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Nov 22, 2007

『肩ごしの恋人』スタッフ・インタビュー

「友達の実体験が一番参考になりました。というか、それが一番じゃないですか(笑)!!」(by イ・オンヒ)

Katagoshi02直木賞を受賞し、63万部の大ベストセラーとなった唯川恵の恋愛小説が、韓国で映画化された。それが『肩ごしの恋人』(11月23日~お台場シネマージュほか全国〈地方は順次〉)。幼馴染みの親友同士なのに性格が正反対のジョンワン(イ・ミヨン)とヒス(イ・テラン)。二人それぞれの恋愛模様を、ソウルの最新スポットを背景に生き生きと描き出した、韓国版『SEX AND THE CITY セックス・アンド・ザ・シティ』ともいうべき作品だ。

「国境を越えて共感できる内容でしたし、何よりストーリーが面白かった」と映画化のきっかけを語った監督のイ・オンヒ。続けて「原作の良さを残しながら、自分や同年代の友達の目線を加えて自分なりの作品に創り上げました」と語るように、劇中のガールズ・トークは女性なら誰しも経験したことのあるリアルな本音ばかり。「周りの友達の実体験が一番参考になりました。というか、それが一番じゃないですか(笑)!!」。

主人公の二人には、『純愛中毒』『タイフーン』のイ・ミヨン、TVドラマで活躍する『噂のチル姫』のイ・テランを抜擢。「イ・ミヨンさんは高校生の時から好きな女優さんだったので、今回ぜひお願いしたいと思って。イ・テランさんは女性っぽくない役が多かったので、今回は思いっきり女性っぽい役をやって欲しいと思ったんです」。そんな二人の、正反対の性格を反映させた最先端の衣裳や家具も見ていて楽しい。「イ・ミヨンさんが着ている衣裳の4割は、実際に彼女が着ている物なんですよ。あの特徴的なネイルも!」ということなので、スクリーンをよーく観て欲しい。

「映画のコンセプトとして、雰囲気を可愛くしすぎないことに注意しました。だから、家具とかも寒色系にして冷たい感じにしたんです」。イ・オンヒ、デビュー作『アメノナカノ青空』で見せた独特の演出力と感覚的な映像は、この最新作でも健在。「私は結婚していないので、状況から考えるとジョワンのタイプかも」とクールに自己分析する彼女が女性のために創った本作は、女性なら必見だ。

取材・文=間宮 うり/Uri MAMIYA(ライター)

プロフィール
イ・オンヒ/Eon-hie LEE
1976年生まれ(生月日不詳)。韓国出身(出身地不詳)。韓国芸術総合学校映像科の第1期生として学ぶ。監督デビュー作は2005年の『アメノナカノ青空』。また、『子猫をお願い』(2001)のチョン・ジュウンは韓国芸術総合学校での同期にあたり、イ・オンヒもスタッフとしてこの作品に参加している。その他、『チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス』(2004、イ・ゴンドン)では脚本を手掛けた。今、韓国映画界で期待される若手女性監督の一人。

Katagoshi01肩ごしの恋人
“LOVE EXPOSURE”
ショウゲート/イ・オンヒ作品
2007年/韓国=日本/101min./カラー/
スコープ/ドルビー(SRD:SR)
11月23日~お台場シネマージュほか全国〈地方は順次〉

2007 11 22 [記者会見レポート] | 固定リンク

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