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Jul 24, 2006
「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2006」
「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2006」出品作品
“HOW DOES THE BLIND DREAM”(盲人は夢をみるか)”合同会見
6月10日/サニーサイドアップ会議室
「本当のリアリティよりも、僕の想像するものを大切にしたい」(by ユ・ジテ)
今年で第8回目を迎えるショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)と、そして3回目の開催となるショートショート フィルムフェスティバルアジア(SSFFA)の2つの映画祭を同時開催する「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2006」。これまで東京、那須、名古屋での開催を終え、以降、大阪、広島と順次ツアー中だ。
上映される数ある作品の中でも注目したいのは、これまで純粋な若者から現代的な青年、そして復讐者までと幅広いキャラクターを演じてきた韓国の若手俳優、ユ・ジテの監督作品だろう。モデルから俳優へと転進した彼は、韓国映画界でも、映画や演技に誰よりも真面目に取り組んできたことで知られている。
「そんなに裕福な家庭ではなかったし、子供の頃から映画マニアという訳ではありませんでした。“演技”というものに最初に出会ったのは、教会で神様を題材にした舞台に立った時。それから大学の演劇映画学科に入学して、身近に短篇を撮っている先輩たちがいたことが、映画に対する夢が大きくなっていったきっかけだと思います。それに、演劇をやっていた大学生の時、背が大きすぎて周りとのバランスが合わなくてなかなか舞台に出られず、裏方ばかりをやっていたんです。その影響もあって演出に興味が沸いたのかも(笑)」。
そんな彼は製作面にも興味を持ち、2001年に中央大学大学院映像製作科に進学している。そして2作目の短篇監督作品になる本作は、ある盲目の鍼療法師の男が女性客から聞いた官能的な話に触発され、自分の中に秘められた願望を呼び覚まし、幻想と現実の間を行き来するという物語だ。CGを使ったブラジルのカーニバルやゴキブリ、字幕の使い方等、実験的な作品になっている。
「今回の作品は、“特別な事件はないかもしれないけど、自由に、そして偏見を持たず、楽しく幸せに生きてみよう、踊ってみよう”という意図を込めました。いろいろ疑問を持つ方がいると思いますが、それはそれでいいと思います。映画というのは1つだけの意図で創られるものではなく、様々な考えが散りばめられていますから、観客側の様々なアプローチで観て欲しいです」。
コメディー風でありながらもどこか悲哀が漂う彼の作品。少し偏った質問をしても誠実に答える彼の姿勢には、製作者、俳優という枠ではなく、“表現者”としての統一した意識があるようだ。
「俳優という仕事をしているといろいろな監督からの影響は否めません。でも真似というより、影響として考え、自分の価値観で判断して自分の映画に取り入れるようにしています。またリアリティに対してもそうです。例えば盲人を演じるなら、極端に言えば、本当に目が見えない状態で演じるものこそがリアルです。でも、そのリアリティより僕が想像する“盲人像”を大切にしたい。その盲人像こそ、僕の個性だと思います」。
“表現者”としての威風を放つ彼の今後が楽しみだ。
(インタビュー・文・写真=勝丸 京子)
※大阪<8月4日~8月6日>
※広島<8月12日~8月15日>
※詳細は公式ページにてご確認下さい。
2006 07 24 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jul 20, 2006
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』キャスト&スタッフ来日記者会見
7月10日/パークハイアット東京
「スライムを掛けられても、ジョニーは優雅だったよ!」(by オーランド・ブルーム)
「だって、掛けられるの、慣れているから!(笑)」(by ジョニー・デップ)
今年のサマー・ムービーの大本命、大ヒット作『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシリーズ第2弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(7月22日~丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にて公開)がいよいよ日本に上陸する。この公開に先駆け、主演のジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、製作のジェリー・ブラッカイマーが来日し、記者会見を開いた。
何と本作は、7月7日の全米公開で全米初日興行歴代No.1、オープニング3日間興収歴代No.1、そして映画史上最速の興収1億ドル突破の3冠樹立。「それに、ヨーロッパの7つの市場で初日興収の新記録も打ち立てたんだ。あの『ハリー・ポッター』を抜いてね!」とミスター・ハリウッドことブラッカイマーはこの結果にご満悦のよう。
ともあれ、そんな記録を打ち立てられたのも、主演の2人の人気があってこそ! そんな2人はお互いいい刺激を与え合っているようだ。「オーランドとの共演は嬉しかったね。今回、前作から3年も経っていたけど、まるで家族のもとに戻ったように感じたよ。いろんな面で(どんな面?? by 筆者K)、これからも付き合っていきたいね(笑)」(デップ)、「この映画の成功はブラッカイマーの手腕と、ジョニーの力と魅力があってこそ。そもそも脚本のジャック・スパロウはこんなにキャラクター性がある人物ではなかったんだよ。僕は新人だし、いろいろ学べて感謝しているんだ。彼からラム酒とワインの呑み方も教わったしね(笑)」(ブルーム)。
大きな成功を収め、更に団結力が強くなった様子の彼らは、“宝箱(チェスト)に何入れる?”と聞かれると「オーランド!」(デップ)「ジョニー!」(ブルーム)「ジョニーとオーランド!」(ブラッカイマー)と、息の合った(!?)ところを見せ、会場を沸かした。
「監督のゴア(・ヴァービンスキー)は今、3作目の準備のため来日出来なかったんだ。ごめんね」とブラッカイマーが語るように、2007年5月にはシリーズ完結篇の公開が待っている。そこで完結篇についてブラッカイマーに“ちょっとだけ教えて!”とおねだりしてみると、「チョー・ユンファとキース・リチャーズの出演は決まっているよ。パイレーツのボスとしてね。いろんな国籍の人に出演してもらいたかったからチョーを、キースにはツアー中にロンドンの空港でお願いしたんだ。そうそう、キースの衣裳はジョニーが選んだんだ」だそう。その時の様子をジョニーは「LAのホテルで衣裳合わせをしたんだ。とってもいい時間だったよ」と語った。ブルームも「ジョニーとキースの共演は楽しみ!」と期待しているようだ。「このシリーズはできれば9000作目まで作りたいね」とご機嫌なデップ。うん、歳老いてもやんちゃなジャック・スパロウも魅力的かも!(取材・文=勝丸 京子)
2006 07 20 [記者会見レポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Jul 16, 2006
『愛の寓話vol.2』刊行記念イベント開催!!
『interview with a Romance film Creatots vol.2
愛の寓話 日活ロマン、映画と時代を拓いた恋人たち』刊行記念
小沼 勝 監督+風祭 ゆき さん トークショー
"プログラム・ピクチュアの魅惑"
映画が撮りたかった、17年間夢中で創り続けた、そして1,133の"愛の寓話"が生まれた……。映画人を育てる撮影所システムを守り、日本映画界がタブーとした表現に挑んだ"ロマンポルノ"。"愛"というテーマだけを追い続けた、世界にも類を見ないその"究極のプログラム・ピクチャー"の魅力に迫った最新版ロマンポルノ集成シリーズ『愛の寓話』。その刊行を記念して、独特の映像と美学で海外からの評価も高い巨匠・小沼勝さんと、ロマンポルノ史上屈指の美形とも言われた女優・風祭ゆきさんのトークショーを実施致します。終焉からおよそ20年、『-妻たちの性体験-夫の眼の前で、今…』で素晴らしい創作活動を見せたお二人に、当時の撮影所でのエピソードを中心にプログラム・ピクチュアの魅惑についてタップリと語って頂きます。そこから浮かび上がる、今こそ輝くプログラム・ピクチュア=ロマンポルノの愉しみを存分に味わって下さい。当日は『愛の寓話 vol.1&2』及び関連作品DVDのサイン即売会も実施致します(予定)
■日時:2006年8月6日(日) 13:00(開場12:30~)~15:00
■会場:青山ブックセンター本店内 A空間(エー・スペース)
■定員:70名様
■入場料:500円(税込) 電話予約の上、当日ご清算
■電話予約&お問い合わせ電話: 青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付時間: 10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2006年7月18日(火) 10:00~
※青山ブックセンター公式サイト情報ページはこちら
プロフィール
小沼 勝(こぬま・まさる) 1937年12月30日生まれ。北海道出身。日本大学芸術学部卒業。1961年に助監督採用で日活に入社。野口晴康、林功、森永健次郎らの助監督を経て、1971年に『花芯の誘い』で監督デビュー。全47作品を発表。ロマンポルノ終了後はOVのみの活動となったが、2000年に映画に復帰。映画近作は『女はバス停で服を着替えた』(2003)。
風祭 ゆき(かざまつり・ゆき) 1955年8月15日生まれ。東京都出身。武蔵野音楽短期大学声楽科で学ぶ。卒業後、『竹山ひとり旅』(1974、新藤兼人)で女優デビュー。80年ににっかつ入社。同年、『赤い通り雨』(小原宏裕)でロマンポルノデビュー。全23作品に出演。ロマンポルノ出演中から一般映画にも多数出演。現在、映画、TV、舞台を中心に幅広く活躍中。映画近作は『キル・ビル』(2003、クエンティン・タランティーノ)。
書籍紹介
ロマンポルノを創った映画人たちの証言と当時の図版、そして今の若い女性の目線で、最後のプログラム・ピクチャー、ロマンポルノと呼ばれた"愛の寓話"の魅力に迫る全5冊シリーズ(予定)。『interview with a Romance film Creatots vol.1 愛の寓話 日活ロマン、"撮影所システム"最後の光芒』 「ロマンポルノを撮れたのは誇り」/森田 芳光――17年間、全1,133作品リストを初掲載、初公開時のポスターも大判で収録した最新版ロマンポルノ集成。表紙は宮下順子/『愛に濡れたわたし』。(224P/2,100円・税込)。『interview with a Romance film Creatots vol.2 愛の寓話 日活ロマン、映画と時代を拓いた恋人たち』 「愛の物語を皆が狂ったように千何本も撮った」/田中登――劇場での定期的な特集上映、DVDの連続リリースで再注目、再評価。関係者の貴重な証言と図版でその魅力に迫る、最新版ロマンポルノ集成。表紙は風祭ゆき/『ズームアップ 暴行白書』。(256P/2,200円・税込)。
