PauseBLOG 記者会見・コラム

« November 2008 | トップページ | January 2009 »

Dec 31, 2008

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2」開催!(第3週)

Ai_roman_20081218_1 シネマヴェーラ渋谷で、12月20日(土)から4週間に渡って開催中の特集「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる」。28作品(厳密に言うと『十八歳、海へ』はロマンポルノに分類されていないので27作品)を上映するプログラムも残り半分、折り返しに入りました。“お正月からロマンポルノ”っていうのも、何だか“艶”っぽくていい感じ(……だと思う)。お時間のある方はぜひ劇場へ足を運んで頂ければと思います。大人のための“愛の寓話”、ロマンポルノをどうぞご堪能下さい。

Ai_roman_20081231_1 「ロマンポルノは観てみたいけど、何から観たらいいでしょう?」という女性読者からのメールにお応えして、シネマヴェーラ渋谷の女性スタッフに引き続きお薦め作品を選んで頂きました。上映情報の作品名に表記しておきますので、編集部のお薦め作品と併せて参考にしてみて下さい。今週の上映作品で、あまりロマンポルノに馴染みのない方にお薦めなのは、『ピンクカット 太く愛して深く愛して』『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』『ラブレター』。どの作品も観やすいと思います。ファンの方には、『壇ノ浦夜枕合戦記』『夫婦秘戯くらべ』『横須賀男狩り 少女・悦楽』をお薦め。成人館には最近出ましたが、それまではあまり上映される機会がなかった上にDVD化もされていません。この機会にぜひどうぞ。
Ai_roman_20081231_2

《ロマンポルノ上映情報(一般館)》

〈東京都渋谷区/シネマヴェーラ渋谷〉

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる」
2008年12月20日(土)~2009年1月16日(金)

◎シネマヴェーラ渋谷の女性スタッフが選んだお薦め作品
○編集部が選んだお薦め作品
△DVD発売中 ×DVD廃盤 ▲DVD未発売
※お薦め作品は劇場スタッフの方に先に選んで頂き、編集部では作品が重ならないように選びました。DVD化されていない作品はそれだけ観る機会が限られるということでもありますので、作品選びの参考にして頂ければと思います。

1月3日(土)
 『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』
○△
  “乱歩の猟奇とロマンをエロスの香りで包み込む。退廃的雰囲気も魅力的”
   (1976年6月12日封切/76分)
   監督:田中 登 出演:宮下 順子、石橋 蓮司、他

 『壇ノ浦夜枕合戦記』
  “源氏の男たちと平家の女たちの「夜枕合戦」開幕。豪華絢爛エロ時代劇”
   (1977年4月23日封切/94分)
   監督:神代 辰巳 出演:渡辺 とく子、風間 杜夫、他

1月4日(日)
 『夫婦秘戯くらべ』

  “「覗き、覗かれる」ことで性生活を回復しようと奮闘する夫婦たちの物語”
   (1976年2月21日封切/69分)
   監督:武田 一成 出演:宮下 順子、谷口 香織、他

 『ピンクカット 太く愛して深く愛して』◎△
  “お色気サービスの美容室は大繁盛! 80年代テイスト満載のコメディ!!”
   (1983年1月21日封切/68分)
   監督:森田 芳光 出演:寺島 まゆみ、山口 千枝、他

 『白い指の戯れ』
  “70年代の若者たち特有の浮遊感を、シャープなタッチで描いた青春映画”
   (1972年6月7日封切/75分)
   監督:村川 透 出演:伊佐山 ひろ子、荒木 一郎、他

1月5日(月)
 『ズームイン 暴行団地』

  “団地を恐怖に陥れた暴行魔。安定期のロマンポルノから生まれた衝撃作”
   (1980年3月15日封切/68分)
   監督:黒沢 直輔 出演:宮井 えりな、梓 ようこ、他

 『横須賀男狩り 少女・悦楽』
  “姉夫婦を襲い不幸に陥れた暴漢に対する、少女たちの体を張った復讐劇”
   (1977年5月21日封切/77分)
   監督:藤田 敏八 出演:大野 かおり、中川 ジュン、他

 『ラブレター』
  “詩人、金子光春とその愛人の関係。女性にも支持されて大ヒットを記録”
   (1981年8月7日封切/83分)
   監督:東 陽一 出演:関根 恵子、加賀 まりこ、他

1月6日(火)
 『ピンクカット 太く愛して深く愛して』
 『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』

1月7日(水)
 『壇ノ浦夜枕合戦記』
 『ズームイン 暴行団地』

1月8日(木)
 『横須賀男狩り 少女・悦楽』
 『夫婦秘戯くらべ』

1月9日(金)
 『白い指の戯れ』
 『壇ノ浦夜枕合戦記』

1月10日以降の上映作品
 『双子座の女』『性的犯罪』『女高生偽日記』
 『実録白川和子 裸の履歴書』『天使のはらわた 赤い眩暈』
 『レイプ25時 暴姦』『黒薔薇昇天』

※各日入替なしの上映です。
※料金:一般1,400円、シニア・会員1、000円、大学生:800円
※タイムテーブル、その他の詳細につきましてはシネマヴェーラ渋谷公式HPをご覧下さい。

http://www.cinemavera.com/

《ロマンポルノ書籍情報》
貴重なインタビューと資料で構成された「愛の寓話」シリーズ。
購入は
http://www.cine-pause.com/book.htm

《ロマンポルノDVD情報》
ロマンポルノ作品のDVD。
購入は
http://www.geneon-ent.net/view_default.php
※ロマンポルノ作品は画面左端“DVD/CD”内にある“趣味”の分類で販売されています。

2008 12 31 [ロマンポルノ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 26, 2008

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2」開催!(第2週)

Ai_roman_20081218_1 30年の歳月を越えて、今バトンは受け継がれる!!――と、いうことで、シネマヴェーラ渋谷で特集「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる」が開催中。4週間でロマンポルノ28作品(厳密に言うと『十八歳、海へ』はロマンポルノに分類されていないので27作品)を上映するプログラムは2週目に入ります。
今週の上映作品について、いくつか豆知識をご紹介。ロマンポルノは、日活/にっかつ製作の2作品に外部プロダクション製作の買取作品1作品を加えた3本立を、2週間替わりで興行するのが基本でした。今特集では、『愛欲の罠』が天象儀館・製作の買取作品。この時のメインは、『欲情の季節 蜜をぬる18才』(1973、武田一成)と『女調査員SEXレポート 婦女暴行』(1973、近藤幸彦)でした。『愛欲の罠』は買取作品だったこともあってか初公開後ほとんど上映されることがなく、2007年に再映されるまで「幻の作品」と言われた超カルト作品。ですが、今観ても不思議なカッコ良さがあり、古さを感じさせません。『ラブレター』は、女性も含めロマンポルノを普段観ない人たちも動員して大ヒット。ロマンポルノ史上最高の配給収入を記録した作品です(配給収入:5億5,000万円。併映は『モア・セクシー 獣のようにもう一度』〈1981、加藤彰〉)。

Ai_roman_20081226_1 今週も時間の許す限り、“愛の物語”ロマンポルノをご堪能下さい。「ロマンポルノは観てみたいけど、何から観たらいいでしょう?」という女性読者からのメールを時々頂きますので、今週もシネマヴェーラ渋谷の女性スタッフにお薦め作品を選んで頂きました。上映情報の作品名に表記しておきますので、編集部のお薦め作品と併せて参考にしてみて下さい。ちなみに、女性の皆さんには引かれてしまいそうなタイトルの『縄と乳房』ですが、ラストでちょっと泣けたりもする、本当は美しい愛の物語。小沼勝も書籍「愛の寓話vol.2」の取材で、「自分の映画を観て初めて涙が出た……やっぱり好き嫌いで言えば、この作品が一番好きなのかな、と自分では思う」と語っています。未見、スクリーンで未見の方は、この機会にぜひ。
川崎市市民ミュージアムで開催中の「脚本家 荒井晴彦」はいよいよ終了。ロマンポルノは最後の1作品が観られます。お観逃しなく!
Ai_roman_20081226_2

《ロマンポルノ上映情報(一般館)》

〈東京都渋谷区/シネマヴェーラ渋谷〉

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる」
2008年12月20日(土)~2009年1月16日(金)

◎シネマヴェーラ渋谷の女性スタッフが選んだお薦め作品
○編集部が選んだお薦め作品
△DVD発売中 ×DVD廃盤 ▲DVD未発売
※お薦め作品は劇場スタッフの方に先に選んで頂き、編集部では作品が重ならないように選びました。DVD化されていない作品はそれだけ観る機会が限られるということでもありますので、作品選びの参考にして頂ければと思います。

12月27日(土)
 『愛欲の罠』

  “主人公は一匹狼の殺し屋。独特の語り口と映像が癖になる超カルト作品”
   (1973年12月15日封切/77分)
   監督:大和屋 竺 出演:絵沢 萌子、安田 のぞみ、他
    ※『十八歳、海へ』(1979、藤田敏八)が併映されます。

12月28日(日)
 『縄と乳房』
○△
  “SMショーが生業の夫婦。その愛の危機と再生を描いた美しい愛の物語”
   (1983年1月7日封切/69分)
   監督:小沼 勝 出演:松川 ナミ、志麻 いづみ、他

 『不良少女 野良猫の性春』◎△
  “男に翻弄されながらも朗らかな少女と、その魅力にハマった彼らの性春”
   (1973年6月2日封切/70分)
   監督:曽根 中生 出演:片桐 夕子、江角 英明、他

 『女教師 汚れた放課後』
  “女生徒の補導で甦る女教師の過去と悪夢。「性による救済」を描いた物語”
   (1981年1月23日封切/66分)
   監督:根岸 吉太郎 出演:風祭 ゆき、太田 あや子、他

12月29日(月)
 『ラブレター』

  “詩人、金子光春とその愛人の関係。女性にも支持されて大ヒットを記録”
   (1981年8月7日封切/83分)
   監督:東 陽一 出演:関根 恵子、加賀 まりこ、他

 『スケバンマフィア 恥辱(ちじょく)』
  “リンチ、強姦、乱闘。女の闘いが炸裂するバイオレンス・アクション!!”
   (1980年9月6日封切/70分)
   監督:斉藤 信幸 出演:倉吉 朝子、水紀 ゆき子、他

12月30日(火)
 『不良少女 野良猫の性春』

   ※『十八歳、海へ』が併映されます。

12月31日(水)
 『愛欲の罠』
 『縄と乳房』

1月1日(木)
  休映

1月2日(金)
 『女教師 汚れた放課後』
 『スケバンマフィア 恥辱』

〔1月3日以降の上映作品〕
『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』『壇ノ浦夜枕合戦記』『夫婦秘戯くらべ』
『ピンクカット 太く愛して深く愛して』『白い指の戯れ』『ズームイン 暴行団地』
『横須賀男狩り 少女・悦楽』『双子座の女』『性的犯罪』『女高生偽日記』
『実録白川和子 裸の履歴書』『天使のはらわた 赤い眩暈』『レイプ25時 暴姦』『黒薔薇昇天』

※各日入替なしの上映です。
※料金:一般1,400円、シニア・会員1、000円、大学生:800円
※タイムテーブル、その他の詳細につきましてはシネマヴェーラ渋谷公式HPをご覧下さい。
 
http://www.cinemavera.com/

〈神奈川県川崎市/川崎市市民ミュージアム・映像ホール〉

「脚本家 荒井晴彦」 2008年12月6日(土)~27日(土)

12月27日(土)
 16時40分~
  『ダブルベッド』
(1983年/102分)
    監督:藤田 敏八 出演:大谷 直子、他 ※DVD発売中

※1日2作品上映。1回目と2回目の上映の間にトークショーあり。ロマンポルノ以外の上映作品、タイムテーブル、トークショー出演者、その他の詳細につきましては市民ミュージアム公式HPをご覧下さい。
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/

《ロマンポルノ書籍情報》
貴重なインタビューと資料で構成された「愛の寓話」シリーズ。
購入は
http://www.cine-pause.com/book.htm

《ロマンポルノDVD情報》
ロマンポルノ作品のDVD。
購入は
http://www.geneon-ent.net/view_default.php
※ロマンポルノ作品は画面左端“DVD/CD”内にある“趣味”の分類で販売されています。

2008 12 26 [ロマンポルノ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『ミラーズ』“R-18版特別映像”が配信中!

News_20081226_1 遂に解禁! “R-15版”を超えた!!
いよいよ12月26日(金)から全国ロードショーされる『ミラーズ』(監督:アレクサンドル・アジャ 主演:キーファー・サザーランド)。その“R-15指定映像”が現在公開中の『ソウ5』(シネマメディアージュほか全国)の本篇前に特別映像として上映されていますが、更にその上を行く“R-18指定特別映像”が『ミラーズ』公式HP上でネット限定公開されています。

『ミラーズ』は、大人気TVシリーズ「24-TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役で世界を魅了するキーファー・ザザーランドが、多忙なスケジュールを調整してまで出演を熱望したという作品。日常的かつ神秘的な“鏡”というモチーフと、未知の領域に渦巻くミステリーを大胆に融合した、全米震撼の本格サスペンスです。
18歳以上であることを確認するための何重ものチェックが用意された“R-18指定特別映像”を観て、お正月には劇場で全米震撼の本格サスペンス『ミラーズ』を楽しんでみてはいかがでしょう。『ミラーズ』は12月26日(金)から有楽座ほか全国で公開です。

News_20080820 『ミラーズ』 “MIRRORS”
12月26日~有楽座ほか全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画 
http://www.foxjapan.com/
『ミラーズ』公式サイト http://movies.foxjapan.com/mirrors/

2008 12 26 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 25, 2008

『ミラーズ』投稿キャンペーン実施中!

News_20080820 『ミラーズ』 “MIRRORS”
12月26日~有楽座ほか全国ロードショー ※R-15指定作品
配給:20世紀フォックス映画 
公式サイト 
http://movies.foxjapan.com/mirrors/

“ラストシーン予測的中率0%”の話題作『ミラーズ』(監督:アレクサンドル・アジャ 主演:キーファー・サザーランド)が、いよいよ12月26日(金)から有楽座ほか全国で公開になります。
配給の20世紀フォックス映画では『ミラーズ』公開を記念して、“予測的中率0%! あなたが考える「ありえないラストシーン」投稿キャンペーン”を実施中。物語と5つの手掛かりから、あなたが考える“的中率0%のラストシーン”を、ぜひ投稿してみて下さい。その他、投稿一覧から気に入った“ラストシーン”に投票出来るシステムもあり、ランキングでその結果を見ることが出来ます。

初日を目前に控え、“ありえないラストシーン”が続々で投稿され、盛り上がっている『ミラーズ』公式サイト。投稿&投票は誰でも簡単に参加出来ますので、あなたも“絶対にありえなさそうなラストシーン”を考えて、TOP5入りを目指してみてはいかが? 尚、投稿して頂いた方の中から抽選で、『ミラーズ』オフィシャルプロデューサー、岩槻千夏のサイン入りグッズをプレゼントします。

<投稿キャンぺーンサイト>
https://www.foxmember.jp/movies/mirrors/campaign/index.php

<20世紀フォックス映画公式サイト>
http://www.foxjapan.com/

2008 12 25 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 19, 2008

映画史上屈指の傑作がニュー・プリントで甦る。

Classic_alabia1_2 もうこんな作品は二度と創ることが出来ない……そんなふうに思わせてくれる作品はそう多くはない。だが、ニュー・プリント版での上映が決まった『アラビアのロレンス/完全版』は、間違いなくその中に数えられる。数多くの名作を残した巨匠デヴィッド・リーン(1908年3月25日~1991年4月16日)の最高傑作であることはもちろん、今も全く色褪せることのない映画史上屈指の傑作だ。
1916年、第1次世界大戦に揺れるアラビアを舞台に、英国陸軍少尉ロレンス(ピーター・オトゥール)の人生の光と影を描き切ったこの作品。映画の底力を見せつけた壮大かつ圧倒的なその映像と物語は、D・リーン以降の映画作家たちに大なり小なり影響を与えていると言って過言ではない。旧作のフィルムでの上映が減っている中、今回のニュー・プリント版での上映は貴重な機会になる。テアトルタイムズスクエアの大スクリーンで、ぜひこの素晴らしい作品を堪能して欲しい。それはきっと、一生記憶に残る映像体験になる。

Classic_alabia3 ニュー・プリント版公開にあたり配給のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが作ったプレス資料に、「《はじめに》ニュー・プリント公開の経緯」という文章が掲載されていた。作品のことはもちろん、今回の上映について理解するのにも良いと思うので、以下に掲載しておきます。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

《はじめに》 ニュー・プリント公開の経緯
今回上映されるのは、1962年製作のオリジナル版ではなく、1988年製作の『アラビアのロレンス/完全版』。この完全版はL.A.の本社スタジオがアーカイブに保存していて、そのネガから起こしたプリントが今回上映されるニュー・プリントになる。1962年のオリジナル版のネガは、L.A.の本社スタジオによって1988年に以下のように復元された。
1962年に製作されたデヴィッド・リーンの『アラビアのロレンス』は、ロイヤル・プレミアの時には222分の上映時間だった。だが、1カ月後には約20分カットされ、以後も上映効率などを理由に次々と短くされていった。そうした混乱の中、1966年以降は2巻目のプリントが裏焼きになり、砂漠で時計を見るシーンで数字が反対になっているなど、とんでもないミスがそのままにされた。これを1988年、欠落部分を探し出して223分に復元し、リーン自身が最終的に216分に編集。復元作業には費用が掛かり過ぎ、その完成が危ぶまれた。だが、マーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグら、リーンとこの作品を尊敬する一流の映画人たちの働き掛けにより、「完全版」として完成、上映された。
幸いなことに、リーンと編集のアン・V・コーツが直接携わったことで、編集のミスを正し、全篇に渡って細かいシーンやショットを復元。フィルムの退化による画質の劣化も蘇った。とりわけ音響効果は飛躍的に改善され、モノラルからドルビーSR仕様にグレード・アップ。音楽ばかりではなく、大画面に展開する移動音の効果が格段に素晴らしくなった。不幸にもサウンドトラックを紛失した部分は、オリジナル・キャストが再度アフレコ。細かいセリフまで復元、声の衰えをコンピューターで補正するなど、緻密に作業が施された。映像面では、長いシーンの追加はそれほど多くなく、殆どが場面つなぎのカットやエスタブリッシング・ショットの追加となっている。1989年のナショナル・ボート・オブ・レヴュー賞で、復元の功績によってコーディネーターのロバート・A・ハリスは特別賞を受賞した。
スピルバーグ、スコセッシらの強力な後押しで復元作業が進み、1988年に「完全版」として完成したこの作品。だが、日本ではすぐに劇場公開されなかった。この傑作が大スクリーンに甦ったのはそれから6年後の1994年秋。渋谷パンテオン(現在閉館)で開催された東京国際ファンタスティック映画祭が「完全版」のニュー・プリントを取り寄せ、日本での初上映を実現した(筆者はこの上映を観ました。地震による上映中断は残念でしたが、“初めて観る”傑作にとても感動しました)。その後、1995年3月に丸の内シャンゼリゼ(現・丸の内TOEI2)ほかで公開されたが、それ以後、ニュー・プリントでの公開はされていない。1994、1995年公開のプリントは音仕様がアナログだったが、今回はデジタルとなる。
今年のOEFF(大阪ヨーロッパ映画祭)で音楽のモーリス・ジャールが名誉委員長に就任、来日が決まると、映画祭事務局から配給のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントに上映申し込みが入った。だが、13年前に焼かれた上映用プリントはアセテート性で劣化している上に傷なども多く、とても上映には耐えない状態。そこで、L.A.本社のプリント担当者にニュー・プリントの手配を依頼すると、「この作品は上映時間が異例に長く、経費が非常に高く掛かる。本当に大丈夫か?」と何度も尋ねられ、世界的に珍しい依頼というのが明らかな反応だったという。1988年の「完全版」完成当初は世界的にもプリントで上映されていたはずだが、それから20年が経過した今、当時プリントを焼いた海外支社がそれを持っていても、日本と同じような劣化があると思われる。そうした状況での今回の上映は、世界的に見ても非常に珍しい例になるだろう。また、今後はフィルムをデジタル・データ化していくのが世界的な流れなので、プリントで観られるのは本当に貴重な機会になる。またデジタル化するにしても、非常に大切に扱われている作品なので、更に時間と手間を掛けことも予想される。ブルーレイ化について慎重で、ソニーが誇るの名作にも関わらず、そのメドは立っていないという。
15年振りに来日した巨匠モーリス・ジャールへの敬意と、OEFFの真摯な姿に感銘を受けたソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、L.A.の本社スタジオにニュー・プリントを正式に発注。また今年は、ソニー・ピクチャーズのコロンビア映画創設85周年/日本支社設立75周年という節目の年となるため、第15回大阪ヨーロッパ映画祭でのアニバーサリー上映の他、“テアトル東京クラシックス”を開催している興行会社、東京テアトルの賛同、協賛を得てのテアトルタイムズスクエアでのロードショーが決まった。
(文章は一部再構成、加筆、修正してあります)

Classic_alabia2
『アラビアのロレンス/完全版』
 “LAWRENCE OF ARABIA”
12月20日(土)~テアトルタイムズスクエアでロードショー

監督:デヴィッド・リーン
製作:サム・スピーゲル
原作:T・E・ロレンス
脚色:ロバート・ボルト
撮影:フレデリック・A・ヤング
編集:アン・V・コーツ
音楽:モーリス・ジャール
出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、
   アンソニー・クイン、ジャック・ホーキンス、
      オマー・シャリフ、ホセ・ファーラー、
      アンソニー・クエイル、クロード・レインズ、
      アーサー・ケネディ、ドナルド・ウォルフィット、他

1962‐1988年/イギリス/227min./スコープ/ドルビー(SRD:SR)

第35回(1962年)アカデミー賞7部門受賞
作品賞/監督賞/撮影賞(カラー)/作曲賞/美術監督・装置賞(カラー/音響賞/編集賞

※入場料金、タイムテーブル、休館日、その他の詳細は作品公式HP、
  劇場HPをご覧下さい。
公式HP 
http://www.lawrenceofarabia.jp/
劇場HP http://www.cinemabox.com/schedule/times/
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント http://www.sonypictures.jp/

2008 12 19 [Pause CLASSICS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ソクーロフ・ファンの皆様、嬉しいお知らせです!

News_20081219_1 ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフが、報道統制下にあるチェチェンの最前線でオールロケを敢行。「戦争に美学はない」と断言し、戦闘シーンのない戦争映画を完成させた。それが、普通の人々を深く傷つける戦争の悲劇を静かに見つめ、感動的な平和への祈りを謳い上げ、全世界で賞賛を浴びた『チェチェンへ アレクサンドラの旅』(12月20日~ユーロスペースほか全国〈地方は順次〉)だ。

チェチェン共和国、グロズヌイのロシア軍駐屯地。荒涼とした大地にテントが並び、熱気と埃と臭気が立ち込めている。装甲車や兵士が慌しく行き交い、上空にはヘリコプターが舞う。80歳のアレクサンドラは孫のデニスに会うため、はるばる最前線の戦場までやって来た(ロシアでは普通のことらしい)。彼は“人を殺す”ことが仕事の職業軍人。アレクサンドラは、「破壊ばかりで、建設はいつ学ぶの?」と、深い溜息と共に上官に問う。そんな彼女は近くの市場に出掛けた時、ロシア語の堪能なチェチェン人女性と親しくなる……。
アレクサンドラを演じるのは、ロシアが世界に誇るオペラ歌手のガリーナ・ヴィシネフスカヤ。彼女はかつて、夫で世界的チェリストの故ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチと共に、旧ソ連政府に国籍を剥奪され、20年以上アメリカで亡命生活を送った。そうした経験から滲み出る、静かだが力強い平和への祈り、映画初出演とは思えない存在感は、この作品の感動をより深いものにしている。
今回、この作品の公開を記念して、ユーロスペースでは数量限定の入場者プレゼントを実施。A・ソクーロフのファンには堪らない
物だと思うので、ファンの方はお早めに劇場へどうぞ!

News_20081219_2 『チェチェンへ アレクサンドラの旅』  “ALEXANDR”
12月20日(土)~ユーロスペースほか全国(地方は順次)
配給:パンドラ=太秦  

公式HP http://www.chechen.jp/

<ユーロスペースで入場者プレゼント実施>
 ▼1月5日(月)~8日(木)、12日(月・祝)~15日(木)
   本作品のオリジナルフィルムしおり/最終回・先着数限定
 
 ▼1月19日(月)~22日(木)
   ソクーロフ・サイン入りマスコミ用プレス/最終回・先着数限定

劇場HP http://www.eurospace.co.jp/

※その他、詳細は劇場HP、公式HPでご確認下さい。

2008 12 19 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

閉館イベント“さよならコマ東宝”開催。

11月7日(金)に閉館した新宿プラザ劇場に続き、同じ敷地内で営業を続けてきた新宿コマ東宝劇場(586席)が、12月31日(金)で閉館することになりました。それに合わせ、12月20日(土)から31日(金)まで、閉館イベント“さよならコマ東宝~ファンが選ぶ、想い出の東宝名作映画フェア”が開催されます。

昭和31年(1956年)にオープンした新宿コマ東宝劇場は、新宿コマ劇場のオープンと共に、同劇場の地下1階に併設された映画館。東宝系(邦画)の劇場として、52年間に渡って多くの名作、話題作を上映してきました。その閉館に合わせ、閉館イベント“さよならコマ東宝~ファンが選ぶ、想い出の東宝名作映画フェア”を開催。東宝映画の名作から選ばれた12作品が日替わりで上映されます。
映画ファンへの感謝の気持ちを込めたという料金は500円均一。とても良心的な価格なので、年末の忙しい時期だとは思いますが、お時間のある方はぜひ。そして映画、劇場と共に、まもなく姿を変えてしまう歌舞伎町の姿も目に焼き付けてきてはいかがでしょうか。

《“さよならコマ東宝~ファンが選ぶ、想い出の東宝名作映画フェア》
新宿コマ東宝劇場(東京都新宿区/電話03-3202-8100)

▼会期
  2008年12月20日(土)~31日(金)

▼料金
  500円均一(劇場窓口の当日販売のみ)

▼時間
  10時00分/13時00分/16時00分/19時00分
   ※全プログラム共通。12月31日は19時00分休映。

▼プログラム
  12月20日(土)
   『雪国』

    1957年/B&W/133分
    監督:豊田 四朗 出演:岸 恵子、池辺 良、森繁 久彌、他

  12月21日(日)
   『喜劇 駅前旅館』

    1958年/カラー/110分
    監督:豊田 四朗 出演:森繁 久彌、淡路 恵子、伴 淳三郎、他

  12月22日(月)
   『放浪記』

    1962年/B&W/123分
    監督:成瀬 巳喜男 出演:高峰 秀子、宝田 明、田中 絹代、他

  12月23日(火・祝)
   『椿三十郎』

    1962年/B&W/95分
    監督:黒澤 明 出演:三船 敏郎、仲代 達矢、加山 雄三、他

  12月24日(水)
   『アルプスの若大将』

    1966年/カラー/93分
    監督:古澤 憲吾 出演:加山 雄三、星 由里子、田中 邦衛、他

  12月25日(木)
   『ひばりのすべて』

    1971年/カラー/80分
    監督:井上 梅次 出演:美空 ひばり、北島 三郎、水原 弘、他

  12月26日(金)
   『駅 STATION』

    1981年/カラー/130分
    監督:降旗 康男 出演:高倉 健、倍賞 千恵子、いしだ あゆみ、他

  12月27日(土)
   『細雪』

    1983年/カラー/140分
    監督:市川 崑 出演:佐久間 良子、岸 恵子、吉永 小百合、他

  12月28日(日)
   『マルサの女』

    1987年/カラー/127分
    監督:伊丹 十三 出演:宮本 信子、山崎 努、津川 雅彦、他

  12月29日(月)
   『踊る大捜査線 THE MOVIE』

    1998年/カラー/120 分
    監督:本広 克行 出演:織田 裕二、柳葉 敏郎、深津 絵里、他

  12月30日(火)
   『世界の中心で愛をさけぶ』

    2004年/カラー/138 分
    監督:行定 勲 出演:大沢 たかお、柴咲 コウ、長澤 まさみ、他

  12月31日(水)
   『ALWAYS 三丁目の夕日』

    2005年/カラー/133 分
    監督:山崎 貴 出演:吉岡 秀隆、堤 真一、小雪、他

※その他、詳細は劇場HPをご覧下さい。
http://www.theatre-apple.co.jp/

2008 12 19 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 18, 2008

こんな優しさがあれば、どんな時でも生きて行ける。

Nikki_1

寒い日が続きます。皆さん、風邪などひいてはいませんか? 何かと気忙しい時期ではありますが、クリスマスやお正月はやっぱり楽しみです。古くからの友人や親族に会って、旧知の仲を温める機会があるかもしれませんね。今回ご紹介するのは、そんな機会の前にぜひお薦めしたい作品『ラースと、その彼女』。さりげないけれど、本当に温かい人間関係に“ぽっ”と光を当てた素敵なお話です。

Nikki_lars1 『ラースと、その彼女』 “LARS AND THE REAL GIRL”
12月20日~シネクイントほか全国(地方は順次)

http://lars-movie.com/

Nikki_lars2 冬は雪に覆われる、小さなコミュニティ。ラース・リンドストロム(ライアン・ゴズリング)は、シャイだけど純粋で心優しい青年。幼い頃から暮らす小さな街の人々は、そんな彼のことを好ましい青年だと思っています。けれども家族は、年頃になっても恋人ができる気配もなく、独り実家の離れに暮らすラースの将来を案じていました。ある日、衝撃の事件が起きます。ラースに恋人が出来たのです。しかも驚くなかれ、恋人というのは、彼が自分好みにオーダーした等身大のリアルドール“ビアンカ”だったのです。どう見ても、本気で人形のビアンカを大切そうに愛おしみ、みんなに堂々と紹介するラース。もしも彼に対してごく当たり前の接し方をするなら、“頭がおかしくなった”と考えて治療に専念させるということだったかもしれません。でも、彼の家族と街の人々は違いました。最初こそラースの行動に“うっ” ときたり“ぎょっ”とする反応を見せますが、やがて受け入れ、包み込み、哀れむのではなくむしろ一緒に楽しみながら、共に時を過ごしていくのでした。
ちょっと変な人。はっきり言って怪しい人。でも、胸に手を当ててよく考えてみれば誰にでも、思いあたる危うい部分がある。異常な人だと境界線を引くのは少し待ってみないか。彼の問題が解決するまで見守ろうよ――そういう優しさが、この作品にはありました。自分の傍らにこんな人間関係があれば、人生のどんな局面でも、何とか生きて行けるんじゃないかな、と思いました。ラースの心の奥を垣間見て、取り巻く人たちの思いやりに触れて、気づくと私は上映中、ぽろぽろと涙をこぼしていました。それは、気持ちを柔らかくしてくれる、温かい涙だったように思います。

では、また次回です。

                                               18/12/2008 中澤 有美子

Nikki_nakazawa
セントフォースHP http://www.centforce.com/
中澤有美子ブログ http://ameblo.jp/nakazawa-yumiko/
「安住紳一郎の日曜天国」HP http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/

2008 12 18 [試写室日記] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

長い間ありがとうございました。

Vis_20081218

2006年9月7日から始めたこのコーナーですが、本日2008年12月18日をもってひとまず終了とさせて頂きます。もちろん、トップページからなくなるだけで、“シネマニュース”のカテゴリー“ヴィスコンティ映画祭”には残しておきます。何か必要があったらいつでも覗きに来て下さい。

今後、ヴィスコンティ作品の何らかの企画上映があったり、新たなDVD化が決まった場合は、このコーナーでご紹介して行きます(どこのメーカーさんでも構いません。難しいのは承知ですが、未だDVD化されていない『異邦人』『栄光の日々』『ある三面記事についてのメモ』『疲れ切った魔女』〈『華やかな魔女たち』から〉をぜひお願いします!)。

《ヴィスコンティ生誕100年祭》情報
※現在上映中の劇場はありません。
配給:クレストインターナショナル
公式サイト 
www.crest-inter.co.jp/visconti/index.html

《ヴィスコンティ関連近刊書籍》情報

「ヴィスコンティを求めて」 
柳澤 一博・著 東京学参 2,625円

www.cine-pause.com/book.htm
※著者インタビュー掲載
日経NET Web Magazine「日経WagaMaga」
柳澤一博インタビュー(全5回)はこちらからどうぞ!

http://waga.nikkei.co.jp/enjoy/movie.aspx?ichiran=True&i=20070529e2000e2&page=1

「ルキーノ・ヴィスコンティ」
エスクァイア マガジン ジャパン 2,100円

www.esquire.co.jp/books/movie/index.html
※本サイト編集長・内田達夫も一部執筆しています。

「ヴィスコンティの遺香:愛蔵版」
篠山紀信・撮影 小学館 9,450円

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_detail?isbn=9784096801277&jcode=07060

「ヴィスコンティ(2) 高貴なる錯乱のイマージュ」
若菜 薫・著 鳥影社 2,310円

www.choeisha.com/eiga.html

2008 12 18 [ヴィスコンティ映画祭] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2」開催!(第1週)

Ai_roman_20081218_1 「衰退する日本映画界にあって、70年代を通じて500本以上のプログラム・ピクチャーが作られた。それが日活ロマンポルノ、まさに“官能の帝国”である。ご好評頂いた前特集に続いて、『新宿乱れ髪 いくまで待って!』のニュープリントをひっさげて帰ってきた、特集第二弾! 30年の歳月を越えて、今バトンは受け継がれる!!」――と、いうことで、シネマヴェーラ渋谷で12月20日(土)から4週間に渡って、特集「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる~」が開催されることになりました。

Ai_roman_20081218_3 今回も2本立と3本立のプログラムが組まれ、上映作品は4週間で28作品(厳密に言うと『十八歳、海へ』はロマンポルノに分類されていないので27作品)。前回(「官能の帝国 ロマンポルノ再入門」2008年6月2日~22日)が3週間で21作品でしたから、今回はかなり頑張ったと思います。上映される機会が少ない作品が入っているのも嬉しい限り。ラピュタ阿佐ヶ谷で開催された「愛と官能のプログラム・ピクチュア 日活ロマンポルノ名作選」(2008年4月6日~5月17日/24作品上映)以来の大きな特集ですので、この機会にぜひ、“愛の物語”ロマンポルノをご堪能下さい。
ちなみに、「ロマンポルノは観てみたいけど、何から観たらいいでしょう?」という女性読者からのメールを時々頂きますので、今回はシネマヴェーラ渋谷の女性スタッフにお薦め作品を選んで頂きました。上映情報の作品名に表記しておきますので、編集部のお薦め作品と併せて参考にしてみて下さい。今週、彼女たちが選んでくれた『人妻集団暴行致死事件』は、名匠・田中登にとって屈指の傑作であるだけでなく、1970年代の日本映画を代表する作品の1本でもあります。17年間1,134本、1つの映画会社が“愛”だけを語り続けた、世界にも類を見ない究極のプログラム・ピクチュア“ロマンポルノ”。そこから生まれた素晴らしい作品を、一人でも多くの人に観て貰えたら嬉しいです。
川崎市市民ミュージアムで開催中の特集「脚本家 荒井晴彦」でもまだロマンポルノ4作品を観ることが出来ます。お近くの方はぜひお出掛け下さい。

Ai_roman_20081218_2

《ロマンポルノ上映情報(一般館)》

〈東京都渋谷区/シネマヴェーラ渋谷〉

「官能の帝国 ロマンポルノ再入門2~バトンは受け継がれる~」
2008年12月20日(土)~2009年1月16日(金)

◎シネマヴェーラ渋谷の女性スタッフが選んだお薦め作品
○編集部が選んだお薦め作品
△DVD発売中 ×DVD廃盤 ▲DVD未発売
※お薦め作品は劇場スタッフの方に先に選んで頂き、編集部では作品が重ならないように選びました。DVD化されていない作品はそれだけ観る機会が限られるということでもありますので、作品選びの参考にして頂ければと思います。

12月20日(土)
 『人妻集団暴行致死事件』
◎▲
  “夫婦の崩壊に人生の悲哀を見つめ、厳しいまでの美しさに貫かれた傑作”
   (1978年7月8日封切/96分)
   監督:田中 登 出演:室田 日出男、黒沢 のり子、他

 『新宿乱れ街 いくまで待って!』△ ※ニュープリント
  “新宿の小さな呑み屋に集まる若者たち。その哀歓を描き出した青春物語”
   (1977年9月17日封切/82分)
   監督:曽根 中生 出演:山口 美也子、日夏 たより、他

  ※『新宿乱れ街 いくまで待って!』終了後、17時30分から荒井晴彦(脚本家)、
  佐々木志郎(プロデューサー)、野村正昭(映画評論家)のトークショー開催。

12月21日(日)
 『悶絶!! どんでん返し』

  “ヤクザと情婦とオカマ。不思議な三角関係が繰り広げる痛快コメディ!”
   (1977年2月1日封切/73分)
   監督:神代 辰巳 出演:谷 ナオミ、鶴岡 修、他

 『―妻たちの性体験―夫の眼の前で、今…』○△
  “裕福だが平凡な夫婦が陥った性の罠。強烈な印象のラストシーンは伝説”
   (1980年10月25日封切/69分)
   監督:小沼 勝 出演:風祭 ゆき、高原 リカ、他

 『天使のはらわた 赤い淫画』
  “村木と名美。男女の切なく哀しい愛が胸に沁みる人気シリーズの第4作”
   (1981年12月25日封切/67分)
   監督:池田 敏春 出演:泉 じゅん、阿部 雅彦、他

12月22日(月)
 『肉の標的・奪う!』

  “会社への復讐に燃える男が次々に女を襲う。異色サクセス・ストーリー”
   (1979年3月17日封切/72分)
   監督:澤田 幸弘 出演:鹿沼 えり、志麻 いづみ、他

 『3年目の浮気』
  “結婚3年目の夫婦の浮気合戦。スマートかつ軽やかなタッチのコメディ”
   (1983年7月8日封切/75分)
   監督:中原 俊 出演:林 亜里沙、門 万里子、他

12月23日(火)
 『新宿乱れ街 いくまで待って!』
 『悶絶!! どんでん返し』

12月24日(水)
 『人妻集団暴行致死事件』
 『3年目の浮気』

12月25日(木)
 『妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…』
 『肉の標的 奪う』

12月26日(金)
 『天使のはらわた 赤い淫画』
 『新宿乱れ街 いくまで待って!』

〔12月27日以降の上映作品〕
 『愛欲の罠』『縄と乳房』『不良少女 野良猫の性春』『女教師 汚れた放課後』『ラブレター』
 『スケバンマフィア 恥辱(ちじょく)』『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』『壇ノ浦夜枕合戦記』
 『夫婦秘戯くらべ』『ピンクカット 太く愛して深く愛して』『白い指の戯れ』『ズームイン 暴行団地』
 『横須賀男狩り 少女・悦楽』『双子座の女』『性的犯罪』『女高生偽日記』『実録白川和子 裸の履歴書』
 『天使のはらわた 赤い眩暈』『レイプ25時 暴姦』『黒薔薇昇天』

※各日入替なしの上映です。
※料金:一般1,400円、シニア・会員1,000円、大学生:800円
※タイムテーブル、その他の詳細につきましてはシネマヴェーラ渋谷公式HPをご覧下さい。
http://www.cinemavera.com/


〈神奈川県川崎市/川崎市市民ミュージアム・映像ホール〉

「脚本家 荒井晴彦」 2008年12月6日(土)~27日(土)

12月20日(土)
 16時00分~
 『暴行儀式』 (1980年/69分)
  監督:根岸 吉太郎 出演:紗貴 めぐみ、他 ※DVD未発売

12月26日(金)
 15時30分~
 『嗚呼!おんなたち 猥歌』 (1981年/83分)
  監督:神代 辰巳 出演:角 ゆり子、他 ※DVD廃盤

 18時00分~
 『母娘監禁 牝(めす)』 (1987年/75分)
  監督:斉藤 水丸 出演:前川 麻子、他 ※DVD廃盤

12月27日(土)
 16時40分~
 『ダブルベッド』 (1983年/102分)
  監督:藤田 敏八 出演:大谷 直子、他 ※DVD発売中

※1日2作品上映。1回目と2回目の上映の間にトークショーあり。ロマンポルノ以外の上映作品、タイムテーブル、トークショー出演者、その他の詳細につきましては市民ミュージアム公式HPをご覧下さい。
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/

《ロマンポルノ書籍情報》
貴重なインタビューと資料で構成された「愛の寓話」シリーズ。
購入は
http://www.cine-pause.com/book.htm

《ロマンポルノDVD情報》
ロマンポルノ作品のDVD。購入は
http://www.geneon-ent.net/view_default.php
※ロマンポルノ作品は画面左端“DVD/CD”内にある“趣味”の分類で販売されています。

2008 12 18 [ロマンポルノ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 12, 2008

“三十路オンナの知られざる愛と葛藤の日々”開催

News_20081212_1 熊切和嘉、過激でグロテスクな暴力描写で物議を醸した『鬼畜大宴会』(1997)で鮮烈なデビューを飾った鬼才。そんな彼が、前作『青春☆金属バット』(2006)で魅せられた坂井真紀を主演に撮り上げた初の女性映画が、『ノン子36歳(家事手伝い)』(12月20日~銀座シネパトスほか全国〈地方は順次〉)。熊切の坂井への様々な気持ちが詰まった、小さいけれどキラキラ輝く、とても魅力的な作品になった。その公開を記念して銀座シネパトスでは、“三十路(ミソジ)オンナの知られざる愛と葛藤の日々”と題した特集上映を開催。女性のリアルで生々しい性と日常、繊細な感情と熱い情熱を描いた邦画6作品を上映する。

News_20081212_3_2 東京で芸能人をやってみたけど鳴かず飛ばず、マネージャーと結婚したけど即離婚、三十路半ば、バツイチ出戻り、実家の神社で家事手伝い。そんな女性、ノブ子=通称ノン子(坂井真紀)の心の再生と成長を描き、“30代も捨てたもんじゃないかも”と思わせてくれる『ノン子36歳(家事手伝い)』は、まさに三十路オンナの青春恋愛映画。ノン子の姿は、山と川、古い街並、走る電車、神社の祭といった、のどかで瑞々しい夏の自然(ロケ地は埼玉県寄居町と秩父市)と共に、貴女のココロとカラダを潤してくれることでしょう。

《『ノン子36歳(家事手伝い)』
公開記念&銀座シネパトス20周年記念“三十路オンナの知られざる愛と葛藤の日々”》

〈上映作品〉

●12月17日(水)~20日(土) 
 『ヌードの夜』

  1993年/110分 監督:石井 隆 出演:余 貴美子、他
  ※12月19日は上映前に熊切和嘉トークショーがあります。

●12月20日(日)~24日(水)
 『人のセックスを笑うな』

  2008年/137分 監督:井口 奈巳 出演:永作 博美、他

●12月25日(木)~28日(日)
 『やわらかな生活』

  2006年/126分 監督:廣木 隆一 出演:寺島 しのぶ、他

●12月29日(月)~2009年1月3日(土) ※12/31&1/1休映
 『female フィメール』

  2005年/118分
  「桃」監督:篠原 哲雄 出演:長谷川 京子、他
  「太陽の見える場所まで」監督:廣木 隆一 出演:大塚 ちひろ、他
  「夜の舌先」監督:松尾 スズキ 出演:高岡 早紀、他
  「女神のかかと」監督:西川 美和 出演:大塚 寧々、他
  「玉虫」監督:塚本 晋也 出演:石田 えり、他

●1月4日(日)~7日(水)
 『ヴァイブレータ』

  2003年/95分 監督:廣木 隆一 出演:寺島 しのぶ、他

●1月8日(木)~11日(日)
 『六月の蛇』

  2003年/77分 監督:塚本 晋也 出演:黒沢 あすか、他

〈会期〉
 
2008年12月17日(水)~2009年1月11日(日)
  ※連日20時30分から1回のみ上映
  ※2008年12月31日、2009年1月1日は休映

〈会場〉
 
銀座シネパトス(電話03-3561-4660)

〈料金〉    
 一般1,200円 シニア1,000円
  ※その他の詳細は劇場HPをご覧下さい。
www.humax-cinema.co.jp

News_20081212_2
『ノン子36歳(家事手伝い)』 ※R-15指定作品
12月20日~
銀座シネパトス、ヒューマントラストシネマ文化村通り〔旧・渋谷シネ・アミューズ〕ほか全国(地方は順次)
配給:ゼアリズエンタープライズ 
http://nonko36.jp

2008 12 12 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 11, 2008

浜崎あゆみが『DRAGONBALL EVOLUTION』のテーマ曲を!

News_20081211_2 史上最高のアクション・アドベンチャー×史上最高の歌姫、夢の超豪華タッグが実現! 鳥山明の国民的人気コミックスをハリウッドが実写映画化した超話題作『DRAGONBALL EVOLUTION』(2009、ジェームズ・ウォン)。その全世界共通のテーマ曲を、日本を代表する“歌姫”浜崎あゆみが手掛けることになった。
全世界で3億5千万部を売り上げ、連載終了後10年以上経った今も世界中で圧倒的人気を誇る「ドラゴンボール」。日本で生まれた大ヒットコミックスの映画化だけに、そのテーマ曲は日本のアーティストに製作して欲しい――そうした強い意向を持った製作の20世紀フォックス映画は、人選に関して綿密なリサーチと検討を行なった。その結果、フォックスが白羽の矢を立てたのが、心に残る数多くのヒット曲を生み、日本のみならずアジアを代表する歌姫となった浜崎あゆみ。そして、本人が「ドラゴンボール」の大ファンということから、今回の夢のコラボレーションが実現した。現在、浜崎は作品をイメージした書き下ろしの新曲を製作中(2009年発売予定)。この曲は最近耳にする日本公開版限定の曲ではなく、全世界の公開版共通のテーマ曲となる。

全世界の注目を集めるハリウッド実写版「ドラゴンボール」。その邦題が原題と同じく『DRAGONBALL EVOLUTION』に決定し、待望の新予告篇が日本で世界初解禁となる。コミックスをベースとしながらも実写ならではのオリジナル・ストーリーで展開するこの作品。それはタイトル通り、より“進化”したアクションとスケール感に溢れた超大作として、もう間もなく観客の前に姿を現すことだろう。
『DRAGONBALL EVOLUTION』は全世界に先駆け、2009年3月13日から日劇1ほか全国で超拡大公開される(全米は4月8日公開)。


News_20081211_1 『DRAGONBALL EVOLUTION』
 “DRAGONBALL EVOLUTION ”
2009年3月13日~日劇1ほか全国超拡大ロードショー
配給:20世紀フォックス映画 
http://www.foxjapan.com/

2008 12 11 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 10, 2008

“韓国映画ショーケース2008”開催

News_20081210_1 韓国映画の実力と魅力の再発見、そして日韓映画人のより深い交流を提唱するため、昨年開催された“韓国映画祭ショーケース”。今年も最新作、世界の名だたる映画祭で高い評価を得た作品を厳選し、12月13日(土)から19日(金)までの1週間開催されます。

News_20081210_2 今年の上映作品は、昨年同様9作品。その内、現時点(2008年12月9日現在)で日本公開が決まっているのは1作品のみ。この機会を逃すと、もしかしたら観ることが出来ない作品もあるかもしれないので、興味のある人はぜひ足を運んでみて下さい。
上映される9作品は以下の通り。また、作品によってはゲストの来場があるので、詳細は公式ホームページでご確認下さい。
News_20081210_3

《韓国映画ショーケース2008》

〈上映作品〉
●『あの人は遠くへ』
  2008年/126分/カラー/35mm
  監督:イ・ジュンイク 出演:スエ、他

●『お熱いのがお好き』
  2007年/114分/カラー/DLP
    監督:クォン・チルイン 出演:イ・ミスク、他

●『クロッシング 祈りの大地』
  2008年/107分/カラー/35mm
  監督:キム・テギュン 出演:チャ・インピョ、他
  ※2009年春~シネカノン有楽町1丁目ほか全国(地方は順次) 配給:シネカノン

●『サグァ』
  2005年/118分/カラー/35mm
  監督:カン・イグァン 出演:ムン・ソリ、他

●『セカンド・ラブ』
  2006年/104分/カラー/DLP ※米合作
  監督:キム・ジナ 出演:ハ・ジョンウ、他

●『ヘンゼルとグレーテル』
  2007年/116分/カラー/DLP
  監督:イム・ピルソン 出演:チョン・ジュンミン、他

●『ベイビー・アンド・ミー』
  2008年/98分/カラー/DLP
  監督:キム・ジニュン 出演:チャン・グンソク、他

●『待ちくたびれて』
  2008年/110分/カラー/DLP
  監督:リュ・スンジン 出演:ソン・テヨン、他

●『目には目を』
  2008年/101分/カラー/35mm
  監督:クァク・キョンテク 出演:ハン・ソッキュ、他

〈会期〉
  
2008年12月13日(土)~19日(金) 

〈会場〉
  
シネカノン有楽町1丁目(電話03-3283-9660)

〈料金〉
  
前売券:1回券1,300円/5回券5,000円
  当日券:1回券のみ1,500円
  ※全席指定
 ※タイムテーブル、ゲスト情報、チケット情報、その他の詳細は公式HPをご覧下さい。
  尚、作品、上映回によっては既に完売の場合もございます。
  
http://www.cqn.co.jp/ks2008/

2008 12 10 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 08, 2008

『赤い糸』キャスト舞台挨拶&囲み取材報告

News_20081208_1
中高生の圧倒的支持を受け、“伝説のケータイ小説”と呼ばれている「赤い糸」(メイ/著)が、映画とTVドラマを完全連動させた映像メディアミックスプロジェクトとして始動。物語を細部に至るまでリンクさせた映画と連続ドラマが同時期に公開(12月20日~)、放送(12月6日~)される。それに先立つ12月5日、ワーナーマイカルシネマズみなとみらいでTVドラマ版「第1、2話」を先行上映。メイン・キャストの南沢奈央、溝端淳平、木村了、岡本玲が舞台挨拶及び囲み取材を行なった。

News_20081208_2 同じキャスト、スタッフで、主人公の恋愛を主軸に、現代の中高生たちの青春群像劇を描いたこの作品。映画ならではのダイナミックなシーン、ドラマならではのエピソードを織り込み、互いに絡ませながら、同じ時の流れが別の角度から構築されて行く。そこでは、映画、ドラマそれぞれに完成された物語でありながら、両方観ることにより更に深みを増す幅広い群像ドラマを楽しむことが出来る。これは、映画、放送、音楽、そして携帯電話という通信メディアを総合的にリンクさせた、新しいメディアミックスプロジェクトだ。
南沢奈央、溝端淳平、木村了、岡本玲は、それぞれ作品について以下のようにコメントした。

南沢「この作品に出会えたことが“赤い糸”。“出演が決まった”という知らせを聞いた時に事務所の方とご飯を食べていたレストランがロケに使われることになったりと、運命を感じます。ドラマの第1話の見所は、私が演じる芽衣の初々しい恋愛の話。2話はたくさんの人が出て来て明るく楽しい雰囲気なので、ぜひ観て下さい」

溝端「撮影は天候にも恵まれて順調に進んでいます(編注:映画は今夏に撮影終了、ドラマは現在も撮影中)。こんなに同じキャストと一緒にいられる作品はないので嬉しいですね。キャストの女性陣は年下なのにとてもストイックでしっかりしていて……。見習う部分がとてもありました。男性陣の方が子供だなぁと(笑)。現場は凄く楽しいです」

木村「先日、20歳になりました。20歳になって演じた役が、この中学生のたかチャン役(笑)。この作品では、役の感情の流れを切らさないようにしながら、中学生から高校生へと成長させていくのが難しかったです。ドラマの第1、2話ではアクションシーンもあるので楽しんで観て下さい」

岡本「劇場版の試写を観たファンの方から“映画で過呼吸になるぐらい泣いたのは初めて”というコメントを頂いて嬉しかったです。私もイベントで、HYさんの主題歌“366日”を聞いた時は過呼吸になるぐらい泣きました(笑)。凄くいい歌で、何度聴いても飽きないです」

News_20081208_3映画版『赤い糸』
配給:松竹 12月20日(土)~丸の内プラゼールほか全国ロードショー
公式サイト 
http://www.akai-ito.jp/

TV版「赤い糸」
12月6日(土)~毎週土曜日23時10分/CX系で放送中
公式サイト 
http://wwwz.fujitv.co.jp/akai-ito/

2008 12 08 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 05, 2008

特集「脚本家 荒井晴彦」でロマンポルノを上映!

Ai_roman_20081205_1 神奈川県川崎市の川崎市市民ミュージアムで特集「脚本家 荒井晴彦」が開催され、その中でロマンポルノ作品が8作品上映されます。

映画の多様性を検証するための試みの1つとして、脚本家の仕事にスポットを当てる。そんな特集に今回選ばれたのは、脚本家として1977年にデビュー、現在は監督、「映画芸術」発行人・編集長としても活動する荒井晴彦。“人間”を独自の視点で感情豊かに描いて来たその仕事を、多種多様な作品(計18作品)の上映と彼に縁のある映画人(計16人予定)を招いてのトークショーで検証します。
どの作品も一度は観ておいて損のない、“ピンキリ”だったロマンポルノ作品群の水準以上の作品ばかり。開催は土・日に限定されていますし、貴重な話が聞けるはずのトークショー(無料だそうです!)も含め、興味のある作品がありましたらぜひお出掛け下さい。

《ロマンポルノ上映情報(一般館)》

▼「脚本家 荒井晴彦」 
   2008年12月6日(土)~27日(土)
   神奈川県川崎市/川崎市市民ミュージアム・映像ホール

12月6日(土)
 13時30分~(本篇82分) 
      
『新宿乱れ街 いくまで待って!』 (1977年9月17日封切)
        監督:曽根 中生 出演:山口 美也子、日夏 たより、他

12月7日(日)
 16時30分~(本篇93分) 
      
『ベッド・イン』 (1986年12月20日封切) ※DVD未発売
        監督:小沼 勝 出演:柳 美希、伊藤 裕平、他

12月14日(日)
 13時30分~(本篇73分)  
      
『赫い髪の女』 (1979年2月17日封切)
        監督:神代 辰巳 出演:宮下 順子、石橋 蓮司、他

 16時00分~(本篇96分) 
      『待ち濡れた女』 (1987年12月19日封切)
        監督:上垣 保朗 出演:中村 晃子、高橋 長英、他

12月20日(土)
 16時00分~(本篇69分)
      『暴行儀式』 (1980年2月16日封切) ※DVD未発売
        監督:根岸 吉太郎 出演:紗貴 めぐみ、水島 美奈子、他

12月26日(金)
 15時30分~(本篇83分)
      『嗚呼!おんなたち 猥歌』 (1981年10月23日封切) ※DVD廃盤
        監督:神代 辰巳 出演:角 ゆり子、中村 れい子、他

 18時00分~(本篇75分)
      『母娘監禁 牝(めす)』 (1987年2月28日封切) ※DVD廃盤
        監督:斉藤 水丸 出演:前川 麻子、加藤 善博、他

12月27日(土)
 16時40分~(本篇102分)
      『ダブルベッド』 (1983年8月5日封切)
        監督:藤田 敏八 出演:大谷 直子、石田 えり、他

※1日2作品上映。1回目と2回目の上映の間にトークショーあり。
  ロマンポルノ以外の上映作品及びタイムテーブル、トークショー出演者、その他の詳細につきましては川崎市市民ミュージアム公式HPをご覧下さい。
 
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/

《ロマンポルノ書籍情報》
貴重なインタビューと資料で構成された「愛の寓話」シリーズ。
購入は
http://www.cine-pause.com/book.htm

《ロマンポルノDVD情報》
ロマンポルノ作品のDVD。
購入は
http://www.geneon-ent.net/view_default.php
※ロマンポルノ作品は画面左端“DVD/CD”内にある“趣味”の分類で販売されています。

Ai_roman_20081205_2 『新宿乱れ街 いくまで待って!』
発売:日活=ジェネオン 販売:ジェネオン GNBD-1345 3,990円・税込

Ai_roman_20081205_3 『赫い髪の女』
発売:日活=ジェネオン 販売:ジェネオン GNBD-7309 3,990円・税込

Ai_roman_20081205_4 『待ち濡れた女』
発売:日活=ジェネオン 販売:ジェネオン GNBD-1247 3,990円・税込

Ai_roman_20081205_5 『ダブルベッド』
発売:日活=ジェネオン 販売:ジェネオン GNBD-7325 3,990円・税込

2008 12 05 [ロマンポルノ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 04, 2008

『英国王 給仕人に乾杯!』公開記念“メンツェル映画祭”

News_20081204_1 チェコを代表する世界的な巨匠イジー・メンツェル(1938年2月23日生まれ。チェコ〔チェコスロバキア〕、プラハ出身)。心に沁みる“現代の寓話”を紡ぎ続け今年70歳を迎えた彼の最新作『英国王 給仕人に乾杯!』(2007)が、12月20日(土)からシャンテシネほか全国(地方は順次)で公開される。またそれに合わせ、代表作2作品を特別上映する“メンツェル映画祭”の開催が決まった。

メンツェルは、28歳の若さで発表した長篇第1作『厳重に監視された列車』(1966)でいきなりアカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞。一躍世界的脚光を浴びる。だがその頃、チェコスロバキアには“プラハの春”に対するソ連による“弾圧の嵐”が吹き荒れていた。そうした中で発表された『つながれたヒバリ』(1969)は、心に沁みる優しい寓話という顔の裏に鋭い体制批判を忍ばせた傑作となったが、それ故に完成と同時に公開禁止処分となる。だが20年後、処分解禁になり、ベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)受賞。それは異例の快挙だった。笑いと愛が溢れ、厳しさの中にも温かなまなざしを忘れない――そんな作風に魅せられるファンは世界中に多い。とはいえ、政府の厳重な監視下に置かれていたせいか、日本で正式公開されたメンツェル作品は僅か4作品。『スイート・スイート・ビレッジ』(1988.4.9公開)に始まり、『つながれたひばり』(1990.8.25公開)、オムニバス作品の一挿話『10ミニッツ・オールダー イデアの森「老優の一瞬」』(2003.12.20公開)、そして『英国王 給仕人に乾杯!』。『厳重に監視された列車』は今回が初の正式公開となる。
『英国王 給仕人に乾杯!』の舞台は、ナチス・ドイツ占領下のチェコスロバキア。田舎町のホテルのレストランでビール注ぎの見習いとなったヤン(二人一役:I・バルネフ〔青年〕/O・カイゼル〔老年〕)は、やがてプラハで最高に美しいホテルの給仕人となる。それは順調な人生のように思えたが……。“不運は幸運とドンデン返し”。そんな運命に翻弄されながらも激動の時代を生き抜いたヤンを通して綴られるのは、激動のチェコ現代史だ。こう書くと堅苦しく感じてしまうが、決してそんなことない。甘美な映像と贅沢な音楽、そしてあくまでも軽やかな語り口。“ビール王国”チェコならではの美味しそうなビールがたくさん出て来るのは嬉しいおまけ。厳しい物語ながら不思議と豊かな気分になって来る。これは、大人を満足させる繊細さと洗練を持った“現代の寓話”だ。この機会にぜひ、豊かな時が静かに流れるメンツェルの世界を堪能して欲しい。

《『英国王 給仕人に乾杯!』公開記念――シャンテシネ特別企画●メンツェル映画祭》
フランス映画社配給/バウ・シリーズ作品

〈2008年12月6日(土)~12日(金)〉
●『スイート・スイート・ビレッジ』

  出演:ヤノーシュ・バーン、マリアン・ラブダ、他
  1985年/チェコ/カラー/102分/スタンダード/モノラル
  ※1986年モントリオール国際映画祭審査員特別賞受賞
News_20081204_2

〈2008年12月13日(土)~19日(金)〉
●『厳重に監視された列車』

  出演:ヴァーツラフ・ネツカーシュ、イトカ・ベンドヴァー、他
  1966年/チェコスロバキア/B&W/スタンダード/モノラル
  ※1967年アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
News_20081204_3

〈新春第1弾公開:2008年12月20日(土)~〉
●『英国王 給仕人に乾杯!』

  出演:イヴァン・バルネフ、オルドジフ・カイゼル、他
  2007年/チェコ/カラー/120分/ヴィスタ/ドルビー(SRD:SR)
  ※2007年ベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
   2007年チェコ金獅子賞
   最優秀作品・最優秀監督・最優秀助演男優・最優秀撮影賞受賞
News_20081204_4

シャンテシネ(電話 03-3591-1511) ※全席指定/初回を除く
※タイムテーブル、料金、等の詳細は直接劇場にお問合せ頂くか劇場HPをご覧下さい。
http://www.tohotheater.jp/
※作品の詳細、シャンテシネ以外での上映情報につきましては配給会社HPをご覧下さい。http://www.bowjapan.com/index.php

2008 12 04 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

Dec 03, 2008

『マダガスカル2』アフレコ爆笑レポート。

News_20081203_1 ドリームワークス アニメーションが2005年に製作した大ヒット作の続篇『マダガスカル2』の日本公開が、2009年3月14日(土)に決定(全米は2008年11月7日)。TFCスタジオセンター(東京都)で日本語吹替版のアフレコ取材が行われ、前作と同じキャラクターのライオン/アレックス=玉木宏とシマウマ/マーティ=柳沢慎吾が取材に応じた。「どうよ玉ちゃん!」との柳沢の呼び掛けにちょっと面食らう玉木。4年振りにも関わらず全くブランクを感じさせない息の合ったその掛け合いに、思わず笑いも起こった。

News_20081203_2_2 アフレコ後ということもあり、玉木が「唇が乾いてますが、緊張してますか?」と柳沢に突っ込むと、柳沢は「全く緊張してないよ、しかもちゃんと持ってるからね!」とポケットに忍ばせたリップクリームを取り出し余裕の対応。お馴染みのマシンガントークが冴え渡った。一方、玉木は、「前回とは少し違う、アレックスの心情を感じて欲しい。友情や家族愛といった普遍的テーマもあるので、ぜひ全国の方に観て頂ければ」と、本作に懸ける意気込みを熱く語った。
取材終了間際、「そろそろ年末で、事件や事故も多いと思うのですが……」という記者からの突然のフリに、「あのさぁー、そういうのは前もって準備があるんだからぁ~」と柳沢さん。そのまま流すかと思いきや、スタッフに「タバコない? タバコない!?」と駆け寄り、スタッフが大慌てでタバコを探し出すと、何と即興であのお馴染みの“警察コント”がスタート! 「えー、『マダガスカル2』のアフレコ現場で事故発生! 至急PCを要請!」。思わぬ展開にマスコミやスタッフ、玉木までもが思わず大笑い。大爆笑の中、アフレコ取材が終了した。
『マダガスカル2』は2009年3月14日から新宿ピカデリーほか全国でロードショー公開される。

〈Voice Cast〉
ライオンのアレックス:玉木 宏(ベン・スティラー)
シマウマのマーティ:柳沢 慎吾(クリス・ロック)
キリンのメルマン:岡田 義徳(デヴィッド・シュワイマー)
カバのグロリア:高島 礼子(ジェイダ・ピンケット=スミス)
ペンギンズ 隊長:アンタッチャブル/山崎 弘也
ペンギンズ 新人:アンタッチャブル/柴田 英嗣
キング・ジュリアン:おぎやはぎ/小木博明(サシャ・バロン・コーエン)
モーリス:おぎやはぎ/矢作 兼
※( )内はオリジナルキャスト

News_20081203_3
『マダガスカル2』
 “MADAGASCAR:ESCAPE 2 AFRICA”
2009年3月14日(土)~ 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式サイト 
http://www.madagascar.jp

2008 12 03 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Dec 02, 2008

第9回東京フィルメックス閉幕。

News_20081119_1 「映画の未来へ」をキャッチフレーズにしたプログラムで映画ファンの注目を集める「東京フィルメックス/TOKYO FILMeX」。9回目を迎えた今年は11月22 日(土)から開催され、30日(日)に9日間の会期を終了した。

スクリプターとして巨匠・黒澤明の作品を支えてきた野上照代を審査員に迎えた今年の受賞結果は以下の通り。

《第9回東京フィルメックス受賞結果》
▼会期
  2008年11月22日(土)~11月30日(日)

▼審査委員長
  野上 照代(元黒澤プロ プロダクション・マネージャー)

▼審査員
  ソン・イルゴン(監督)
  イザベル・レニエ(ジャーナリスト、映画評論家)
  レオン・カーファイ(俳優)
  レオン・カーコフ(サンパウロ映画祭代表)

〈最優秀作品賞〉
『バシールとワルツを』 監督:アリ・フォルマン
News_20081202_1

〈審査員特別賞 コダックVISIONアワード〉
『木のない山』 監督:ソヨン・キム
『サバイバル・ソング』 監督:ユー・グァンイー
News_20081202_2

〈アニエスベー・アワード〉
『愛のむきだし』 監督:園 子温
配給:ファントム・フィルム 
http://www.phantom-film.com/ 
2009年1月下旬よりユーロスペースほか全国(地方は順次)
News_20081202_3

※『愛のむきだし』以外の日本公開は未定(2008年12月1日現在)
※その他、詳細は公式HPをご覧下さい。 東京フィルメックス公式ホームページ 
http://www.filmex.net/

2008 12 02 [シネマニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック