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Nov 11, 2008

 『Happyダーツ』キャストインタビュー

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遊びとして楽しむゲームでありながら、練習に励む人々が真剣に戦うスポーツでもある“ダーツ”。そんなダーツにハマったのが、何をやっても中途半端だった派遣OLの沢田美奈子(辺見えみり)。きっかけはダーツバーで出会ったイケメン店員の篠塚慶介(加藤和樹)だったが、練習に通いつめる内にその面白さに目覚め、今まで気づかなかった“日常の楽しさ”までも見出していく……。それが『Happyダーツ』(11月8日~アミューズCQNほか全国〈地方は順次〉)だ。

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インディーズで注目されてきた女性監督の松梨智子は、その枠から初めて踏み出した商業映画、この『Happyダーツ』で、同世代の女性の日常、どちらかと言えばダメな部分をコミカルかつ軽いタッチで綴った。これは、一人の女性、美奈子の心の成長を描いた物語だが、そうした中、ちょっと変わった存在感のキャラクターが、ダーツバーの常連で美奈子と仲良くなる田畑サキだ。スポ根的要素も大きいこの物語にあって、熱いでも冷めているでもない、ごく自然なその存在感は、ちょっと不思議で面白かった。
演じるのは新田恵利。映画デビュー作『ちょうちん』(1987、梶間俊一)以来、実に21年振りの映画出演になる。おニャン子クラブの一員としてデビュー以降、余りに忙し過ぎた彼女は、一時期芸能界を引退。その後、復帰、結婚を経て、ここまで自分のペースを守った仕事をして来た。がむしゃらになる訳ではないけれど、決して止まっている訳でも後ろ向きな訳でもない。かつては望むべくもなかった、いい意味でのマイペース。そんなゆとりというか余裕のようなものが、そのままサキというキャラクターに出ているのかもしれない。そんなことを思いつつ、いくつか話を聞いてみた。

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Q 最近の仕事の選び方、スタンスについて教えて下さい。
A 「これまでは自分の好きなことを中心にやって来ました。でも最近は、“もう1つ大きな自分になろう”と思い、マネージャーが“良い”と思った仕事は素直に受け入れることにしています」

Q 出演を決めた理由は「サキを面白いと感じた」ということですが、どういった部分を面白いと感じましたか?
A 「サキは普段、女を匂わせないんです。でも“可愛い女性”という部分をちゃんと持っている。そこに面白さを感じました」

Q 美奈子は30代で日常に本当の楽しさを見出せずにいます。新田さん自身、30代を振り返ってみてどんなことを思いますか?
A 「人としても女性としても、ようやく、少しずつ熟し始めるのが30代だったと思います」

Q 21年振りの映画出演になりましたが、現場はどうでしたか?
A 「気持ち的にも年齢的にも余裕が出て来たので、とても楽しく撮影に臨めました。ただ現場では、いつの間にやら上から数えた方が早い年齢になっていましたね(笑)」

Q 女性監督と仕事をした感想はいかがでしたか?
A 「スタッフに“女性監督は初めてだ”って言った方がいて、初めて意識しました。でも撮影が始まってすぐ、自分の世界をキッチリ持っている方だということが判ったので、男女を意識することなく、何の問題もなく、とても楽しく仕事が出来ました」

Q ダーツの面白さはどんなところにあると思いますか?
A 「“お酒もタバコもOK”というスタイルの、大人のスポーツ。始める前に揃えるアイテムが少なくて、気軽に始められるのがいいですね。今はTVやPCに繋げば自宅でも楽しむことが出来ますから、本当に身近なスポーツだと思います」

Q 共演者の印象や面白いエピソードがあったら教えて下さい。
A 「皆さん、楽しい方ばかりでしたね。そういえば、クランク・インの時に(村杉)蝉之介さんが彼女と別れたばかりで、女性陣が恋愛相談にのってあげたりしていました。(笑)」

Q 最近観た映画で面白かった作品はありますか?
A 「DVDで観た『ヘルボーイ』(2004、ギレルモ・デル・トロ)が可愛くて面白かったです」

Q 最近気になる俳優さんはいますか?
A 「特にはいません」

Q 最後に、この作品の見所をお願いします。
A 「元気のない人、ちょっぴり生き方に悩んでいる人、前向きになりたい人……そんな人たちに観てもらえたら嬉しいですね。でも、ダーツムービーであると同時にラブコメディーですから、誰が観ても楽しんでもらえる作品だと思います」

取材・文=内田 達夫/Tatsuo UCHIDA(本サイト編集長)
※このインタビューはメールで行なわれたものです。

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【プロフィール】
新田 恵利/Eri Nitta
1968年3月17日生まれ。埼玉県出身。
1985年、フジテレビのバラエティ「夕やけニャンニャン」で、女子高生グループ“おニャン子クラブ”の一員として芸能界デビュー。大所帯のグループ内で圧倒的な人気を集め、ソロとしても活躍。歌手として多数のヒット曲を出す。その後、1990年に引退、1994年に復帰。現在、TV、ラジオを中心に幅広く活動中。映画デビューは1987年の『ちょうちん』(梶間俊一)。本作は21年振りの映画出演となる。この後、『ノン子36歳(家事手伝い)』(2008、熊切和嘉)、『40歳問題』(2008、中江裕司)が公開待機中。今後、映画での活動にも期待したい。

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Happyダーツ

クロックワークス/松梨 智子 作品
2008年/日本/86min./カラー/ヴィスタ/
ドルビー(SR) (C)2008 キングレコード
11月8日~渋谷アミューズCQNほか全国(地方は順次)

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