Jan 22, 2009
vol.3:ストーカーの恐怖と哀しみ、『ザ・ファン』
Pause 1996年10月号 試写会募集告知
創刊3号、10月号の“Pause Cine Club”では、「秋の映画祭り」と題して4作品連続試写会を開催。他社とのバッティングを嫌がらず、快く作品を提供して下さった4社には感謝です。「Pause」は映画に実績のない出版社の媒体でしたが、これ以降、“Pause Cine Club”は軌道に乗りました。第1弾は『ザ・ファン』。同じホールで豪華に2日間連続開催でした。
『ザ・ファン』は、今で言う“ストーカー”物。狂信的ファン(ロバート・デ・ニーロ)がメジャーリーグのスター選手(ウェズリー・スナイプス)を恐怖のどん底に引きずり込みます。監督もキャストも有名なのにDVDは廃盤のまま、評価もイマイチ地味なこの作品。ですが、決して陽性ではないトニー・スコットの本質を見るという意味だけでも興味深い作品です。“野球シーンに迫力がない”なんて言っちゃいけません。オリンピックから野球を追い出しちゃった“クリケットの国”の人ですからね、T・スコットは……(苦笑)。
《作品データ》
『ザ・ファン』 “THE FAN”
1996年/アメリカ/117min./カラー/スコープ/ドルビー(SRD、SDDS:SR)
監督:トニー・スコット
脚色:フォエフ・サットン(原作:ピーター・エイブラハムズ)
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:ハンス・ジマー
主演:ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス、
エレン・バーキン、ジョン・レグイザモ、他
配給:日本ヘラルド映画
Cine Club開催概要:1996年9月10、11日 渋谷東邦生命ホール
日本公開:1996年10月26日 日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系
ソフト:DVD/廃盤
BD/未発売
2009 01 22 [PauseCineClub HISTORY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Nov 05, 2008
vol.2:名作ゴシックホラーの新解釈『ジキル&ハイド』
Pause1996年9月号 試写会募集告知
アクション大作『イレイザー』でハデに幕を開けた“Pause Cine Club”。“見開きカラー”の迫力ある告知ページも評判になったその2回目は、ハデな1回目から一転、名匠スティーヴン・フリアーズがゴシックホラーの新解釈に挑んだ渋い新作、『ジキル&ハイド』でした。提供はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。ジュリア・ロバーツとジョン・マルコヴィッチの共演が映画ファンの注目を集め、前回同様、場内満席となりました。
紳士的な科学者ジキルの下で働く小間使いのメアリーは、ある日、彼の“もう1つの顔”を知り……。原作は、二重人格を描いたゴシックホラーの名作を新解釈したヴァレリー・マーティンの小説。SFXを駆使してハデにしようと思えばいくらでも出来た物語だけど、それを避けたフリアーズ。にも拘らず、終盤、不自然に置かれたハデな描写。そんなバランスの悪さが気になってしまうのがちょっと残念だったことを、今でも思い出します……。
《作品データ》
『ジキル&ハイド』 “MARY REILLY”
1996年/アメリカ/108min./カラー/ヴィスタ/ドルビー(SRD、SDDS :SR)
監督:スティーヴン・フリアーズ
脚色:クリストファー・ハンプトン(原作:ヴァレリー・マーティン)
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ジョージ・フェントン
主演:ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコヴィッチ、
ジョージ・コール、マイケル・ガンボン、他
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
Cine Club開催概要:1996年8月26日 ヤマハホール
日本公開:1996年8月31日 東劇ほか全国松竹・東急系
ソフト:DVD/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 3,990円
BD/未発売
2008 11 05 [PauseCineClub HISTORY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Oct 03, 2008
vol.1:アクション大作!『イレイザー』
Pause1996年8月号 試写会募集告知
“読者に様々な作品との出会いを提供するべく”、創刊号から始めた“Pause Cine Club”。記念すべき第1回作品は、ワーナーが1996年夏の目玉として用意したアクション大作『イレイザー』。いかにも女性誌な作品にしなかったことを、今でも良かったと思っています。
96年夏は『イレイザー』(配収17億円)の他に、UIPの『ミッション:インポッシブル』(1996、ブライアン・デ・パルマ/配収36億円)と『ツイスター』(1996、ヤン・デ・ボン/配収24億円)が大作として登場、映画街を盛り上げました。重要事件の証人を守るため、彼らの過去を消去する政府特別情報局員“イレイザー”が、武器密売組織に狙われた女性を守って戦うこの作品。手堅い演出とハデなアクションはテンポ良く、悪役が“おヌシもワルじゃのう”とせせら笑う姿はまるで日本の時代劇のような可笑しさ。配収ではUIPの2作品に負けてしまいましたが、バランスの取れた完成度という意味では勝っていたと思います。
《作品データ》
『イレイザー』 “ERASER”
1996年/アメリカ/115min./カラー/スコープ/ドルビー(SRD、DTS、SDDS :SR)
監督:チャールズ・ラッセル
脚本:トニー・バイヤー、ウォーロン・グリーン
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:アラン・シルベストリ
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ヴァネッサ・ウィリアムズ、
ジェームズ・カーン、ジェームズ・コバーン、他
配給:ワーナー・ブラザース映画
Cine Club開催概要:1996年7月17日 ヤマハホール
日本公開:1996年8月3日 丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系
ソフト:DVD/ワーナー・ホーム・ビデオ 2,100円
BD/ワーナー・ホーム・ビデオ 4,980円(2008年11月19日発売)
2008 10 03 [PauseCineClub HISTORY] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

