカブ(大泉洋)”。それにしてもだ、もう宮崎に“鞭打つ”ような状態(今回みたいな公開延期はみっともないし、穴埋めの任を負わされる作品とその配給会社が可哀想だ)で作品を創らせるのは止めた方がいい。何しろ、一度は引退宣言をしたぐらいなのだ。今回、作画の雑さを指摘する声も多いけど、それが宮崎の体力的問題、締切に迫られて創造するキツさが原因になっていることを誰かがちゃんと考えなければ。本当はプロデューサーの鈴木敏夫の仕事だろうけど、彼に任せていてはダメなような気がする。次の作品はゆっくり、満足するまで時間を掛けて創って欲しい。心あるファンはきっと、もうそんなに次回作を焦ってないと思うから……。
12月21日
松竹試写室で『アレキサンダー』(2004、オリヴァー・ストーン/松竹=ヘラルド/2月5日~丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系で公開)。史上初めて世界を統一したマケドニア王アレキサンダー。その栄光と孤独、波乱に満ちた謎多き32年の生涯を、200億円の製作費をつぎ込んで描いた超大作。とはいえ、監督はストーンである。フツーにアレキサンダーの物語を創るワケがない。世界統一に向けて暴走するアレキサンダー、周囲の意見に耳を貸さなければ父王(歴史)の戦いにも学ぼうとしないアレキサンダー、敵の見えない密林での戦いで事実上の敗北を喫するアレキサンダー……そう、この作品でストーンが描いたのは、ヴェトナム以降、その亡霊に囚われたまま無茶な戦争を繰り返し続ける愚かなアメリカの姿なのだ。戦闘シーンのシンドさは言うに及ばず、さすがはアメフトを描いた『エニイ・ギブン・サンデー』(1999)ですら戦争映画にしちゃうストーンである。“だから俺が言ってんじゃねぇーか! ブッシュよぉ、アメリカよぉ、ふざけんじゃねぇ! いつまでもよそ様の国でエラそうにしてんじゃねぇー!!”という、ヴェトナム戦争経験者ストーンの怒りの雄叫びがスクリーンに渦巻くこの作品。アメリカで興行的にも批評的にも失敗したのも当然かもしれない。何しろ、レーガンを大統領を選んだ右傾化の流れの中、開拓精神という名の裏側に押し込んで隠してきたアメリカの恥部を暴き出した傑作『天国の門』(1981、マイケル・チミノ)に“世紀の失敗作(駄作)”という烙印を押して葬ろうとした国(アメリカ以外はこの作品を正しく評価したので残念ながら葬れなかった。つい最近、アメリカで70mm版での再上映があり、再評価に向かい始めているようだが。ニュープリントの70mm版、観たい!!)である。ブッシュ再選を許すような流れがこのストーンの怒りに耳を貸すはずがない。“ストーン怒りの雄叫び”、僕は支持する。
12月23日
池袋HUMAXシネマズ4のシネマ2で『ゴジラ FINAL WARS』(2004、北村龍平/東宝/12月4日~公開終了)。マスコミもファンも、賛否両論、とにかく大荒れの(取り敢えず)シリーズ最終作。確かに(バカ力で押しまくる)演出は粗削りだし、ミニラを登場させることで一部のお固いゴジラファンに最初からケンカを売ってるし、まぁとにかく、いろいろ問題のある作品であることは間違いない。ただ、平成に入ってからのシリーズはどの作品も、“ゴジラの呪縛”から解き放たれて“次のゴジラ”に進むための監督たちの戦いだったはず。そう考えれば、ここで北村が選んだ戦い方をバッサリと切り捨ててしまうことには疑問が残る。ミニラを出し、伊福部昭のテーマを高鳴らせない。この戦い方は、“ゴジラの呪縛”から解き放たれるための戦い方としては一番潔いのではないか? 方向性としては“買い”だ。誤解のないように言っておくが、これが100%成功したとは言わない。ただ、バッサリ切り捨ててしまうのは如何なものかと思うのだ。それに“総当たり戦”的なゴジラvs.その他大勢の怪獣のバトルが、北村の力任せの演出に掛かると、結構楽しかったりもしたしね
12月29日
DVDで『デイズ・オブ・サンダー』(1990、トニー・スコット/PHE)と『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003、McG/SPE)。
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Jan 21, 2005
『ボーン・スプレマシー』キャスト来日記者会見
1月12日/ホテルオークラ
「撮影での思い出の場所はモスクワの“赤の広場”。そこから父親に電話を掛けたんだ」(by マット・デイモン)
2002年に全世界で大ヒットを記録した『ボーン・アイデンティティ』の続篇『ボーン・スプレマシー』(2月11日~日劇1ほか全国東宝洋画系で公開)がいよいよ日本に上陸する。過去を捨て、新たな人生を踏み出していたジェイソン・ボーンが、再び“過去”によって戦いに引き戻される。遂に明かされる彼の過去とは?――。主人公ジェイソン・ボーンを演じるのは、次々と話題作に出演し、俳優として着実にキャリアを積んでいるマット・デイモン。本作、そして日本では先に公開される『オーシャンズ12』(1月22日~丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系で公開)のPRを兼ね、“オーシャンズ”のブラッド・ピットとジョージ・クルーニより1日早く来日し、『ボーン・スプレマシー』について語った。
「あらゆる言語を話せ、強く、美しい女性とも恋をする、そんなボーンは同性の僕から見ても夢のような男性だと思う。ちなみに僕の理想の男性はブラッド・ピット。彼は才能があって、頭もいいし優しい。いわゆるナイス・ガイ!」と理想の男性像を明かした。今回も“夢のような男性”を演じるにあたって並々ならぬ役作りをしたそうで、「また前作のような身のこなしができるように、“カリ”という武術をやったんだ。今となっては見る影もないけど(笑)。大変だったのは川に落ちるシーン。水の中でも冷静でいられるように、プールで目隠したまま訓練したりしたんだ」。
日本では『ふたりにクギつけ』(公開中~シブヤ・シネマ・ソサエティほか全国〈地方は順次〉)と『オーシャンズ12』、そして『ボーン・スプレマシー』が立て続けに公開され、『世界で一番パパが好き!』(東芝エンターテインメント)が日本公開待機中と、その順調な仕事ぶりを連続してうかがうことができる。「自分の仕事を愛してるし、自由な時間があれば映画を創りたい。今後、仕事がストップする時があるかもしれないけど、今はコンスタントにやっていきたいね」と、仕事に対する熱い思いを語った。
とはいえ、俳優業があまりにも順調すぎるようで、「“脚本の方は進んでるか”って? それが、全然進展がないんだ。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』は自分に役が回ってこないからベン(・アフレック)と一緒に脚本を書いたんだけど、今は仕事に恵まれているしね。でも『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』で経験したクリエイティブな経験は役者として仕事する時にも役立ってるよ」だそう(※ベン・アフレックと主宰している制作会社LivePlanet)。
マーティン・スコセッシが香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクする“THE DEPARTED”への出演も決まった彼の、今後の活躍から目が離せない!
2005 01 21 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』監督&キャスト来日記者会見
1月11日/パークハイアット東京
「製作費削減のために、女王のシーンで造花を使ったら、“女王の前に造花なんて!”と彼女に注意されて本物の花を用意したんだ。そしたら製作費がオーバーしちゃった(笑)」(by ゲーリー・マーシャル)
『プリティ・ウーマン』で世界中の女性に幸せを贈ったゲーリー・マーシャル。そんな彼が、最新作『プリティ・プリンセス』の続篇『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』(2月26日~日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系で公開)のPRのため、ヒロインの王女ミアを優しく見守るクラリス女王役のオスカー女優ジュリー・アンドリュースと共に来日、記者会見を開いた。
常に観客をハッピーにさせる作品を創るマーシャル。その理由を尋ねると、「“違うジャンルを撮ってみたい”という気持ちもあるけど、創っていて楽しいし、シンデレラ・ストーリーも気に入ってる。何より、世の中悲しいことばかりだからね。楽しい物語を創ることが僕の使命だと思ってるよ」と語った。更に“女性を描くのも上手ですよね?”と質問されると、「42年連れ添った妻のお陰かな。2人の姉に2人の娘もいるし、女性に囲まれているからかも。それに僕は“さそり座のイタリア系アメリカ人”だしね(笑)」と会場を笑わせた。
「彼の演出は楽しかった」と言うアンドリュースは、「王宮でマットレスサーフィンをするシーンを聞いた時、最初は“気でも狂ったの?”と思ったわ。でも他の王室ではありえないことだし、とてもユニークよね。だから部分的だけどスタントなしで、全部自分で撮影したわ」と撮影中のエピソードを話してくれた。
また、いくつになっても輝きを失わない彼女の若さの秘訣は「心」だそう。「顔はヘアとメイクがいるからね。寝起きの顔は見せられないのよ(笑)。でも、映画に出演することには、若い心を持ち続けることが大切だと思うわ」。
アンドリュースが主演したミュージカル映画の名作『サウンド・オブ・ミュージック』を彷彿させるシーンもあるので、ぜひ家族で楽しんで欲しい作品だ。
2005 01 21 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jan 17, 2005
『カンフーハッスル』大ヒット御礼舞台挨拶
1月8日/丸の内ルーブル
「マーシャルアーツができる日本の女優さんを紹介してください!」(by チャウ・シンチー)
『ブラボー! 若大将』以来、38年ぶりに元旦公開となった『カンフーハッスル』(公開中~丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系)。先行上映を含む7日間で656,243,000円の興行収入を上げ、2005年の幕開けを飾るに相応しい好スタートとなった。その結果に応えるため、製作、監督、脚本、主演のチャウ・シンチーが再び来日し、大ヒット御礼の舞台挨拶に立った。
「短い間だけど、ファンに会えるのは嬉しい! できれば来週も来たい!」と挨拶したシンチーは続篇の製作が決定し、終始ご機嫌。「今、物語を構想中です。今年中にクランクインをして、2006年には公開させたい」と意気込みを語った。
「題材がたくさんあるし、様々なマーシャルアーツもあるから、日本を舞台にできたらいいなぁ」との嬉しい発言も飛び出し、観客を喜ばせた。シンチーの快進撃はまだまだ続きそうだ!!
2005 01 17 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
第62回ゴールデン・グローブ賞発表!!
オスカーの結果を占う指標になるとも言われている、ゴールデン・グローブ賞が現地時間1月16日に発表された。

ドラマ部門
★作品賞 『アビエイター』(2005年3月日本公開予定)
★主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ
『アビエイター』』(2005年3月日本公開予定)
★主演女優賞 ヒラリー・スワンク
(『Million Dollar Baby(原題)』2005年日本公開)
★助演男優賞 クライヴ・オーウェン
(『Closer(原題)』2005年日本公開)
★助演女優賞 ナタリー・ポートマン
(『Closer(原題)』2005年日本公開)

ミュージカル&コメディ部門
★作品賞 『Sideways』
★主演男優賞 ジェイミー・フォックス
(『Ray』1月29日日本公開)
★主演女優賞 アネット・ベニング
(『Being Julia(原題)』日本公開未定)
★監督賞 クリント・イーストウッド
(『Million Dollar Baby(原題)』2005年日本公開)
★脚本賞 『Sideways(原題)』(日本公開未定) アレクサンダー・ペイン&ジム・テイラー
★作曲賞 『アビエイター』(2005年3月日本公開予定) ハワード・ショア

★外国語映画賞 『海を飛ぶ夢』(4月GW日本公開予定)
★セシル・B・デミル賞
ロビン・ウィリアムズ
2005 01 17 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jan 14, 2005
会員の皆様にお知らせ
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今後はこのようなことのないように努力していく所存でございますので、何卒、ご容赦くださいますよう、切にお願い申し上げるとともに、ご迷惑をお掛けしましたお客様へ深くお詫び申し上げます。
パウゼ編集部
2005 01 14 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jan 06, 2005
2005年も・・・。
新年あけましておめでとうございます。
パウゼは5日から仕事初め。初日は頂いた年賀状の整理、企画ページの打ち合わせ、劇場券プレゼントの発送など、雑務をコツコツと済ませる。担当Kはこの部署に入って3年目。毎年増えていく年賀状(編集長は毎年ドサッと送られてくる)に、嬉しいやら、自分の仕事の責任を感じてしまうやらでちょっとフクザツ・・・。今年も踏ん張りたいです、ハイ。
さて、2日目の今日(6日)は朝日マリオン21編集部の野戸さんと根岸さんが来社。今度“ブログ”の特集を組むそうで、当サイトのココログを見て、取材に来てくれました。
取材することはあっても、取材されることはないので、かなりキンチョー!!聞かれたことに対して、支離滅裂なことを言っても、丁寧にまとめてくれる野戸さんと根岸さん。さすがです!すみませんねぇ、こんな私で・・・。答えるのって難しいなぁ。ブログを管理しながらも感じるけど、自分の思考を言語化するのって本当に難しい・・・。今年の課題かなぁ、「言語化」。ちなみに、掲載は12月19日の朝日新聞の夕刊だそうです。
2人から「今度コメント残しますね!」と言われ、それを期待してこの日記書いているので、野戸さん、根岸さん、ぜひ残してください!というか絶対ください!待ってます!(←押しつけがましい・・・)
取材後、去年からズルズル引きずっていた「僕の彼女を紹介します」試写会アンケートをまとめる。一生でこの時しかないくらい「猟奇的な彼女」という単語を打ちまくった。
◆質問1 「この試写会に応募した理由は?」→回答1 「『猟奇的な彼女』のコンビだから!」
◆質問2 「韓国映画は好き?特に好きな作品は?」→回答2 『猟奇的な彼女』などなど・・・
とにかく『猟奇的な彼女』という単語がこれでもかっ!つーくらいで出てきて、ちょっと辟易。でも、そのくらい反響が大きかったということ証拠ですなっ。ちなみにKは「僕カノ」泣きました。えぇ、83%グループっさ。あの起こりえない物語を本気で創っているキャスト&スタッフに感動しちまいましたよ!ちっ!(←ベタと判っていながら泣いてしまった自分が悔しい・・・)
とにかく(なにが!?)、今年もいい作品に出合えるといいなぁ~。
