PauseBLOG 記者会見・コラム

« シネマティックな顔 | トップページ | 『ミリオンダラー・ベイビー』キャスト来日記者会見 »

May 31, 2005

『オペレッタ狸御殿』監督&キャスト記者会見

3月29日/パークハイアット東京
「天下のべっぴんと色男で言うことなし!美男美女が出なきゃ、映画じゃないよ!!」(by 鈴木 清順)

20050329_21940~50年代の日本映画黄金期に、各映画会社が競って看板女優、スター俳優を起用して製作したのが、狸御殿で繰り広げられるラブ・ロマンスを歌と踊りで描いた『狸御殿』シリーズ。その面白さに青春時代に魅せられた鈴木清順が、日本を代表する新世代スターのオダギリ・ジョーとアジアを代表する国際派女優チャン・ツィイーを主演に迎えて新作を完成させた。それが、“清順版『狸御殿』”とでも言うべき『オペレッタ狸御殿』(公開中~丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系)だ。そのPRのため、鈴木、オダギリ、チャンが記者会見を開いた。

唐の国から狸御殿に招かれた狸姫(チャン)と、実の父に命を狙われる〈がらさ城〉城主の世継ぎ雨千代(オダギリ)。一目で道ならぬ恋に落ちた2人に様々な試練が待ち受けるが、果たしてその恋の行方は……? 主演の2人の起用理由を鈴木は、「天下のべっぴんと色男で言うことなし! 美男美女が出なきゃ、映画じゃないよ! 2人とも歌が心配だったけど、十分にこなしてくれた」。

20050329_3確かにスクリーンに栄える美男美女の2人。そんな2人に、クエンティン・タランティーノやウォン・カーウァイら世界の一流監督から敬愛される鈴木との仕事について聞いてみると、「世界の巨匠がピュアなラブ・ストーリーを描いたことに驚き、すぐにお受けすることにしました。監督は神様のような存在。毎日喜びや感激を与えてくれました」とチャン。一方、オダギリは、「最初は訳がわからなかったです。撮影に入っても……。何を監督が考えているのか探ろうと思ったんですけど、意味のないことだと思えてきて……騙されているような気分でした」。

劇中では恋仲になる2人だが、実際はというと……。「僕は凄く人見知りなんです。心を開けるまで凄く時間がかかるんです。日本に来日しているチャンをフォローしなければいけないと思いつつ、できなくて……。最終的に2人が狭いカゴの中に入るシーンをきっかけに話すようになりました。話をするしかなくて……」としどろもどろのオダギリ。チャンも、「その時に共通する話題があったとわかったんですけど、既に数日で撮影終了という時でした」と、やはりコミュニケーションを取るのに多少なりとも問題があったようだ。とはいえ、お互いの印象は良いようで、「オダギリさんは男性として完璧。日本男性のいいところが全て揃っていると思います。彼を標準にして恋の相手を探すのは難しいと思います(笑)」(チャン)。「彼女は日本女性に比べて芯が強く、いい意味で男っ気がある。根性があると思いましたね。恋愛の対象ですか? うーん、尻に敷かれそうですが、でもOKだと思います!」(オダギリ)。

20050329_1美男美女も見所だが、今回も健在の清順独特の映像美学も観逃せない。今回は、歌舞伎や能の古典芸能、オペラやロックンロールの音楽、タップやワルツやストンプの踊り、江戸時代の大家である尾形光琳や狩野派の狩野探幽にインスパイアされた日本画、更にはレオナルド・ダ・ヴィンチ、サルヴァドール・ダリへオマージュを捧げたアート等、映画を超越した和洋折衷の映像美が存分に楽しめる。そして何と、最新CG技術で甦った往年の大スター、美空ひばりも出演。さぁ、豪華絢爛な恋の時代絵巻の始まり始まり~! ポコポン!!

2005 05 31 [記者会見レポート] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/51417/4356793

この記事へのトラックバック一覧です: 『オペレッタ狸御殿』監督&キャスト記者会見:

» トラトラトラ! from ががが!
あの何年か前にCGで迫力ある攻撃シーンを再現し、奇妙奇天烈な 友情ドラマと化粧の濃い看護婦が出てきて 日本人は宇宙人扱いのあの大作より 何十年も前に製作された真 続きを読む

受信: May 31, 2005 9:37:28 PM

コメント

初めまして!トラックバック失礼します。

投稿者: ちょきちょき (May 31, 2005 9:39:15 PM)

コメントを書く