PauseBLOG 記者会見・コラム

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Oct 26, 2005

『ビューティフル・ボーイ』キャスト&スタッフ来日記者会見

8月24日/セルリアン東急ホテル
「私の今までの選択に後悔はありません」(by パリンヤー・ジャルーンポン)

20050824_1 かつて、“女の心”を持った最強のムエタイ選手がいた。その名は“パリンヤー・ジャルーンポン(愛称トゥム)”。そんな“彼(女)”の半生を描いた『ビューティフル・ボーイ』(10月15日~シネマスクエアとうきゅうほか全国〈地方は順次〉)のPRのため、パリンヤー本人と劇中でパリンヤーを演じたアッサニー・スワン、そして監督のエカチャイ・ウアクロンタムが来日し、記者会見を開いた。

「男性の世界から女性の世界に進んだパリンヤーの半生に興味がありました。彼女はとても両親を愛している。私たち皆で彼女のハートの深さを描けたらいいと思った」と、この作品を創ることになったきっかけを語ったエカチャイ監督。現在は性転換手術を受け、女性としての人生を歩んでいるジャルーンポンも、「私の今までの選択に後悔はありません」と生きる喜びを語った。

 しかし、彼女の半生を映画化する上で、彼女を演じるの役者を選ぶのは難しかったはずだ。監督曰く、パリンヤー役をアッサニーにした理由を、“1、ムエタイのチャンピオンだったこと。2、アッサニーの家族も昔のトゥムの家族のように貧しく、貧困を理解していること。3、女性を演じることを恥ずかしがらないこと”だったと言う。そこでアッサニーにパリンヤーの第一印象を聞いてみると、「最初の彼女の印象は“売名のために飾りをつけたり化粧をしたりしている”と思った。けど実際会ってみたらそうではなかった。演技は難しかったです」。

20050824_2  一方、彼の演技に対してアッサニーは、「私の女性らしい部分を表現してくれました。100点です」。彼女が語るように彼の演技はタイでも認められ、デビュー作にしてタイのアカデミー賞で男優賞を受賞した。「日本は心温まる土地。選手として来日した時、ブスだったのに“キレイね”って言ってくれた。実は日本語で“キレイ”っていうのはタイ語の“ブス”に似ているんだけど(笑)」。

「今は芸能界に専念したい」という彼女の半生は、私たちに“自分のアイデンティティ”を探し求める勇気を与えてくれるはずだ。

2005 10 26 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Oct 21, 2005

立ち見の方、申し訳ありませんでした!

butaiura3エリザベスタウン』の試写会も無事に終わり、ホッとしている編集部です。が、しかし!立ち見になってしまったお客様、大変申し訳ありませんでした!!今後はこのようなことがないよう、十分注意致しますので、今後もどうぞ、どうぞ宜しくお願いします・・・・・・。

 さて、毎回独占試写会では会場でアンケートを取ることにしています。試写会終了後、アンケートをチェックしたら、オーリー・ファンが多いのかと思いきや、何気に「キルスティンが可愛かった」という意見も多くてちょっと意外。作品の全体的な評価はというと、バラつき有り……。近々試写会レポートをアップしますので、お楽しみに。

butaiura4 オシャレなセレブとして注目されているキルステン。『エリザベスタウン』も例に洩れず、赤いニット帽やドレス、Tシャツなど彼女のセンスがピカピカ光っています。衣裳を担当したナンシー・スタイナーは『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』などでも仕事をしているので、ココらへんが好きな女性の方もヒットするのでは?

butaiura1ファッションといえば、現在公開中の『ヘイフラワーとキルトシュー』もオススメ。色とりどりな衣裳が可愛いい。童話を映画化したこの作品、映画も絵本のような感じになってます。奈良美智のイラストや『ロッタちゃん』シリーズが好きな人にオススメしたい作品。
さとりんの心理テストで紹介してます。

butaiura2そうそう、ファッションといえば、フランス映画を忘れてはなりません!29日からリバイバル上映する『アイドルたち』はオシャレさん、必見!絶対絶対必見!物語は60年代パリ。サンジェルマン・デ・プレで3人組のアイドル・ユニットがお披露目イベントが開催するが、Q&Aコーナーが仇となり、彼らの虚像が露になっていく……と、ちょうどフレンチ・ポップス“イェ・イェ”が全盛期だった60年代のアイドルの虚構性と偶像崇拝の批判を盛り込んだ作品。しかし、公開当時は奇しくも1968年の五月革命の頃。映画を観るような状況ではなかったため、そのまま埋もれてしまったといういわく付き。60年代の空気感が溢れています(※ある意味、忍耐力必要)。

 劇中での結婚式のシーンは、ガーデン・ウェディングが理想の女性はかなり狂喜乱舞するはず。ちなみに招待客の衣裳はグラン・メゾン、“キャシャレル”を立ち上げたデザイナー、ジャン・キャシャレルが担当している。ココ、お見逃しなく!
『アイドルたち』劇場招待券プレゼント中!(締め切り10/26まで)

最後に、ゴダールの『アワーミュージック』は必ず観ましょうー。

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Oct 18, 2005

『私の頭の中の消しゴム』監督&キャスト来日記者会見

8月9日/キャピトル東急ホテル
「私の存在があるのは過去があるからだと思っているので、消したい記憶はないですね」(byチョ・ウソン)

20050809_2 『MUSA―武士―』での野性的で骨太な演技が高く評価されたチョ・ウソンと、ペ・ヨンジュンと共演を果たした『四月の雪』(9月17日~日比谷スカラ座ほか全国)が話題のソン・イェジン。そんな人気の2人が主演したのが、愛し合う若い夫婦に突然襲いかかった悲劇、妻の記憶が消えていくという不治の病にどう対していったかを描いた号泣必死の感動作『私の頭の中の消しゴム』(10月22日~丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系)。この公開に先駆けて、ウソンと監督のイ・ジェハンが来日し、記者会見を開いた。

「私は20代の頃から、メロドラマやラブストーリーに興味をもっていて、影響を受けてきました。20代の頃はラブストーリーに出演したかったのですが、現実はアクションがあるラブストーリーが多かったんです。私は『ビート』という映画に出演して以来、シリアスなラブストーリーに出演してみたいと思っていたのですが、韓国映画界ではこういった映画が企画されることがあまりなく、出演する機会もなかったので、ずっと待ち望んでいました。そんな気持ちが最も高まったのは『MUSA-武士-』に主演した後です。ちょうどその頃、この作品のシナリオを頂きました」と出演のきっかけを語ったウソン。

 実はこの作品は、日本のTVドラマ「Pure Soul ~君が僕を忘れても~」を基にしているのだそう。「シナリオを書く前にドラマを見ましたが、このドラマ自体の素材、純粋な愛、そして記憶、魂といったものをこの映画に活かせればいいな、と思いました。映画化するということは、ある意味、原作を忘れなくてはならず、忘れようとしたことも確かです」とジェハン。

 この作品は“愛”の他にも“記憶”や“思い出”がテーマの1つ。そこで、チェに“忘れたい記憶があるのか?”と聞いてみると……。「私の存在があるのは過去があるからだと思っているので、消したい記憶はないですね。私にとって記憶を1つずつ消してしまうことは、真の私の姿を消してしまうことだと思っています。でも、他のものが全て消えてしまっても1つだけ残したい記憶は、やはり愛や愛する人です。愛というのは、自分が持っていると同時に相手も持っているわけで、記憶も全て相手が持っていてくれています。愛する人を覚えているということは、私自身の記憶もそれだけたくさん持っていてくれるということだと思います」。

 ちなみに、チェの印象に残っているシーンはラストだそう。劇場のスクリーンで、じっくりとご覧下さい!

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Oct 17, 2005

第30回(2005年)トロント国際映画祭/9月8日~17日

ボランティア体験記~Freewheeling Volunteer~
話題作のスターが大集合……噂の“ハリウッド・ノース”はデカかった!

5  今年で30年の節目を迎えた“トロント国際映画祭(TIFF)”が9月8日から17日にかけて開催された。今、北米で最も重要な映画の祭典として、鋭いセンスの観客と世界中のバイヤーが集まり、翌年のアカデミー賞レースを占う試金石としても注目されるこの“TIFF”(※1)。観客投票による“People's Choice Award(2003年は『座頭市』が受賞!)”や一部主要スポンサーが設けている賞以外にはコンペティションがなく、一般に開かれた、純粋に映画を楽しめるスタイルが世界のシネフィルたちを魅了している(※2)。

1  カナダ滞在中の筆者は“ただ観賞するだけじゃつまらない!”とばかりに、映画祭内部を生で見るためにボランティア・スタッフへのエントリーを決行。競争率20倍という事務局でのオフィスワークに洩れ、プレス&インダストリー専用の試写会場となった劇場、VARSITY(8スクリーンのあるシネコン)のスタッフとして働くことになった。が、働いてみれば、これがまさに“ザ・業界”……! それはそれは“オサレ(はたまたちょっとナード!?)”なプレス関係者と真顔のバイヤーで埋め尽くされた、映画業界の縮図のような雰囲気なのだ。いくつものスクリーンを忙しなく渡り歩くバイヤー、特大ポップコーンをばら撒きながら試写スクリーンに駆け込む評論家、入場者全員の名刺を必死で集めようとする中東のパブリシスト(普通はプレス・パスとサインだけで入場できる)、「明日スクリーニングだから試写室の様子を見に来ちゃった」なんていうお茶目なハンガリーの監督さん……etc.。

2  また、ボランティア・スタッフにとっては、試写室の盛況ぶりが面白い映画のリアルなバロメータになる、というのもありがたい。実際、ミヒャエル・ハネケの“CACHE/HIDDEN”は上映開始後40分経っても入場希望者の列が絶えず(防災上、定員以上は入場できないので中座する人が出るのを待つのだ)、評判の程をうかがわせていたし、テリー・ギリアムの『タイドランド(原題)』(2006年日本公開予定)や侯孝賢の“THREE TIMES”、地元出身デヴィッド・クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス(原題)』(日本公開未定)も開場前にかなり長い列が作られていた。逆に途中で帰る人が多い作品(例えば『SA-KWA』とか……)はボランティア仲間の間でも「ありゃ、ダメだな」と囁かれるハメに。たまに「『TAKESHI'S』(11月5日公開、北野武作品)は彼のイメージを上手く編集できていたと思うね」といった評論家の生の声を聞くことも出来るし、毎日配られる「Festival Daily」や街のフリーペーパーからも「ジャン=ピエール&リュック・ダルデン兄弟の『ある子供』(2006年日本公開予定)は一秒の無駄もない傑作」(Now紙)、「“CAPOTE”主演のフィリップ・シーモア・ホフマン、観客・批評家を唸らせる名演でオスカーまっしぐらか!」(Metro紙)といった批評・情報が毎日手に入るので、作品選びの参考にはこと欠かないのだ。

3  上映作品やゲストと同様、スタッフやボランティアも世界中からこの一大イベントのために集結する。サウンドとプロジェクターを統括する映写技師さんも、「普段はワシントンのスミソニアン博物館で働いてるんだけど、毎年この映画祭のために休暇をとって来るんだ」と言うし、ヨーロッパ、アジア各国のボランティアたちと映画談義に花を咲かせるのは休憩時間の大きな楽しみ。「昨日は“pinks”(※3)でアン・リーの“BROKEBACK MOUNTAIN”に入れたの! ムチャクチャ良かった!」、「スタッフがラース・フォン・トリアーの“MANDERLAY”の券くれるっていうから行かない?」等々、忙しい合間にも、世界の映画が一同に会してるという最高にハッピーな環境を感じさせてくれる!

 また、一度、映画祭のスクリーンで映画を観ると、いかに“TIFF”がボランティアを大切にし、観客が敬意を払ってくれているかが判る。必ず本篇上映前に携帯オフ広告、映画祭のオープニングタイトルに続いてボランティアを称えるミニクリップが流れるのだけれど、このクリップが終わると、決まって観客から自然と拍手が湧くのだ。会場内で働いているボランティアたちのちょっぴり誇らしげな照れ笑いが眩しい瞬間。その上、驚きは、最終日の深夜にクラブで開かれるスタッフ&ボランティアのためのビッグ・パーティ。無断欠勤せずに頑張ったボランティアだけが招待されるこの会では、飲み放題食べ放題(大道芸人まで登場!)の大盤振る舞いで忙しかった10日間が労われ、何百人ものスタッフが映画祭、そして仲間たちとの別れを惜しむ。“TIFF”のボランティアたちは外部からの評価も高く、新聞にも「彼らは他のどの映画祭にも類を見ない素晴らしい働きをしている。トロントの親善大使と言ってもいいだろう」(TorontoStar紙)と紹介されていた。劇場に限らず、事前の街頭ポスター貼りから、空港のゲスト出迎え係(「車の中で大好きな監督とお喋り出来たの!」という話も聞いた)、会報配達、と様々な仕事を通して、誰もが楽しみながら“TIFF”に貢献していった。ビッグ・ビジネス≠ビジネス・ライク。トロント国際映画祭はそのスケールだけでなく、人々のハートもデカかった!(※4

※1:これまでに『アメリカン・ビューティ』『グリーン・デスティニー』『ライフ・イズ・ビューティフル』等がPeople's Choice Awardを取った後にオスカーも受賞。『アメリ』『クジラの島の少女』等の非米国映画(←実際にこの賞、国籍は毎年バラけている。去年はプチ公開嘆願運動が起こっていた『ホテル・ルワンダ』(祝!メディア・スーツ配給決定!)もこの賞を受けている。その他、古くは「伊丹十三の『タンポポ』を世界に紹介したのもTIFFなのよ」(by 地元の人)とのこと。この映画祭、日本とも縁が深いのだ!

※2:オールジャンルの映画を楽しめるだけでなく、一歩街に繰り出せばレッドカーペットはもちろん(ガイ・リッチーが自作のGALAに愛妻マドンナを連れ立って登場したり、サプライズもいっぱい!)上映会場でも監督やキャストの舞台挨拶をかなりの確率で見ることができ、上映後のQ&Aも頻繁に行われる。パーティ会場のレストランやホテル、ストリートでも遭遇できる、とか!?(筆者は無理でした……)。

※3:1シフト(4~6時間)働くともらえる鑑賞券(ピンクの紙に印刷されているので通称“pinks”と呼ばれている)は空席がある時のみ入場券として使えるので、空席待ちの“Rash Line”という列に並ばなければいけない。また、正規の鑑賞券を持っていても上映15分前までに入場しないと、“Rash Line”に並んでいる人がチケットを買って(あるいは“Pinks”を使って)優先的に入ってしまう。

※4:ボランティア登録には事前の説明会参加が必要だが、ポストに空きがある場合は開会直前まで説明会が行われる。同シーズンに長めの観光で訪れる予定で、興味のある方は問い合わせてみては?
http://www.e.bell.ca/filmfest/2005/getInvolved_volunteer.asp

《私が観た中ではこんな作品がオススメ!》
8 “THE DEVIL AND DANIEL JOHNSTON”
1980~90年代にカルト的人気を博した孤高のポップ・シンガー、ダニエル・ジョンストンの過去と現在を綴ったドキュメンタリー。録音マニアの彼がテープに取り溜めた当時のやり取りや心境の告白が、精神を病んでいく過程をまるでリアルタイムであるかのように描出。かなり引き込まれました。サンダンス映画祭ドキュメンタリー監督賞受賞。

7 “WASSUP ROCKERS”
L.A.はサウスセントラルに暮らすヒスパニック少年たちのある日の冒険。生々しいながらもどこかオフビートでのほほんとした演出はラリー・クラークの新境地かも。やっぱり“キッズ”の表情を撮らせたら彼の右に出る者はいない!

9“NO DIRECTION HOME:BOB DYLAN-A MARTIM SCORSESE PICTURES”
20世紀を代表するシンガー、ボブ・ディランを捉えたドキュメンタリー(DVD作品)。1963年、バンドスタイルに移行した当時起こった騒動(ファンは“裏切り”と叫んだ)が本人のコメント満載で綴られていた。彼の影響力と共に当時の時代背景も良く判る。マーティン・スコセッシによる3時間30分の長篇。

10 “BLOCK PARTY”
コメディアン、デイブ・チャペルが私財を投じてブルックリンで行ったフリーコンサートの模様を描いたドキュメンタリー。エリカ・バドゥやフージーズの鳥肌もののグルーヴは必見!ミッシェル・ゴンドリー作品。

11 “THUMBSUCKER”
指しゃぶり(!)が直らない17歳の少年の心の旅をキュートに描いた、ヴィジュアル・アーティスト&MV監督のマイク・ミルズ劇映画初監督作。キャスティング、映像センス、音楽が◎!

12 “THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA”
トミー・リー・ジョーンズ初メガホンによるウェスタン・ロードムービー。展開のスゴさに最初は度肝を抜かれるが、次第にジワジワと胸に沁み入る燻し銀の魔力にハマる! カンヌ国際映画祭脚本賞&最優秀俳優賞受賞。

13 “LEONARD COHEN:I'M YOUR MAN”
カナダ・モントリオール出身の歌手、詩人レナード・コーエンの半生をトリビュート・ライブの映像(ニック・ケイブ、ルーファス・ウェインライトなど通好みの人選がシブい!)と本人、関係者のインタビューを織り交ぜて紹介。エスプリと艶のある彼独特の表現世界が堪能できる。

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第10回釜山国際映画祭にGO!

10月14日

14-3 第10回釜山国際映画祭が終った。14日19時からの閉幕式まであっという間の9日間だった。期間中は過去最多となる世界73カ国・地域の307作品が同市内の映画館や屋外で上映され、過去最高の約19万3000人の観客を動員した。祭りの終わりというのは寂しいもの、みんなが帰国していく。

14日はセレモニーを残すのみ、12日に“NEW CURRENTS部門”の11作品が観終わると肩の荷が下りた気がして、13日はホテルの4階のスポーツクラブ&サウナで汗を流す。運動音痴の私は、長時間頑張れば有酸素運動になって脂肪が減るのがわかっていても、なかなかランニング・マシン(私の場合は歩いているのでウォーキングマシン?)に長時間乗っていられない。それで本を読むことにした。増田久雄氏からいただいた著作「太平洋の果実 石原裕次郎の遺したもの」を読みながら、必死に歩く。増田さんって北京オリンピックの時に、たまたまエベレスト登頂を目指す、プロスキープレーヤーの三浦雄一郎さんとも親しかったんだあ、とか日本では馴染みが薄いけれど、ヨーロッパでは定評のある映画祭のスペインのサンセバスチャン映画祭にも行ってたんだ、なんて感心しているうちに20分も歩けた。女性用サウナは3つあり、ひとつはドライサウナ、もう一つは大きな石が入っているサウナ。三つ目は床に小石が敷き詰められたサウナで、私はこれに挑戦した。きっと岩盤浴のような効果があるのだろう。この小石のサウナから出たら皆が私を見ている。なんだろうと思ったら私の全身に小石がデザインされてました!

14-1  夜は食事会に誘われ、韓国料理フルコース。ヌーベル・コリアンとでもいうのだろうか、いろいろな料理が何皿も出てきた。でも本当はこの時間、『リンダリンダリンダ』『ロフト』『ホールドアップダウン』が上映されているので、そのどれかの映画館に行きたかった。食事会を終えてエルメスパーティーに出向く。そこでSABUに再会。SABUのことを海外の映画関係者に紹介しようとして「この監督は『MONDAY』や『ポストマンブルース』の監督で~」なんて説明したけど、皆ちゃんとSABUの名前だけでなく、しっかり映画も観ていて私の説明は不要でした。

 14日10時から、各賞の発表がホテルであったが、1日遅れて釜山入りしたアッバス・キアロスタミ監督がまたまたいつものように遅刻。“NEW CURRENTS賞”は中国と韓国のコラボレーションが上手にミックスした『Grain in Earth』、スペシャル・メンションが二つあり、一つ目は『西遊記』をテレビで見るのが大好きな僧侶達が登場する『REACHING SILENCE』、二つ目は韓国映画『THE UNFORGIVEN』でした。私たち国際批評家連盟賞もNETPAC賞も『THE UNFORGIVEN』。同じホテルでいつもジャージ姿だった27歳の監督ヨン・ジョンビンのその若さ、将来性に期待する。兵役中の若者の物語で、監督自身も出演している。最初の10分を見て、私は菅野美穂が軽い乗りで自衛隊入りする『守ってあげたい』(1999年、錦織良成監督)を思い出した。ヨン・ジョンビンと一緒に写真を撮りたかったけど、にわかに時の人になった彼は取材人に囲まれていたので、国際批評家連盟の仲間と映画祭で私達の担当だった金さんで記念撮影をした。

 審査委員長でニューヨーク・タイムスのデーブ・カーは釜山に来てすぐに転倒、足を骨折してギブスに松葉杖姿。何年か前の私のカンヌと同じ状況になってしまった。各賞の内容は次回作の資金援助や、公開時のバックアップなど、映画作りに心強いものばかり。中に日本と韓国の共同監督のドキュメンタリー『あんにょん、サヨナラ』があったので会見終了後、ビデオルームに駆け込んで観た。クロージングまで時間があるのだから、プサン観光を楽しめばいいのに映画を観てしまうのが映画好きの習性で、ビデオルームにはそんな同類がたくさんいた。お昼ごはんはSABU監督お薦めのサムゲタンのお店に行きたかったけど、方向音痴の私はそのお店を見つけることができなかった。

 夜7時からのクロージング・セレモニーは、アウトドアシアター。ホテルからタクシーで数分なのに道が込み合って7時少し回っての到着で、コソっと入場しようとしたらレッド・カーペットの上を歩かされて、恥ずかしかった。そうしたら映画専門CSチャンネル“ムービープラス”の「ほっとシネマ」レポーターの倉本康子さんが「小張さーん」と声を掛けてくれた。釜山映画祭レポートは「ほっとシネマ」で10月末から2週にわたって放送予定、もしかしたら私の姿も映っているかも。クロージングの司会は『眠る男』のアン・ソンギ。作品はウズベキスタンまで花嫁を探しに行く韓国の農村青年のラブコメ『ウェディング・キャンペーン』。ブランケットをもらってもさすがに10月の夜の野外スクリーニングは寒かった。

 深夜、倉本さんたち「ほっとシネマ」組と西面地区に2年前にオープンした24時間サウナで合流。ドマーニ・モデルの倉本さんはスタイル抜群で劣等感を感じた。

 韓国映画を海外に広めたいという釜山国際映画祭の熱気を感じた10日間、この勢いある映画祭が特にヨーロッパ映画人との交流の場になっていることを実感した。ここ2,3年、韓国映画がヨーロッパの映画祭で入賞を重ねている理由がわかった気がした。

 帰国して体重計に乗ったら脂肪が1キロ以上減っていた。その意味でも大いに感謝、好きな映画が思い切り見れて、たくさん映画好きな友人に会えてスリムになれる、最高の映画祭でした。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

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Oct 13, 2005

『S.W. ep.6/ジェダイの帰還』の改編はやっぱり……。

2005年第34週(8月20日~26日)

 夏休み終了直後。打ち合わせも2件で、まだまだ緩やかな1週間。ちょうどいいペース。映画は5本を観賞。

diary91  試写室で3本。WB試写室の『チャーリーとチョコレート工場』(2005、WB、ティム・バートン)は“バートン・テイスト”炸裂の楽しい作品。怪しげな工場経営者を“T・バートンの盟友”ジョニー・デップが楽しそうに怪演(笑)。こういう作品での演技を見ると“J・デップってやっぱり巧い”と思わせられる。チャーリー少年がゴールデンチケットを手に入れる件がどうも引っ掛かったけど、『ビッグ・フィッシュ』(2003)に続き、父親になったバートンはここでも“子供に見せる映画”を創っていて納得。

 SPE試写室(RED)の『ステルス』(2005、SPE、ロブ・コーエン)は申し訳ないけど酷かった。現在の世界情勢を考えれば、これは余りにもノー天気過ぎる。本当だったら“男の子好き”の快作になったはずだけど、もうそんな作品を創るのは無理なのか……。“F-14命”だった『トップガン』(1986、トニー・スコット)は良かった。かつての“飛行機少年”は、この作品、とっても楽しみにしてたのに……。

diary91-2  アスミック・エース試写室で『ランド・オブ・プレンティ』(2004、アスミック・エース、ヴィム・ヴェンダース)。風景、音楽、コミュニケーション・ツールから“中年男性と少女の旅”という設定まで、全盛期のW・ヴェンダース作品の香り。映像的、物語的に、試みの全てが上手く行ったかについては疑問が残るが、真面目に創られた良い作品だとは思う。ヴェンダース、昔はかなり好きだったんだけど、『時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!』(1993)あたりから何だか遠い人になってしまった。いつかまた好きになるかとも思ってきたけど、今回もその溝は埋まらず……。

 DVDで『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980、FHE、アーヴィン・カーシュナー)、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983、FHE、リチャード・マーカンド)の2本。『~ジェダイの帰還』のラスト改編はやっぱり解せない。『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005、ジョージ・ルーカス)との辻褄合わせだろうけど、やっぱりやり過ぎかと。“ジェダイの帰還”というタイトルも“原題に戻しただけ”と言われればそれまでだけど、元は“ジェダイの復讐”(最初の原題)だったんだし。まぁ、“ジェダイは復讐しない”とか言われれえばそういう気もするけど……。と、ブチブチ言いながら“復習”終了。来週は『~シスの復讐』を観に劇場へGO!

2005 10 13 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

第10回釜山国際映画祭にGO!

10月12日

昨夜、「New Currents(新しい流れ)」部門で最後の映画を見ようと歩いていると、目の前に見覚えのある顔が。黒沢清監督が奥様とご一緒にいる。

 以前フランスの映画祭に招待されたときに空港に到着し“KUROSAWA”という紙を持った人がいたので、その人のところに行き迎えの車に乗ったのはいいけれど、行き先が違って、実は同じ便に乗っていた同姓の人と間違えられたというエピソードを持つ黒沢清監督。今回はトラブルはなく万全と思ったら、「先ほど着いてホテルに行ったら、このホテルではない、といわれて別のホテルに移動した」と言う。今回は2泊だけど、2年前は海雲台に一週間滞在したという。近くにサムゲタンのおいしいお店があると、いい情報を教えてもらった。

12-1   挨拶も早々に済ませて見た香港映画「One summer with you」はスタッフの中に「青い凧」の田壮壮の名前があったような気がする。ありきたりかもしれないけれど、10代の2組の男女のすがすがしい物語ですよ。ちなみに、「New Currents(新しい流れ)」部門は観客投票をしているので、この映画は結構上位に行くと思う。

 「One summer with you」を見終わったら隣の映画館でやっている黒沢清監督の質疑応答へ。若い女性の監督が「ホラー映画の監督というのに、かわいらしい顔をしているので意外でした」と言われたのには、客席にいた黒沢夫人も苦笑。黒沢監督が映画に俳優としても出演していますからね。私はまだ黒沢清監督の「LOFT」を見ていないけれど、地元のテレビ局で夜のゴールデンタイムに釜山映画祭情報が流れていて、映像の一部は目にしている。照明を少なめに使っているというので今回も暗めらしいが、ラブストーリーとあって「従来の作品より音楽を多めにした」とは黒沢監督。もうすでに新作の撮影中で、この映画祭のためにやっと作った2泊3日だという。

 質疑応答が終ってみればすでに23時半、9時から始まっていた日本のパーティーはお開きだと思うので、私が泊っているホテルで22時半から始まっている「タイフーン」のパーティーに遅刻かと思って行って見るとまだスピーチが終っていなかった。日本のパーティー、聞けば鈴木清順監督はもちろん、SABU監督も映画の合間を縫って黒沢清監督も顔を出していたという。選考映画を最優先する私だけがパーティー欠席なのかと、ちょっとイジケてしまう。

 12日は審査の映画から解放されて見る映画はリラックスして見れるからうれしい。海雲台地区のもう一つの映画館ペリウスに「モンゴリアン・ピンポン」を見に行く。ロシア人の仲間が「歩いても10分で行けるよ」というので、大男の足と私の足では違うから20分を予定していったら、とてもとても。30分以上かかってしまった。しかし歩いている道筋の風景や店並みに目を奪われて、大型スーパーがあったので中にはいってみた。事前に日本のようにスーパーでは袋をくれないから袋を持参するようにと言われていたが確かに無料のビニールの袋はない。食料品売り場で驚いたのは平日というのに試食販売だらけだったこと。日本の大型店舗の場合だって試食販売は週末くらいなのに。フルーツに焼肉にキュウリまで、ランチがまだだった私は試食するだけでお腹が一杯になってしまった。

 モンゴルのスポコン物かと想像してたら、偶然ピンポン玉を拾った子ども達の物語。どことなく顔が横綱に似てる。緑の草原というのはスクリーンで見ていて本当に美しい。ここもメガボックス同様にシネコンなので、映画上映後隣のドアが開いていたので、何をやっているかと覗いてみると、ホテルでみかけたことのある顔の監督の質疑応答中で、客席に見慣れた外国人の顔が並んでいる。フランスの「ポジティフ」誌の編集長のミッシェル・シマだ。「僕の名前のシマは大島渚のシマだ」という彼の近くに通訳がついているので、何の映画をやっているかわからなかったけど、私もずうずうしく客席に入っていった。映画監督だろうと思っていたハンチングの人は、韓国回顧上映の監督でした。

 今夜は「青燕」のパーティーがあるというけど、私の手元には招待状がないので、行けないかも。明日は夜8時からSABU監督の「ホールドアップダウン」を見る予定。SABU監督との縁は彼が俳優をしていた頃から。ヨコハマ映画祭で彼に新人賞に続いて新人監督賞を挙げたっけ。「MONDAY」はベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を受賞している。「疾走」は先月カナダで開かれたニューモントリオール映画祭に招待されている。一度、海外でSABUの映画を観客に混じって見るのが私の夢だった。そこがまさか釜山になるとは一ヶ月前まで想像していなかったけど、明日その夢が叶うのは本当に嬉しい。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

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Oct 12, 2005

『野田版 鼠小僧』

まるで歌舞伎座にいるみたい!
『野田版 鼠小僧』がSKIPシティに参上!!

現代演劇界を代表する一人、野田秀樹が作・演出、人気歌舞伎役者の中村勘三郎を始めとする豪華な顔ぶれで、平成15年8月に歌舞伎座で上演された『野田版 鼠小僧』。その舞台を記録した本作がSKIPシティでデジタル上映決定。俳優の表情や動きがアップで見られ、歌舞伎座と同じ臨場感と迫力が楽しめる上映会に5組10名様ご招待! 提供:SKIPシティ

日時:10月22日(土)、23日(日)
開映:各日共に11:00~、14:00~
開場:上映開始30分前 ※各回、上映開始1時間前より入場整理券を配布いたします。前売、当日券にかかわらずご入場は整理券番号順となります。
会場:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 4F映像ホール(全席自由席)
料金:前売/当日共に1,300円(前売券は10月21日まで販売)
問:彩の国ビジュアルプラザ  048-265-2591

★《前売り券購入方法》
・SKIPシティ内 彩の国ビジュアルプラザ4F 県民交流プラザ
(9時30分~17時・月曜定休・月曜が祝日の場合は営業、翌日休み)
・チケットぴあ:引換えは全国のぴあのお店、ファミリー・マート、セブン・イレブン、サンクスにて
電話:0570-02-9999 / Pコード:551-571

http://www.pia.co.jp/cinema/cinema.jsp
・チケットホン松竹 / チケットWEB松竹:引換えは歌舞伎座、新橋演舞場、東劇ビルにて
電話:03-5565-6000
パソコンから:
http://www1.ticket-web-shochiku.com/p/
携帯から:http://www.ticket-web-shochiku.com/

●今回5組10名様にプレゼント 

応募締め切り→2005年10月20日到着分まで

2005 10 12 | 固定リンク

『女は男の未来だ』

“大人たちの恋愛スケッチ”
《『女は男の未来だ』》が公開!!

pre1 ヨーロッパを中心に絶大な支持を集める鬼才ホン・サンスの最新作『女は男の未来だ』(10月29日~新宿武蔵野館ほか全国〈地方は順次〉)。ユ・ジテ、キム・テウが欲望に流される優柔不断な男を、『スカーレット・レター』のソン・ヒョナが2人の男を翻弄する女を好演。酒とお喋りとセックスから見えてくる、“大人たちの恋愛スケッチ”。公開記念の《特製クリアファイル》を3名様に! 提供:ビターズ・エンド

pre2女は男の未来だ
監督:ホン・サンス
出演:ユ・ジテ、キム・テウ、ソン・ヒョナ
配給:ビターズ・エンド
10月29日新宿武蔵野館ほか全国〈地方は順次〉

キム・テウ初日舞台挨拶が決定!
 日時:10月29日(土)
 1回目:11:40の回 上映終了後
 2回目:13:35の回 上映前

●今回3名様にプレゼント
<応募方法>
ご希望の商品名とお名前、ご住所、当サイトの感想や最近観た映画の感想、その他なんでも!お書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。

応募締め切り→2005年10月26日到着分まで

2005 10 12 | 固定リンク

『アイドルたち』

“60Sフレンチ・ヴィンテージ・シネマ”
《『アイドルたち』》が劇場デビュー!

pre3 60年代サンジェルマン・デ・プレの音楽、ファッション、映画、舞台、文学等、カルチャーの変わり目を作った鬼才マルク'Oの映画『アイドルたち』(10月29日~アミューズCQN〈レイト〉ほか全国〈地方は順次〉)。日本では劇場未公開、幻の作品として36年の時を経た本作がニュープリント完全版で遂に劇場デビュー! この公開を記念して《劇場招待券》を5組10名様に! 提供:ステップ・バイ・ステップ

pre4アイドルたち
監督:マルク'O
出演:ビュル・オジエ、ピエール・クレマンティ、
    ジャン=ピエール・カルフォン

配給:ステップ・バイ・ステップ
10月29日~アミューズCQN〈レイト〉ほか全国(地方は順次)

●今回5組10名様にプレゼント

<応募方法>
ご希望の商品名とお名前、ご住所、当サイトの感想や最近観た映画の感想、その他なんでも!お書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。

応募締め切り→2005年10月26日到着分まで

2005 10 12 | 固定リンク

Oct 11, 2005

第10回釜山国際映画祭にGO!

10月10日

私が審査をしているのは「New Currents(新しい流れ)」部門で、エントリーされている映画は全部で11本。これを会期中に見ればいいのだから、“カンヌに比べれば楽なものだ”と安心していたら、まだ最終日の金曜日まで時間はあるというのに、今夜8時半から1本を見れば全部観たことに。いかに映画祭が組んでいたスケジュールがハードかお分かりになるでしょう。

 さらに予想をしなかったのが毎夜のパーティー。さすがに私は、バスで連れて行ってもらう遠く離れて場所でのパーティーや深夜のパーティーはパスしますが、仲間のスウェーデン人のマーティン・アンダーソンは深夜のパーティーで踊りまくって周囲を驚かせたとか、さすがにアバ(ABBA)の国から来たオヤジは違う! それに彼らヨーロッパ人はここでは少数だから凄く目立つのです。

  10日夜に来年春公開のユ・ジテ、クォン・サンウ主演の『美しき野獣』のパーティーに行ったのですが、凄い人だかりでした。カメラマンが前を占領していて、小柄な私は2人の姿を全く見ることができませんでした。このパーティー以外でも釜山映画祭のパーティーは本当に豪華です。カンヌではオードブルが少しあるだけのパーティーが多いのですが、こちらでは着席式のフルコース以外でも料理の数は豊富で、昨夜のパーティーはお寿司や刺身までありました。私は1時間で抜けてメガボックスという映画館でオフィス北野製作の『ビッグ・リバー』の上映後の質疑応答に顔を出しましたが、そこでは日本人記者に会わなかったなあ。みんな美味しい料理に舌鼓を打ったままなのかなあ。質疑応答では質問者は圧倒的に若い女性が多くて日本人のように質問といいながら自分の感想に酔ってしまう人はいませんでした。

11-1   舟橋敦監督はもらった名刺を見たらニューヨーク在住、仲間のデーブによると「パーフェクトな英語を喋っている」とのことでした。『ビッグ・リバー』組は質疑応答の後、フグを食べにいったらしいけど、私は10時半からこの日4本目の『サンデー・ソウル』を観てぐったり疲れて、ホテルに戻るやバタンキューでした。

 10月11日午後4時から私の泊っているホテルで、「日本映画祭:多様な展開」の会見があるので、4時過ぎの電話で東京のスタジオと繋いでのラジオの生放送(文化放送“辻よしなりのラジオグラフィティー”で今度の金曜日14日も登場します)が終わってすぐに会見場に駆けつけました。去年に続いてソウルの映画館メガボックスで開催される日本映画祭だが、ラインナップの豊富さに驚く。日本未公開のものも含めて1960年代からの日本映画が並んでいて先日亡くなった石井輝男の『網走番外地』もある。もちろん、誰もが知っている『男はつらいよ』シリーズ第1作もあるが、昨年アンケートをした声に応えて1990年の『櫻の園』、その時代、時代を象徴するかのように例えば70年代だと『トラック野郎』シリーズの第3作『望郷一番星』が、80年代だと『極道の妻たち』シリーズだ。ゲストとして『カンゾー先生』の柄本明のソウル入りが決定している。メールをチェックしたら柄本明の長男、柄本佑が釜山入りしていると連絡が入っていた。明日あたり、会えればいいね。

 昨年は入場料を1000ウォンに設定して、その安さに購入したものの映画館に現われない人が多くて、売り切れのはずなのに3割くらいしか座席が埋まっていない作品があったせいか、今回は料金3000ウォンに設定されている。会場の記者は殆どが韓国人記者で日本人の姿が少ないのは、ちょうどこの時間に、南浦洞で鈴木清順監督のハンドペインティングと『オペレッタ狸御殿』の上映があるため、そちらに流れているからかなあ。

 SABU監督の『ホールドアップダウン』がアジアの風部門で上映されているのはわかっているけど、まだまだ時間がなくて顔を出せない。私のところには13日のチケットがあるので
、13日には見たいです。何しろSABU監督は今年『疾走』も完成させている。1年に2本撮るそのパワーには感服してる。今夜で審査の映画は全部終了、そうしたら隣の映画館で質疑応答をしている『LOFT』の黒沢清監督に挨拶をして、チャン・ドンゴン主演の『タイフーン』のパーティーに行くぞ。明日の夜は『青燕』のパーティーに潜入予定。8時半の上映時間までまだ時間があるので、サウナで汗を流してきます。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

2005 10 11 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Oct 10, 2005

第10回釜山国際映画祭にGO!

10月9日

 映画祭も4日目、ホテルでテレビのニュースを見ていると妻夫木聡とイ・ビョンホンのトークショーの様子が流れ、日本からやってきたファンの声が流れていたりします。

この二人のトークショーが行われたホテルが、映画祭の中心となってイベントやパーティーが行われているパラダイスホテルです。昨日も夜10時から“フランス・ナイト”と銘うったシャネル主催のパーティーがありました。ちなみに13日にはエルメスのパーティーもあります。

 “フランス・ナイト”とはいっても1階ロビーのラウンジの狭いスペースで開催されたので、人で溢れ、さらに2階に上がる階段からは丸見えなのでファンが取り囲んでいました。ここでサイン攻めにあっていたのはジャン=ジャック・アノーです。『愛人/ラマン』(1992)のDVDジャケットにサインをせがんでいる人もいました。

 今日はこのホテルの1階の“ティファニー”というティー・ラウンジで、ちょうど季節の“梨のジュース”をご馳走になりました。ご馳走してくれたのは映画プロデューサーの増田久雄さんです。『課長 島耕作』(1992)や『ヒーロ-インタビュー』(1994)、『ロックよ、静かに流れよ』(1988)などを製作した人です。パラダイスホテルには製作者や出演者が多く、私が泊まっているホテルは批評家や映画監督が多いのだそうです。今日はホテルでばったりオダギリジョーの事務所の社長の国實さんに会いましたが、やっぱりオダギリジョーくんは忙しくて釜山は無理みたいでとても残念です。ちなみに近くて遠い国ともいわれる韓国のホテル事情をお知らせしましょう。きっと旅行するときに役に立つはずです。

 韓国に発つ前に「歯ブラシ、歯磨き、シャンプー、リンスはほとんど有料なので持っていくように」と言われて持ってきました。日本のホテルのアメニティを想像してはいけないそうです。確かにそれらや、部屋に置いてある髭剃りも有料でした。でもでもしっかり抜け道はあったのです。私はホテルの中にあるフィットネスクラブとサウナに行きました。するとそこにはシャンプーも歯磨きまでも置いてあるのです。これには驚きました。ホテルのサウナの会員たちがマイ歯ブラシを置いておく殺菌してあるケースもありました。日本のスパでは考えられません。私は事前にHPでホテルの施設をチェックしてフィットネスクラブがあることを確認していたのです。しかしタオルはもちろん、靴からウエア上下、水着まで用意されているとは思いませんでした。東京の田舎者の私は、さらには筋肉痛に備えてアンメルツまで持ってきたんですよ。

 私はまだ行っていませんが、このホテルの別館に完備されているスパと50mプールは、ホテルの利用客ではなく一般の人が利用しているそうです。ちなみに、私は50メートルのプールというのは実はフランスのパリの公営プールしか利用したことがありません。会期中に絶対一回は利用したいと思います。

 パラダイスホテルは朝ごはんが付かないそうですが、私の泊まっているホテルは朝食ビュッフェ付き。私たち国際批評家連盟の5人はだいたい朝9時くらいに皆で集まって朝食を取ります。私はサラダ中心でハムやソーセージには目もくれませんが、今日は黒豆ミルクを飲んでみました。すごく甘かったです。町で豆乳も買ってみたのですが、それももの凄く甘かった。お味噌汁にご飯にお魚、さらにキムチという朝食も可能ですが、この映画祭期間にウエストのベルトをひとつ細めにしたい私にとってビュッフェは猛毒です。

 運動歴の浅い私は使い慣れないマシンだとさっぱりわからなくて、ランニングマシーンを20分以上利用したいのに、ファットバーンのスイッチを押すとなぜか20分以上の設定ができないので仕方なく18分くらいの設定にしてその後、マシンを4,5種類こなしています。お風呂のお湯は天然温泉でサウナは3種類。増田プロデューサーに「私が増田さんと出会った高樹沙耶のデビュー作『沙耶のいる透視図』(20年前の映画です)の頃のウエストに戻りたい!」と言ったらあっさり「無理です」と却下されました。でもホテルに泊まったら、ぜひ付帯設備も大いに利用するべきですよ。私の宿泊しているホテルのフィットネス&サウナは朝6時からオープンしています。去年『2046』の取材で行った香港のグランドハイアットは朝5時半からで7時頃顔を出したら、これから出勤する人たちで賑わっていました。このホテルはまだ週末の朝しか利用していないのでわかりません。ちなみに垢すりもすでに利用しました。顔のキュウリパックとマッサージ、シャンプーまでしてもらって5万ウォンだから約5,000円強でした。

 こんな話をしていると「審査員なのに映画をみていないのか!」と怒られそうですが、しっかり観ています。私が日本旅行作家協会の会員でもあるということで、先の話も聞いてください。

 今日は釜山プロモーションプラン(PPP)のオープニングパーティや韓国パーティ(夜中の3時まで)がありますが、私は夜10時からの映画を見たら、明日は朝10時から4本観なくてはならないのでホテルに直行します。私が審査している「New Currents(新しい流れ)」部門は若手の作品ばかりで先ほど見てきた韓国映画「The Unforgiven」の監督で出演もしているヨン・ジョンビンは27歳、『ビッグ・リバー』の船橋敦は1974年生まれ。でも昨日見た「Poet of thewastes」のモハマド・アマディは、今日16歳の娘を連れていました。ということはいくつなのかしら? 映画に実年齢はもちろん全く関係なし、感性の若さが重要なのです。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

2005 10 10 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Oct 08, 2005

第10回釜山国際映画祭にGO!

10月7日

 夜、ウエスティンホテルで開催されたパーティーの席上で、NHKがアジア映画製作者賞を受賞しました。この賞は今年で第3回目、第1回目がモフセン・マフマルバフ監督、2回目がホウ・シャオシェン監督、そして今回は『ペパーミント・キャンディー』、『オサマ』など26本を製作しているNHKが受賞したわけです。この日釜山に到着したばかりのアッバス・キアロスタミ監督に「あなたをお祝いするために来たんですよ」と言われたNHKの上田さんは嬉しそうでした。

 このパーティーには『春の雪』の行定勲監督、妻夫木聡も出席、行定勲監督の人気は凄い。『世界の中心で愛をさけぶ』の原作本や写真を持ってサインをねだる人が引きも切らなかった。妻夫木聡も人気で「サトシ、モッシソヨ(かっこいい)!」という声が聞こえた。日本では10月29日公開の『春の雪』は三島由紀夫原作。妻夫木聡と竹内結子のラブストーリーだけど、若いときって素直になれないこともあったし、気がつくのが遅すぎて歯車が狂ってどうしようもなくなってしまうこともある。そんな悲恋物語。ここで竹内結子演じる聡子の家に仕える侍女を演じているのが素敵なマダム大楠道代。釜山の回顧上映の中に鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』が入っているので、久しぶりに大楠道代のピアノに凭れる姿を再見してみたい。

8-1  やっとプログラムをじっくり眺める時間ができた。韓国映画特集の中に『力道山』を見つけた。できれば会期中にみたいのだけど……。スケジュールを見ると毎日パーティーがあり、私と一緒に国際批評家連盟賞の審査員をやっている韓女史は昨夜は2つのパーティーを掛け持ちしたとか。でもカンヌ映画祭みたいに正装を義務付けられているものばかりでなくて、カジュアルなものもある。

10月8日

 16時半からPIFFスクエアの野外ステージで『春の雪』のステージがあるというので、私が滞在している海雲台から初めてPIFFスクエアのある南浦洞まで足をのばしてみた。海雲台と南浦洞とはシャトルバスがあるけれど、まずは地下鉄で行ってみたが、遠い!乗り換えは1回だけど遠回りするので優に1時間かかった。これでは火曜日の午後に鈴木清順監督のハンドペインティングのイベントがあるけれど、予定時間に戻って来れないのでどうしよう、と悩んでしまった。ソウルに例えれば明洞のようなところという話だったけど、行くと聞くとは大違い。明洞なんてものじゃない。土曜の午後ということもあって、いちばん賑やかな時の原宿の竹下通りに匹敵する。さらに人だけでなくてゴミも多い。こんな場所で『四月の雪』のイベントでもやったら、ぺ・ヨンジュンのファンたちで何が起こるかわからないだろう。

あまりの人の多さに次の『甘い人生』の回を待たずに逃げ出してきた。こんなことなら同じ時間に上映していた黒沢清の『ロフト』を見ればよかったと後悔する私。

 ゲストの状況もどんどん変わってきてクロード・ルルーシュは体調を崩して釜山行きを取りやめたとフランス人が教えてくれた。どうか鈴木清順監督、SABU監督、無事に釜山に来てください。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

2005 10 08 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

第10回釜山国際映画祭にGO!

10月6日

 今年で第10回を迎えた釜山国際映画祭に6日から来ています。今年は山形ドキュメンタリー映画祭とバッティングしていて私も悩みましたが、カンヌ以来2年ぶりの国際批評家連盟賞(FIPRSCI)の審査員だもの、何はさておき行かなくては!

 原稿の締め切りに追われる中、韓国語を勉強したりして準備したけど、前日には日活撮影所に『初恋』の撮影を見学に行ったりしました。というのも『NANA』が大ヒット中で、来年4月からNHK連続テレビ小説「純情きらり」に主演する宮崎あおいちゃんが主演だから釜山に行く前にどうしても見てみたかったから。宮崎あおいちゃんは以前よりもほっそりしてちょっと心配したりして。彼女の役は3億円強盗犯、この原作を気に入ったあおいちゃんは16歳のときにすでにバイクの免許を取得したのだという。

 共演の小嶺麗奈ちゃん(久しぶりに会った、もう、“ちゃん”付けできないくらい大人っぽくなってた)は、今回の釜山で上映される『リンダリンダリンダ』にスペシャルサンクスで名前が載っていたので目ざとく見つけた私は何故かなあ、と思っていたのだけど、聞いたらいろいろアイデアを提供したみたい。

 若き日の中上健次役の柄本佑君は釜山に来る話もあるらしいので実現するといいなあ。

 “日活の主”と私が勝手に呼んでる美術の木村威夫さんに日活に行くと連絡したら「黒木(和雄)組で衣装合わせをしてるから顔を出して」と言われたので行って見ると川上皓一カメラマン、衣装の小堺ななさん、といるいる馴染みの顔が。戦争の傷跡、悲しみを今も色あせずに鮮明に描く黒木和雄監督の新作は昭和20年3月が舞台だという。話は東京大空襲なのかしら。ヒロインは黒木組初出演の原田知世、来週から始まる撮影が楽しみ。

木村威夫さんが美術を担当した『オペレッタ狸御殿』も釜山で上映され鈴木清順監督がハンドプリンティングをするイベントが11日に控えている。木村さんも釜山に来るといいのになぁ。

7-3  6日は時間通りに飛行機が離陸し無事釜山に着き、ホテルに到着。ゆっくりできずにオープニングの野外会場にバスで連れて行かれる。カンヌみたいにレッドカーペットがあって、日本から『春の雪』の主演、妻夫木聡と行定勲監督も登場。8日の上映が楽しみ。イ・ビョンホンやチャン・チェンの人気も高かったけどなんといっても№1はジャッキー・チェン、当然ですよね。

  私は何とか間に合ったけど肝心の審査委員長アッバス・キアロスタミ監督の姿が会場に見えない。なんとキアちゃんの乗った飛行機は遅れて着くのは24時間遅れの7日の夕方。オープニング・パーティーで行定勲監督の姿を見つけて妻夫木君を探したけれど見つからなかった。

10月7日

7-2 7日朝、ホテルで国際批評家連盟の5人のメンバーが顔を揃え、まず最初の『ビッグ・リバー』を見に朝10時半からメガボックスに行った。『ビッグ・リバー』はオダギリジョー出ずっぱりだけど、全編映画のアメリカを舞台にした映画。オダジョーが英語で連想ゲームをしたり、酔っ払ってる姿はチャーミングだけど共演者も凄い。その話は9日に船橋淳監督が釜山入りするのでそのときに詳しくね。

私が成田で借りた携帯電話はさっぱり使えなくて、連絡してもにっちもさっちも行かなくて慌ててホテルで韓国携帯を借りる有り様。そういえば客室からのPCもうまくいかない。これから14日まで一体何が起こるか凄く楽しみ。

取材・文=小張アキコ(映画評論家)

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Oct 07, 2005

『ステルス』監督&キャスト来日記者会見

9月14日/パークハイアット東京
「黒澤明の大ファン!」(by ロブ・コーエン)

20050914 最先端A.I.が操縦する史上最速・最強のステルス戦闘機vs.トップガン・パイロットたちの壮絶な空中戦を映像化した『ステルス』(10月8日~日劇1ほか全国東宝洋画系)。その公開を前に、監督のロブ・コーエン、そして紅一点、女性パイロットを演じたジェシカ・ビールが来日し、記者会見を開いた。

CGシーンに約3,400万ドルかけたという本作。コーエンのこだわりのシーンはどこかというと、「空母の上に戦闘機が着艦するシーンは“どこがリアル”で“どこが合成なのか”を判らないようにしたよ!」だそう。そんなコーエンは『ワイルド・スピード』や『トリプルX』等、スピード感溢れるアクション映画が十八番。やはりスピードへのこだわりもハンパじゃないのでは? 「自分にとってスピードは大事。2時間という映画の中に“スピード”を入れ込んだ時に、いろいろなものを凝縮して見せられるからね。それに現実の“スピード”は速くなればなるほどコントロールできないけど、映画ではどんなスピードでもコントロールできるからね」。

では、トップガン・パイロットでありながら、同僚のベンとの恋愛を成就させるカーラ・ウェイド大尉を演じたジェシカの魅力について聞いてみると、「ちょうどこの作品のキャスティングをしている時に、息子と彼女が出演している『テキサス・チェインソー』を観たんだ。彼女なら知的な女性士官のイメージを持ちながら海軍では禁止されている同僚との恋愛が説得力あるものになる、女性的な魅力を表現できる、と思ったんだ。2回断られたけど、何とか説得して出演してもらったよ。撮影中、あまりにハード過ぎて男性陣は吐いたりしていたのに、彼女は花のようだったよ!(笑)」と大絶賛。

そんな彼女の今後の目標はというと、「多面的に活躍できる女優になりたいわ。変わったスタイルでも連続的にできるような、ね(笑)」。

ビールやアクションの他にも、オスカー俳優のジェイミー・フォックスや“ポスト、トム・クルーズ”との呼び声も高いジョシュ・ルーカスの共演も見逃せない本作。ラストは続篇を匂わすようなシーンだけど、もしかして……。「僕は続篇というものを信じていないんだ。確かに成功した作品はあるけどね。ラストの部分は人口頭脳“エディ”の精神面を見て欲しかった。“機体はなくなっても核となる心はなくならない”っていう意味でね」。なるほど……。でっ、ジェシカは続篇があったら出る? 「この撮影はホントに大変だったの! だからベンとカーラーが結婚した後のアザー・ストーリーなら出たいわ!」って、ステルス、関係ないじゃん!!

2005 10 07 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『ベルベット・レイン』キャスト舞台挨拶付試写会

9月17日/科学技術館サイエンスホール
「エディソンさんのお肌ツルツル!」(by BONNIE PINK)

20050917 “香港四天王”に数えられるアンディ・ラウとジャッキー・チュン、そして“新・四天王”との呼び声高いショーン・ユーとエディソン・チャという新・旧4大スターが顔を揃えた『ベルベット・レイン』(10月8日~シネ・リーブル池袋ほか全国〈地方は順次〉)。このPRのため、チャン、そして作品のイメージソング「Believe」を提供した女性シンガー、BONNIE PINKが試写会での舞台挨拶に立った。

現在公開中の『頭文字〈イニシャル〉D』、公開間近の『同じ月を見ている』、そして本作と、ここ3カ月連続で出演作が日本公開されるチャンは、「何度か来日しましたが、ここまでプロモーションで多忙な来日は初めて」と会場を笑わせた。作品については、「アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンという大御所と競演できて、とても勉強になりました。ショーン・ユーとは何度も仕事をしているけど、ジャッキーとの競演はとても印象に残っています。今回は一から作り上げる役柄だったので、難しかったけど良い映画に出演できたので満足しています」。

また、花束贈呈のため登場したBONNIE PINKは、「“Believe”は作った後にイメージソングになることが決まったのですが、“人を信じることは大切であり、信じることによって新しいものが生まれる”という歌の内容と、信じあう男たちを描いた映画の内容がぴったりあっているので大変光栄です」と映画とイメージソングについて語った。

一方、イメージソング収録のアルバムを聞いたチャンは、「歌声は勿論、海外のプロデューサーとも仕事をしているし、とてもクオリティーが高く、素晴らしいですね。自分も音楽活動をしているので、今後海外のスタッフと組んでやっていきたい」と、“歌手・エディソン”としてもアジアのみならず世界へ向けての意欲を語った。

俳優として歌手として着実にキャリアを積むチャンから、これからも目が離せない!

2005 10 07 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

Oct 06, 2005

第10回釜山国際映画祭レポートスタート!

poster_01 10月6日から14日まで開催される釜山国際映画祭のレポートがいよいよスタートします。

レポートしてもらうのは、国際批評家連盟賞(FIPRSCI)の審査員として映画祭に参加する、映画評論家の小張アキコさん。10回を迎える
今年はさまざまなイベントが催されるということで、熱気ムンムンのレポートをお楽しみくださいませ!

<釜山国際映画祭>
会期:10月6日~14日

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Oct 05, 2005

みなさんにはご迷惑をお掛けしています…。

特許庁のホームページで雑誌『パウゼ』の商標登録を発見し、なんとなくホッとしている担当Kです。でも存続期間満了日まであと2年弱……。

最近の編集部は水面下で動いている企画(雑誌復刊ではないんです…)があるため、常にバタバタ状態(特に編集長)。本日、営業とスケジュールの打ち合わせしたものの、あまりのハードさに気が気でない。

不安といえば、来週に控えた独占試写会『エリザベスタウン』もちょっと安心できない。本編がアメリカから届かなくて、予定していた実施日をズラしたのはいいものの(読者の方にはご迷惑をお掛けしました!)、いまだに到着の連絡がこず……。ただ単に連絡がないだけならいいのだけど……。

true
遅れているって言えば、先日来日したブルース・ウェバー(『トゥルーへの手紙』)も会見に20分くらい遅刻。どうやら写真を撮りに会場近くをウロウロしていたよう。ちょっと見た感じ、キャプテン・サンタみたいなんだけど、やっぱり独特のオーラがあり、助手を引き連れていました。ちなみに、真ん中の写真はデジタルビデオカメラを手に持ち、ローライを肩から下げている助手1。一番右の男性は、ウェバーの「普通の会見だとつまらないから、ちょっと音楽入れてみようよ」という提案により、会見中ずっとポロロンポロロンと演奏していた人。さすが、ウェバー…。

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Oct 04, 2005

『ザ・コーポレーション』ブロガー試写会にご招待!!

コーポレーションの見方が変わる!
『ザ・コーポレーション』ブロガー試写会にご招待!!


corJ・ベイカンの原作を基に、企業の誕生、現在、未来を考察した『ザ・コーポレーション』は、世界の映画祭で絶賛された長篇ドキュメンタリー。現在の企業を“1人の人間”として精神分析すると“完全にサイコパス(精神病質者)病状”を示すという仮定で語られる本作は、グローバル化された世界で最も必要な資本主義社会サバイバル・シネマ。この試写会にブロガー20名様をご招待。提供:アップリンク

ザ・コーポレーション
監督:マーク・アクバー&ジェニファー・アボット
配給:アップリンク
2006年お正月~UPLINK X/FACTORYにて公開


応募条件個人のブログを公開されていて、この映画をブログで紹介してくださる方。
日時:10月14日/12:45開場 13:00開映
        10月21日/11:45開場 12:00開映
        10月27日/10:45開場 11:00開映
      10月28日/10:45開場 11:00開映のいずれか
※当選者には詳細をメールでお知らせ致します。

●20名様をご招待
<応募方法>
お名前、ご住所、ブログのアドレス、当サイトの感想や最近観た映画の感想、その他なんでも!お書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。

応募締め切り→2005年10月11日到着分まで

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Oct 03, 2005

《『ウィンブルドン』》がDVDで絶賛発売中!

“ワーキング・タイトル”が贈る上質のラブ・ストーリー。
《『ウィンブルドン』》がDVDで絶賛発売中!

win 『ブリジット・ジョーンズの日記』の“ワーキング・タイトル”が贈るラブ・ストーリー『ウィンブルドン』がDVD(3,990円)で絶賛発売中。テニスの聖地“ウィンブルドン”のセンターコートで史上初めて撮影したことでも話題になった作品です。特典映像には、その撮影時の様子や試合シーンの舞台裏等を収録。発売を記念して《オリジナルキーホルダー》を2名様にプレゼント! 提供:UPJ

win2ウィンブルドン
監督:リチャード・ロンクレイン
出演:キルスティン・ダンスト/ポール・ベタニー
※現在、DVD絶賛発売中!


●今回2名様にプレゼント

<応募方法>
ご希望の商品名とお名前、ご住所、当サイトの感想や最近観た映画の感想、その他なんでも!お書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。

応募締め切り→2005年10月12日到着分まで

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夏休み。

2005年第33週(8月13日~19日)

diary90 夏休み。去年の夏はグアムと京都に行ったけど、今年はおとなしくしていることに。映画は5本。試写は1本のみで、夏休み明けにFOX試写室で『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005、FOX、ティム・ストーリー)。

“FOXのアメコミ物”と言えば今年の『エレクトラ』(2005、ロブ・ボウマン)は酷かったなぁ。だからコレも全く期待しなかったけど、「意外」と言っては失礼か、単純に楽しかった。「ミョーにノー天気」と言ってしまえばそれまでだけど、ヘンに悲壮感を漂わせるよりよっぽど潔い。1961年に始まった原作が、後のSFやヒーロー物、例えば『Mr.インクレディブル』(2004、ブラッド・バード)等々に与えた影響も興味深かった。TVシリーズ「ダーク・エンジェル」の後、どうもパッとしなかったジェシカ・アルバが覚醒。“アメコミ・ヒロイン”として素直に“カッコいい”。
 劇場で1本。新宿文化シネマ2でこれが初見の妻と『宇宙戦争』(2005、UIP、スティーブン・スピルバーグ)を再見。初見時に引っ掛かっていた“物語の拡がりの弱さ”が更に気になる。“ラストがどうこう”なんて言うつもりは全くない。最近、一段と深化を遂げつつあった“父親探し”“親子”というテーマが拡がらないのが気になった。ハデな外見に比べてこじんまりした印象なのは“「戦争映画の顔した父子の物語=プライベートな物語」”だからで、そう考えればテーマから外れたワケではないけど。それに比べれば“トム・クルーズがミスキャスト”なんて議論は取り敢えずどうでもいい。演出の巧さはいつもの通り。存分に楽しませてくれる。だけどそれは当たり前のことで、今回はいつもの“新鮮な感動”がなかった。これは『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)で極めた世界観の範疇に止まった作品でもある。面白かったし、“巧いなぁ”と感心したシーンもあったけど、スピルバーグにはも
っと他にやりたいこと、やるべきことがあると思う……。

 DVDで3本。妻が「『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005、FOX、ジョージ・ルーカス)を観に行きたい」というのでシリーズの“復習”を開始。まずは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999、FHE、G・ルーカス)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002、FHE、G・ルーカス)、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977、FHE、G・ルーカス)。続きは来週ということで。そういえばここにも『ファタスティック・フォー [超能力ユニット]』の影が。

2005 10 03 | 固定リンク | コメント (0)

ジャッキーが香港に帰って来た!!

ジャッキーが香港に帰って来た!!
《『香港国際警察/NEW POLICE STORY』》がDVDで絶賛発売中!

policeハリウッドでも成功を収めたジャッキー・チェンが香港映画への本格復帰を果たした最新作『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のDVD(3,465円)が発売中! 香港警察と凶悪な武装強盗団との壮絶な戦いをアクション満載で描いた痛快作だ。“華流”期待のニコラス・ツェー、ダニエル・ウーの出演も見逃せない! この発売を記念して《オリジナルTシャツ》を3名様にプレゼント! 提供:UPJ

●今回3名様にプレゼント
<応募方法>
ご希望の商品名とお名前、ご住所、当サイトの感想や最近観た映画の感想、その他なんでも!お書き添えの上、hensyu@cine-pause.comまでメールをお送りください。
※当選者発表は発送をもって代えさせていただきます。

応募締め切り→2005年10月12日到着分まで

2005 10 03 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック