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Oct 11, 2007
『カタコンベ』スタッフインタビュー
「普通の人に起こる突然の狂気を題材にした作品を創りたかった」(by マーク・バーグ)
大ヒットになった『ソウ』シリーズ(2004~)の製作陣が、実在するパリの地下墓地“カタコンベ”を舞台に新感覚スリラー創り上げた。それが『カタコンベ』(10月6日~お台場シネマメディアージュほか全国)。パリに暮らす姉キャロリン(アリシア・ムーア)の元を訪れたヴィクトリア(シャニン・ソサモン)は、世界で最も美しい都市の地下で、身の毛もよだつ壮絶な体験をする……。
「『ソウ』シリーズのような、普通の人に起こる突然の狂気を題材にした作品を創りたかった」と話すのは、本作をプロデュースしたマーク・バーグ。これまで『ソウ』シリーズを筆頭に、『マイ・フレンド・フォーエバー』『ジョンQ―最後の決断― 』等を手掛けた敏腕プロデューサーだ。
本作も『ソウ』シリーズ同様、スリラーの中に“生と死”のメッセージ性を強く入れ込んでいる点が興味深い。「恐怖の中にメッセージを込めることは、『ソウ』シリーズで発見したんだ。なかなかそのことに気づく人は少ないけど、『ソウ』シリーズを含めて目指しているジャンルだね。人生は一度きりでリハーサルはない。だからこそ、生きている限りいろいろ挑戦して欲しいし、自分がどう扱われたいかを念頭に置きながら、他人に接する大切さに気づいて欲しいんだ」。
今回も新人監督を起用。それが作品を新鮮なものにしているのもバーグらしい。しかも、グラミー賞に輝くスーパースター“P!NK”ことA・ムーアが姉のキャロリン役で出演、X-JAPANのYOSHIKIが映画のメインテーマを手掛けるという組み合わせも面白い!
「P!NKは、普通の女優にはないものを持ち込んでくれると思ったからね。それに家が隣で、“映画に出せ”って言われて、ね(笑)。でも、彼女をチョイスして間違ってなかったよ。YOSHIKIは音楽監修の友達が知っていて、今回お願いしたんだ。彼も作品を気に入っているし。えっ、日本での彼の人気は凄いって? そうなんだ。じゃ、今度、彼に演技してもらおう! 『ソウ5』で殺される役なんてどうかな(笑)」と、雑談しながらもアイデアを出してくるバーグ。
でも、それは冗談では済まないかもしれないのだ……。 実は、現在撮影中のパリス・ヒルトン主演のホラーミュージカル“REPO! THE HE GENETIC OPERA!”で、YOSHIKIはエグゼクティブ・プロデューサーと音楽総監督を務めており、これから活躍の場が広がる可能性があるからだ。
最後に、気になる本作の続篇について聞いてみると……。「最初、エンディングを2通り考えていたんだ。今のエンディングと、今回で完結するバージョンとね(笑)」。……ということは、もしかしたら『カタコンベ2』があるということ、かも!?
取材・写真・文=間宮 うり/Uri MAMIYA(ライター)
プロフィール
マーク・バーグ/Mark BURG
生年月日不詳。アメリカ、ニューヨーク州出身。エボリューション・エンタテインメント/ツイステッド・ピクチャーズの共同創設者として才能豊かなスタッフ、キャスト陣を集め、『さよならゲーム』(1988)等を手掛ける。2004年最大のヒット作となった『ソウ』ではプロデューサーを務め、ライオンズゲートとの配給契約を結ぶきっかけを作った。また『ソウ』の監督・脚本チームであるジェームズ・ワンとリー・ワネルの新作“SILENCE”では製作総指揮を務める。その他の作品に『ジョンQ-最後の決断-』(2002)等、多数。
『カタコンベ』
“CATACOMBS”
デジタルサイト/
トム・コーカー&デヴィッド・エリオット作品
2007年/アメリカ/94min./カラー/
ヴィスタ/ドルビー(SRD、DTS:SR)
10月6日~お台場シネマメディアージュほか全国
※R-15指定作品
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