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Jun 03, 2009
“女性の伝記映画”に惹かれる私。
『サガン―悲しみよ こんにちは―』 “SAGAN”
6月6日~Bunkamura ル・シネマほか全国公開
公式サイト http://www.sagan-movie.com/
監督:ディアーヌ・キュリス 出演:シルヴィー・テステュー、ピエール・パルマード、他
2008年/フランス/122分/ヴィスタ/ドルビー(SRD:SR)
配給:ショウゲート
いよいよ梅雨入り間近ですね。
窓ガラス越しに外の雨を見ながらひとりお茶をする、という時間が私は好きです。
この映画を反芻しながら、そんなひとときを過ごせたら、贅沢だなと思いました。
いわゆる“女性の伝記映画”には、とても興味を惹かれます。
この世に生を受け、少女時代を経て就職、結婚、出産、その後……
といった人生のいろいろな局面を、同性として疑似体験できるからかもしれません。
今日観てきたのは、『サガン―悲しみよ こんにちは―』。
フランソワーズ・サガンの人生は、
18歳の夏休みに書いたデビュー作「悲しみをこんにちは」をきっかけに
華々しく豪華に、世界中の注目を集めるようになりました。
でも、華麗な交友関係に彩られる日々は賑やかでありながら、どこか孤独でした。
お酒や浪費に溺れてあちこちで衝突を繰り返しながら、
何とか歩んでゆくひとりの女性作家。
燃費の悪い大型高級車で、
ガツガツと事故を繰り返しながら進むような生き方だと思いました。
何もかも大袈裟で、あれこれが凝縮された彼女の人生は、
やはり平凡な私たちとは違うのでしょう。
でも、不思議に共感できると思います。
彼女の人生を垣間見ることによって、
生きていく上での何かしらのヒントや励まし、慰めが得られるように思いました。
サガンを、最後にはとてもいとおしく感じる作品です。
皆さんもぜひどうぞ。
それではまた次回です♪
(中澤 有美子)
中澤有美子/Yumiko Nakazawa
1975年4月26日生まれ。千葉県出身。テレビ信州のアナウンサーを
経てフリーに。TBSを中心に活躍中。セントフォース所属。
セントフォースHP http://www.centforce.com/
中澤有美子ブログ http://ameblo.jp/nakazawa-yumiko/
「安住紳一郎の日曜天国」HP http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/
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コメント
cordon-jさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
まだちょっとペースが遅いですが、中澤さんと編集長にお願いして頑張ってもらいますので、これからもよろしくお願いします。
投稿者: 編集部 (Jul 3, 2009 1:39:33 PM)
先週の土曜日午前に渋谷BUNKAMURAのル・シネマで本作品を観ました。観客はやはり年配の女性が多かった気がします。サガンさんの作品は読んでいませんが、映画は部分的に観たかもしれません。
映画は、18歳で思わぬ栄誉を得た主人公が人生と格闘しながら、最後まで自分の生き様を貫き通す姿を描いていました。満たされぬ愛を奔放に追い求める主人公が、孤独で空虚な生活を取巻きや薬物で埋め合わせようとする姿は、痛々しくも不可解でした。
ただ、主人公が作品を書けなくなる不安から発した、つぎのような言葉に共感を覚えました。「喜びのないセックス、酔えない酒、たどりつけない旅」
飲むほどに気分が冴えてしまうことってありますよね。人は妄執に囚われると、無限の闇を彷徨うしかないのでしょうか。改めて童話『青い鳥』の戒めが想い起こされます。
本作品を観て、25日に死亡が伝えらたマイケル・ジャクソンさんを連想せずにはおれませんでした。若くして獲得した有り余るお金と栄光。一方で、天分の消費を求め続けるファンやマスコミからの好奇と嫉妬。若い心が耐え抜くには過酷すぎますね。ジェームズ・ディーンさんが自動車事故を起こさなかったら、サガンさんの人生に似たものになったのかと、ふと想像してしまいました。
ところで、本作品の公式サイトによると、サガン役のシルヴィー・テステューさんは映画『ビヨンド・サイレンス』で主人公も演じていたのですね。この映画は今も心に残っています。
投稿者: cordon-j (Jul 2, 2009 5:34:53 AM)

