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Mar 10, 2006

『硫黄島からの手紙』クランク・イン

クリント・イーストウッド監督による“硫黄島”プロジェクト第二弾が始動!

『父親たちの星条旗』をクランクアップしたばかりのアカデミー賞受賞監督クリント・イーストウッドが、対になるもう一本『硫黄島からの手紙』の撮影を3月13日にカリフォルニア、ロサンゼルスで開始。両作品ともオスカー受賞のスティーブン・スピルバーグが製作し、ワーナー・ブラザース映画が世界配給を手がける。

 今年後半に順次公開するため続けて撮影される『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』は、第二次世界大戦の大きな転機となった悲劇的な硫黄島の戦いを描いている。この2本の映画は、歴史的な硫黄島の戦い、そしてその背景にある太平洋戦争を、武力だけではなく文化のぶつかり合いとして見せていく。両作品はイーストウッド、スピルバーグ、そしてアカデミー賞にノミネートされたロバート・ロレンツが製作を務める。

 アカデミー賞ノミネート俳優である渡辺謙が演じるのは栗林忠道中将。アメリカで教育を受けた栗林は、米軍による硫黄島総攻撃に対し日本軍を率いて果敢に挑んでいく。

 そのほかの主なキャストは、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、そして中村獅童。『硫黄島からの手紙』は日系アメリカ人のアイリス・ヤマシタと、製作総指揮も務めるオスカー受賞のポール・ハギスの原案からヤマシタが脚本を手がけた。

 アメリカ側の視点から描かれた『父親たちの星条旗』は、歴史上もっとも象徴的なイメージのひとつ、“摺鉢山にアメリカ国旗を揚げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードを基にしている。その写真は硫黄島戦の勝利のシンボルとして、長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士はたちまち英雄に祭り上げられた。その中には、自分が祖国で名を成すことになるとは知らずに写真撮影直後に死んでいった者もいるが、生還した者もシンボルとしてもてはやされることには何の関心も抱かず、ましてや、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、死んでいった戦友たちとともに前線に留まりたかっただけだった。

『父親たちの星条旗』の原作は、ジェイムズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ著のベストセラー「硫黄島の星条旗」。ブラッドリーの父、ジョン・“ドック”・ブラッドリーは旗を掲げた兵士のひとりだったが、ブラッドリーがその詳細を知ったのは1994年に父が亡くなった後だという。

『父親たちの星条旗』には、ライアン・フィリップ、ジェシー・ジェイミー・ベル、バリー・ペッパー、ポール・ウォーカー、ジョン・ベンジャミン・ヒッキーらが出演。

日本での公開は『父親たちの星条旗』が2006年秋、『硫黄島からの手紙』が2006年12月を予定。

2006 03 10 [シネマニュース] | 固定リンク

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