PauseBLOG 記者会見・コラム

« 目指せ劇場上映!“映画甲子園2007”開催!! | トップページ | 『ベクシル 2077 日本鎖国』スタッフインタビュー »

Aug 17, 2007

“ユナイテッド・アーティスツの栄光”開催!

 独特のプログラムで映画ファンを楽しませてくれている貴重な名画座、シネマヴェーラ渋谷。今度は“ユナイテッド・アーティスツの栄光”(2007年8月18日~9月7日)と題した特集で、名画座文化が壊れてしまった後、スクリーンでは観る機会がほとんどなくなった傑作、名作の数々を上映してくれます。

Cinenews0816

 チャールズ・チャップリン、メアリー・ピックフォード、ダグラス・フェアバンクス、D・W・グリフィスといった一流映画人が創作の自由を求めて1919年に設立した映画会社、ユナイテッド・アーティスツ(UA)。その後、アメリカ流作家主義を標榜したUAは数多くの傑作、名作を世に送り出しますが、暴力的かつ不当な批判に曝された超大作『天国の門』の興行的大失敗により、1981年、MGMによる買収という形でその栄光の歴史に幕を降ろしました。
 今回、シネマヴェーラ渋谷では、UA62年の歴史の中から、かつて名画座で何度も上映されてきた傑作、名作を中心に18作品が上映されます。それは、映画ファンなら一度はスクリーンで観ておきたい作品ばかり。この機会にぜひ、DVDでは味わえない、映画本来の魅力を堪能して欲しいと思います。
 個人的なイチ押しは『天国の門』。今回上映されるのは149分短縮版。これは初公開された時のヴァージョンで、筆者もその時にテアトル東京で観たのが恐らく最後だと思います。この作品は初公開以降、リバイバル上映(松竹セントラル)もソフトも219分の完全版が流通しているので、今回の上映は本当に貴重(最後!?)な機会。16mmプリントというのが残念ですが、やはり観ておいた方がいいと思います。ヨーロッパ、そして日本の映画批評家は見逃さなかった映画的な感動は勿論ですが、この作品を抹殺しようとしたアメリカの政治的な本音が今再び炙り出されてくることも見逃せません。

“ユナイテッド・アーティスツの栄光”

2007年8月18日(土)~9月7日(金) シネマヴェーラ渋谷

上映作品:
『現金に体を張れ』『ガルシアの首』『裸足の伯爵夫人』
『キッスで殺せ!』『情婦』『十二人の怒れる男』『暗黒街の女』
『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』『荒馬と女』『ナック』
『ザ・ビートルズ/イエロー・サブマリン』『ラストタンゴ・イン・パリ』
『ロング・グッドバイ』『アニー・ホール』『マンハッタン』
『レイジング・ブル』『天国の門』

詳細は劇場HP http://www.cinemavera.com/index.html

2007 08 17 [シネマニュース] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/51417/16155274

この記事へのトラックバック一覧です: “ユナイテッド・アーティスツの栄光”開催!:

コメント

コメントを書く