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May 20, 2008

「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展」開催

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北野武、黒沢清といった海外でも高く評価される監督たちも教授として就任し、2005年4月に開設、大きな話題になった東京藝術大学大学院映像研究科。国際的に通用する映像作品を創造するクリエイターと、高度な専門知識と芸術的感性を併せ持つ映画制作技術者の育成を目的としたこの研究科の、第二期を修了(2008年3月)した若き才能たちによる「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展」が開催されることになった。

専門知識を持って第一線で活躍する多種多様な映画のプロによる指導の下、プロが使用する施設、機材、備品を駆使して創られた彼らの作品について、映画監督で映像研究科教授の黒沢清は「彼らは本当の映画にたどりついた」として次のように語っている。

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「学生たちが、自分たちの力だけで、精いっぱい撮りたい映画を撮った。そうしたところ、学生映画といった領域をはるかに超えた真に本気の作品が6本もでき上がった。彼らはいつの間にここまでの技術と情熱とを身につけていたのだろうか。ダグラス・サークがいる、ハーモニー・コリンがいる、タルコフスキーがいる。鈴木清順も今村昌平もいる。クロード・シャブロルまでいる。と書いたそばから、やはりこれらの6本は恐ろしいまでに他の何にも似ていないということを確認しておきたい。

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彼らは学生であることからこうむる過酷な人間関係に翻弄されながら、しかし最後まで自らの欲望を見失うことなく、商業主義と作家主義の間隙を奇跡のように探り当て、遂に本当の映画へと行き着いたのだ。私は心の底から“凄い”と思った」

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第一期生が既にプロとして活動を始めている「東京藝術大学大学院映像研究科」。その第二期生による6作品も、映画表現の様々な可能性を感じせてくれるという意味で興味深い仕上がりになっている。新しい面白さを求める映画ファンは勿論のこと、映画の世界を目指す若い人は、ぜひ彼らの作品を劇場で観て欲しいと思う。

「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生終了制作展」
▼上映作品 
『緑川の底』 HD/73分/吉井和之
『錨をなげろ』 16mm/60分/船曳真珠
『second coming』  35mm/35分/吉田雄一郎
『彼方からの手紙』 HD/85分/瀬田なつき
『PASSION』 HD/115分/濱口竜介
『アンナの物語』 HD/68分/山田咲

▼会期 2008年5月24日(土)~30日(金)
 ※トークショー実施(各日共上映前)
    5月24日(土) 梅本洋一(映画評論家)×6作品の監督
    5月30日(金) 黒沢清(監督/映像研究科教授)

▼会場 ユーロスペース1(JR 渋谷駅)

▼時間 連日21時10分~(レイトショー上映)

▼料金 800円均一
※タイムテーブル等の詳細は劇場(電話03-3461-0211)に直接お問合せ頂くか、
  劇場HPをご覧下さい。
http://www.eurospace.co.jp/
※作品の詳細は公式サイトをご覧下さい。http://www.fnm.geidai.ac.jp/

2008 05 20 [シネマニュース] | 固定リンク

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